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あの甘寧が? 天下二分の計を唱えた三国志一の海賊王

この記事の所要時間: 223

甘寧 ゆるキャラ 三国志

甘寧興覇(かんねい・こうは)は、生没年不詳の豪傑です。

先祖は、南陽(なんよう)郡に住んでいましたが、

甘寧の何代か前に、ド田舎の巴蜀(はしょく)の地へと移住しました。

 

甘寧は当初、郡の会計係をしていましたが、退屈な役人暮らしに、

愛想が尽きたのか、仕事を投げ出して家に引っ込みます。

 

 

 

甘寧が海賊行為を始めたきっかけ

羽飾り 甘寧

 

元々が、豪快で任侠の気風を持つ人だったので、

無頼の青年が甘寧について慕うようになると、彼等を組織して、

私設の部隊を造り上げ、海でも陸でも暴れ回るようになります。

 

甘寧の部隊は、皆羽飾りで身体を飾り、また鈴をつけていたので、

近隣の住民は、甘寧の部隊が近くにきているのがすぐ分かったそうです。

 

甘寧は、傍若無人で、道で役人に会うと、それがどれだけ高位でも

自分達を接待するように言いつけて、断ると手下に屋敷を襲わせて

財産を強奪しました。

 

まさしく怖い者なしの、やりたい放題の海賊王です。

 

 

乱暴な甘寧くん、しかし急に大人しくなる

三国志 書籍

 

一方で、自分を重んじて褒賞を与える地元の役人に対しては、

義理堅く、自警団を買ってでて、領内で治安を乱す、人間を逮捕、

制裁を加えるという事もしていました。

 

そのような生活を20年余り続けた後、

甘寧は、思う所あって乱暴をぴたりと辞めて、書物を読むように

なっていったといいます。

 

 

その後の甘寧はどうなったの?

董卓えらそう 独裁

さて、菫卓(とうたく)が洛陽を支配すると、

その配下の沈弥(ちんや)という武将が、劉璋(りゅうしょう)が

支配する益州を支配しようとやってきます。

 

甘寧は「劉璋に乱世を切り抜けられる才覚は無い」と見限り、

沈弥と共に、反乱軍を起こしますが、劉璋軍に敗れてしまい荊州へと逃亡します。

甘寧は、配下として800名の食客を連れて、

荊州の劉表(りゅうひょう)を訪ねて、仕官しますが、

文を重んじて武を軽んじる劉表は、見た目が粗暴な甘寧に

嫌悪感を持ち、これを重くは用いませんでした。

 

甘寧の方も、劉表を「天下を獲る器ではない」と見て、

その下から離れ、呉の孫権(そんけん)を目指して、南下していきます。

 

 

呉の孫権を目指し南下するが・・・

甘寧 裏切る ゆるキャラ

しかし、夏口には、劉表配下の黄祖(こうそ)の軍勢が駐屯していて、

それ以上は、南下できず、止むなく黄祖の部下として仕えていたのです。

 

黄祖は、劉表の配下だけあり、人物は劉表よりもずっと下でした。

さらに、臆病で猜疑心が強い、黄祖は、甘寧の配下を引き抜こうなどとし

甘寧を弱体化しようとしたばかりではなく、

 

呉軍を撃退して、黄祖の窮地を救った甘寧に何の恩賞も与えませんでした。

これに愛想が尽きた、甘寧は呉に降り、以後は孫権の配下の武将として、

勇名を轟かせるようになります。

 

 

甘寧は孫権の特徴を知っていた

遅れて来た孫権 英雄

また、甘寧は、ただの猛将ではなく、以前、蜀にいた経験から、

蜀が与しやすい事を知っており、孫権に対して、

 

「荊州の劉表を討ち、次ぎに益州の劉璋を討ち果たし、

その上で、曹操と対峙して、天下を決する」

という天下二分の計を進言しています。

 

同様のプランは、周瑜、そして魯粛も持っていて、

孫権に進言していました。

 

この計略が図に当たると、劉備は滅ぶほかにないので、

まさに赤壁以前から、蜀と呉は一度激突する運命だったのでしょう。

 

孫権は、甘寧に全幅の信頼を置き、

「曹操には張遼がいるが、私には甘寧がいる」と度々口にしていました。

 

 

このように甘寧は単純に乱暴な猛将ではなく、

自らも天下統一のプランを持ち、仕えるべき主君を品定めする

つきぬけた人物だったのです。

 

 

 

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この記事を書いた人:kawauso

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自己紹介:

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

 

この記事のデザインを担当した人:よりぶりん

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よりぶりん

自己紹介:

イラスト担当のよりぶりんです!大好きな三国志を壊さないように、ゆるく描けたかな?と思います。

『はじめての三国志』と言えば、このイラスト!と思って頂けるようにゆるく頑張ります!

好きな歴史人物:

呂布、前田 慶次
何か一言:

やっぱり劉備軍が描きやすいけど、馬騰一族も捨てがたいなぁ~

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