キングダム
官渡の戦い




はじめての三国志

menu

デザイン担当:よりぶりん

孫策を自分の息子にしたいと思っていた袁術

袁術と孫策

孫堅逝く

孫堅(そんけん)の子の孫策(そんさく)が、父の死後、

袁術(えんじゅつ)の元に居た事は、よく知られています。

 

元々、徐州にいた孫策ですが、徐州牧、陶謙(とうけん)は、

何故か孫策が嫌いで、これに危害を加えようとしたので、

孫策は人を集めて、兄弟や母と共に、曲阿に移り、

そこで袁術の部下になります、西暦194年の事です。

 

 

袁術も孫策に期待をしていた

袁術と孫策

 

袁術は、孫策の立派な風采と態度を頼もしく思い、

「これは、孫堅を継いでワシの手足になるかも知れぬ」孫堅から

吸収していた部曲を返却しました。

 

 

この孫策、袁術軍の中でも評判の高い男で、袁術が大将に任じた、

張勲(ちょうくん)や、喬蕤(きょうずい)は、

その人柄に傾倒して交遊を結ぶ程でした。

 

それを見ていた袁術、おそらくボンクラの自分の息子と

孫策を比べこのようなセリフを吐きます。

 

「この袁術に孫策のような子があれば、

死んでも思い残す事はないのになぁ ぽつーん」

 

あの性格のひねくれねじ曲がり、優れた者には嫉妬心をむき出す袁術に、

そうまで思わせる程に、孫策は魅力がある人物であったようです。

 

でも、息子の袁耀(えんよう)の立場って一体・・・・・・

 

袁術らしくない心の広いセリフ

孫策

 

ある時、孫策の騎士が、罪を犯して逃げ、袁術の陣営に逃げた事がありました。

孫策は、それを追い、袁術の陣営に入り込んで、部下に命じてこれを斬殺します。

 

普通なら上官である袁術の陣営に無断で入るというのは罪です。

孫策もそれを知っていて、日を改めて袁術に謝罪に行きます。

 

しかし、袁術は怒るどころか、孫策の手を取り、顔を上げさせます。

 

「兵とは反逆を好むものだ、わしとて、部下が背いたら必ず憎んで、

斬り捨てる、孫策君と同じだよ、どうして謝罪なんかするのかね?」

 

おおっ!袁術とも思えない心の広い発言、しかし、いつもと違い、

孫策を特別扱いする袁術を見た、彼の家臣は、孫策を恐れて、

ますます敬うようになったようです。

 

何となく、普段の袁術の無茶苦茶ぶりが分かります(笑)

 

しかし、そんな袁術、孫策を自分の息子にしたいとまで言う割に、

いざ、ポストを与えるとなると不義理を繰り返します。

 

袁術は孫策に対してどんな不義理を繰り返したの?

東方 光

 

袁術は最初、孫策を九江の太守にすると約束して働かせていました。

ところが、イザ、その時になると陳紀(ちんき)という男を太守に任命します。

 

 

領地が欲しくて、命懸けで働いた孫策は、これに不満を持ちます。

 

次に、袁術は、徐州の呂布(りょふ)を討伐しようと、
盧江の陸康(りくこう)から兵糧を借りようとして、断られました。

 

そこで激怒した袁術は、孫策に命じて、陸康を討たせようとします。

 

実は、孫策も以前、陸康に面会を頼んだ時、これを断られた事があり

ひどく恨んでいた事がありました。

 

 

「孫策よ、わしは、以前、九江太守にそなたを任命する事を忘れて

陳紀を就けたのを後悔しておる・・

しかし、今度こそ、盧江を陥落させたら、そなたは盧江太守じゃ!」

 

 

孫策は太守になれるならと、命懸けで働き陸康を倒します。

 

 

そして、とうとう、陸康を倒して盧江を陥落させますが、

ここで、袁術は、また、自分の縁故である劉勲(りゅうくん)を太守にしたのです。

 

 

孫策:「あの、、猿ジジイ、、俺を利用できるだけ利用しようってんだな!」

 

 

孫策は独立を意識する

周瑜 孫策

 

孫策は失望して袁術に激しい恨みを持ち、この頃から独立を意識、

折しも、劉繇(りゅうよう)が曲阿に駐屯して袁術と敵対すると、孫策は自ら

この討伐を袁術に申し出て、たった数百名で袁術の下から離れていきます。

 

 

これが孫策の袁術からの独立に繋がるのですが、

なんだかんだで、結局、自分の縁故を採用して、孫策を失望させる

袁術、自称皇帝の名前にはじない小物っぷりですね。

 

 

 

今日も三国志をご馳走様でした。

 

 

 

※この記録は、呉書、孫破虜討逆伝に書かれている袁術の発言を

意味を変えない程度に読みやすくした事実です。

 

—自称皇帝の袁術をたっぷり紹介!—

 

 

 

こちらの記事もよく読まれています

袁耀

 

よく読まれてる記事:自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.1

 

紀霊 ゆるキャラ

 

よく読まれてる記事:自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.2

 

楊奉 ゆるキャラ

 

よく読まれてる記事:自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.3

 

張勲

 

よく読まれてる記事:自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.4

 

陳蘭

 

よく読まれてる記事:自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.5

 

 

この記事を書いた人:kawauso

kawauso

■自己紹介:

どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

関連記事

  1. 晋の陳寿 三国志の著者・陳寿のミステリー 前編:蜀滅亡
  2. 犬猫に襲われる孔明 【丞相ランキング】三国志で一番すごい丞相はいったい誰なの?
  3. 董卓 董卓軍の軍事組織はどうなっていたの?暴君の軍隊をミエルカしたよ
  4. 蜀馬に乗って戦場を駆け抜ける馬超 錦馬超の武勇はどこまで本物なの?正史と演義を比較してみよう
  5. 3000人の配下で孔明の庵を包囲する武闘派な劉備 【三顧の礼】演義の諸葛亮は居留守を使って自分を高く売った!?
  6. 曹沖が亡くなり悲しむ曹操 冥婚(めいこん)とは何?中国や三国志の時代に亡くなった人と結婚し…
  7. 騎射の術に長けた騎馬兵士 中華十弓は実在したの?仁淡兄弟は中華十弓に入れるの?
  8. 陸遜と孫権 江東の豪族・陸遜は政治家としては優秀だったの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 宋銭 お金と紙幣
  2. 岩崎弥太郎
  3. 残忍な曹丕
  4. 気球 三国志
  5. そろばんを叩く関羽
  6. 武田騎馬軍団 馬場信春
  7. 曹幹

おすすめ記事

  1. 【ネオ三国志】第6話:曹操美女にうつつを抜かして大敗北【蒼天航路】
  2. 姜維の墓は存在するの?中国の三国志観光スポット旅行
  3. 遊侠の人・郭解の悲しい最後、慕う人が多すぎて無残な最後を迎える
  4. 【三国志平話】高鳴る鼓動!呂布と曹豹、運命の出逢い 義理の親子の契りを結ぶ曹豹と呂布
  5. ブラウザ三国志|マーベラスにおとぼけが突撃じゃ!
  6. 64話:諸葛孔明の庵を3回尋ねる劉備、これが三顧の礼 三顧の礼 ゆるキャラ 孔明

三國志雑学

  1. 暴れまわる異民族に困る梁習
“はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. キングダム45
  2. 岳飛(南宋の軍人)
  3. はじめての三国志 画像準備中
  4. 解煩督 呉
  5. 趙姫
  6. 庶民、村人の家
  7. 燃える本能寺

おすすめ記事

キングダム キングダム 532話 ネタバレ予想:信が麻紘軍を率いて李牧と激突? 呉書を斬る!袁術に帝位を勧めたのは魯粛だった!? 阿会喃(あかいなん)と孔明 阿会喃、死んだらあかいなん!!孔明に裏切られた良い蛮族 織田信長 【センゴク】織田信長と伊勢・長島の一向一揆衆の戦いを解説するよ 後北条氏滅亡は氏政の判断ミスだった? 楊奉 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.3 張良と始皇帝 張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(1/3) 真田丸 武田信玄 武田信玄の魅力とは?なぜ歴史ファンは武田信玄に魅了されるのか?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP