71話:黄祖に邪険にされ、甘寧は孫権に寝返る

孫権 冠

 

甘寧(かんねい)が呉に投降してきたと聞いて、

孫権(そんけん)は当初、わけがわかりませんでした。

どうして、呉を破った功労者である甘寧が自分達に投降してきたのか、、

 

しかし、これは千載一遇のチャンスではあります。

何しろ、黄祖(こうそ)軍、最大の強敵が自分達に降伏したのです。

孫権は、取るものも取りあえず、甘寧に引見しました。

 

甘寧:「黄祖は、ケチで猜疑心が強く、私を嫌っております、、

この間の戦いでも、あなたがた呉軍を退けて窮地を救ってやったのに

黄祖は、何の恩賞も与えぬばかりか、ますます警戒してきました。

このような狭量の男にはほとほと愛想が尽きたのです。」

 

前回記事:70話:孫権、父(孫堅)の弔い合戦を始めるよ。黄祖討伐編

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甘寧は孫権に敵陣の情報を伝える

甘寧 裏切る ゆるキャラ

 

甘寧は、孫権が自ら、引見してきたのに気を良くして、

黄祖の性格から、陣営の様子、人民にどう思われているかまで、

すっかり孫権に喋ってしまいます。

 

孫権:「甘将軍、私は、是が非でも黄祖を討伐し、我が父の仇を討ちたい

黄祖を倒すよい方法はないか?」

 

孫権が尋ねると、甘寧は、、

 

甘寧:「ただ、仇討ちのみならず、荊州を抑える事は天下を獲るのに必要不可欠です

幸いにして、黄祖は徳薄く、猜疑心が強いので名だたる武将は、

誅殺を恐れて、彼の下を離れ、残るは小物ばかりです。

また軍規も乱れ、兵は暴虐、それに住民から重税を取っているので、

全く人気もありません。

私に先陣を任せて頂ければ、造作もなく黄祖の首を取ってみせます。」

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周瑜を総大将、甘寧を副将で再出陣

影の薄い孫権

 

そのように堂々と答えたので、孫権は喜び、周瑜(しゅうゆ)を

総大将として、甘寧を副将につけて、黄祖を攻撃させました。

 

黄祖の水軍は長江に大軍を浮かべて、進んできますが、

海賊出身の甘寧は、水戦はお手のものでした。

直ぐに、自分の艦を黄祖軍の旗艦に突撃させていきます。

 

大混乱に陥った黄祖の水軍に呂蒙が火を放ち、

黄祖の船団は、火に包まれて壊滅してしまいます。

 

黄祖は、上陸した呉軍に攻められ、江夏城を守り切れず、

たった一人脱出しますが、呉軍の騎兵、馮則(ふうそく)という人物に

首を斬られて死亡しました。

※三国志演義では、甘寧に斬られたとされている。

 

孫権が自尊心が強い甘寧へ取った対応は?

孫呉(孫権黄蓋陸孫周瑜周泰) 

 

孫権は、周瑜、呂蒙(りょもう)の進言を受けて、

甘寧を新任の武将としては扱わず、譜代の家臣として扱いました。

 

自負心の強い甘寧は、この扱いに満足して、その後も孫権に忠誠を尽くし

魏の張遼に匹敵する、呉の甘寧として天下に名前を轟かします。

 

耳で聞いて覚える三国志

 

 

次回記事:72話:劉琦の恩返し、劉備江夏城へ入る

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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