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【5分で分かる】田中角栄とは何者なの?戦後最大の庶民宰相をザックリ紹介!

この記事の所要時間: 512




田中角栄

 

最近、政治家、田中角栄の人気が急上昇中です。

しかし、すでに亡くなって23年にもなる田中角栄が、

なぜ、今、脚光を浴びているのでしょう?

そこには、決められない政治、責任回避の社会が関係していると思います。

特に、政治家や企業の無責任体質は酷く、どうすれば責任を回避できるかで、

オロオロし、許されるなら土下座も辞さないという情けない状態です。

そんな中で、責任は全てワシが取る!という親分肌の田中角栄が、

年配者には懐かしく若年層には新鮮に映っているようです。

(写真引用元:http://bizlady.jp




でも、ぶっちゃけ分厚い本は読みたくねぇ・・

天才

 

そんな中、トレンドに疎い人だと言われたくないから、

さわりだけでも、田中角栄を知りたいという人も増えていますが、

一番売れている石原慎太郎の「天才」でも226ページもあります。

 

「俺は戦国や三国志の人物論は読むけど現代人はちょっと・・」

 

そういう方もいるでしょう、でも大丈夫、はじさんにお任せ!

田中角栄を扱いながら、ちゃんと三国志を絡ませて、

サックリ、すんなりと理解できるようにしますよ。




劉備玄徳のような、貧乏人からの出発!!

劉備 食客

 

田中角栄は、1918年(大正7年)新潟県刈羽郡二田村

大字坂田(現・柏崎市)に田中角次・フメ夫妻の二男として生まれました。

田中家は農家でしたが、兼業で父は牛馬を売買する仕事に、

祖父は農業の傍らで宮大工として働いていました。

 

特に母のフメは、寝る間も惜しんでの働きぶりで、幼い角栄は、

構ってもらえず、お婆ちゃんに育てられ、おばあちゃん子になった程です。

 

そんな田中家ですが、父の角次が鯉の養魚業や種牛の購入に失敗、

大きな負債を抱えて、家は極貧の苦しみに喘ぎます。

 

角栄は学業優秀で、小学生時代はずっと級長でしたが、その状態では

進学は望めず、高等小学校卒という肩書になります。

 

この辺りは、筵や草履を売りながら母子二人で暮らしていた、

劉備(りゅうび)に共通する所があります。

 

関連記事:コネ男・劉備から学ぶ人脈作り!コネクションの活かし方をコッソリ教えちゃいます!【ビジネス三国志】

関連記事:もうやめて…!劉備の黒歴史がまた発見される!?三国志の主人公の消された過去

 

苦しい生活でも向学心を忘れない呂蒙のような角栄

呂蒙

 

昭和9年、高等小学校を卒業した角栄に幸運が舞い込みます。

子爵で理化学研究所の所長であり、元貴族院議員でもあった、

大河原正敏が書生を募集しているという情報が入ったのです。

 

書生というのは、三国志の世界で言うと、食客のようなもので、

主人の仕事を引き受けたりしながら、有能だと段々重んじられます。

角栄も、大河原正敏の引き立てを期待して上京するのですが、

書生を募集しているという情報はデマだったようで門前払いになります。

 

落胆する角栄ですが、挫けず仮住まいとして入っていた

井上工業で働きながら、建築士になるべく予備校に通いつつ、

保険業界専門誌の記者や、貿易商会の配送員として働き出します。

 

この時に、幾つもの仕事を経験し、また苦学しながら建築士の

免許を取った事が角栄の人間観察力を磨いていきます。

 

極貧でも負けずに発揮される向学心は、

まるで呉下の阿蒙に非ずの呂蒙(りょもう)のようにも見えませんか?

 

関連記事:呂蒙(りょもう)ってどんな人?男子三日会わざれば刮目して見よ

関連記事:超短気の甘寧、凌統・呂蒙との珍エピソード

 

角栄の努力が、幸運を招き寄せる・・

建設 f

 

1936年、予備校を卒業し建築士事務所に勤めるようになった

角栄に思わぬ幸運がやってきます。

独立して「共栄建築事務所」を立てた頃、偶然に日比谷のビルの

エレベーターで大河原正敏と再会したのです。

 

大河原「おお、君は、いつかの書生くんじゃないか」

角栄「先生、その節は、どうもお世話になりました」

 

大河原「今は、どうしているのかね?」

 

角栄「はい、小さいながら個人で

建築事務所をやっています」

 

大河原は、角栄を気に入り、以後建築事務所は理研コンツェルンから

多くの受注を受けるようになり、会社も軌道に乗り出します。

まさに挫けずに一生懸命働く角栄に、幸運が味方してくれたのです。

 

戦後、政治家の道へ、曹操ばりのスローガンを掲げる

曹操 夏侯惇

 

角栄は、徴兵・従軍などを経た後、昭和20年に終戦を迎えます。

建築事務所は幸い、戦災を免れました。

そして、1945年、11月、進歩党の大麻唯男からの要請で事務所が

政治献金を行った事を切っ掛けに角栄も立候補する流れになります。

 

この選挙は選挙資金を流用されたり、後援者としてアテしていた人物が、

立候補してライバルになるなどで、37名中の11位で角栄は落選しますが、

ここで角栄は記憶に残る演説をぶっています。

 

「三国峠をダイナマイトでドカンとやれば、

新潟に雪は降らなくなります!

そうして崩した土砂で、そのまま日本海を埋めて

佐渡まで陸続きにすればいいんです」

 

これは、日本屈指の豪雪地帯の新潟の人々の胸を熱くする言葉でした。

冬は雪に閉ざされて、産業も育たず、多くが出稼ぎしていた新潟人は、

雪の降らない環境を切望していたのです。

 

実際、角栄は政治家になった後、上越新幹線を開通させるなど、

陸の孤島同様だった新潟のインフラ整備に全力を傾けます。

 

このキャッチコピーは、曹操(そうそう)が出した唯才令の

 

「能力さえあれば、少々の犯罪者でも構わず登用するぞ」

 

こちらに匹敵する名文句じゃないでしょうか?

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