三国志や曹操を分かりやすく紹介|はじめての三国志

menu

三国志の雑学

宮本武蔵や土方歳三のような剣豪が三国志時代にも存在した?後漢末期の流派も紹介!

撃剣を使う曹丕
この記事の所要時間: 225




近藤勇と関羽

 

私達は剣豪というと、どうしても宮本武蔵や土方歳三のような、

日本の剣豪を連想してしまいます。

しかし、剣が中国から伝来した事を考えると、中国にだって剣豪がいた筈です。

そこで、三国志の時代に存在した中国の剣豪について調べてみました。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:関羽に憧れていた新選組局長の近藤勇




春秋戦国から三国時代までは、撃剣は盛んだった・・

撃剣を使う曹丕

 

史記や、三国志を読んでいると、そこに撃剣の使い手の話が出てきます。

三国志の時代には、曹丕(そうひ)曹植(そうしょく)徐庶(じょしょ)

魯粛(ろしゅく)、史記の時代には荊軻(けいか)項羽(こうう)

撃剣を学んで名手であったと記録されています。

 

この撃剣は短剣を投げる技術のような解説がされます。

それも間違いではないようですが、数ある技術の一つであるようです。

当時の中国の剣は日本の刀と違い、そこまで重くないので、

投げて突き刺すという択肢も実際にあったのではないかと思います。

 

実際に荊軻も、始皇帝を暗殺しようとして失敗し、匕首(あいくち)を

始皇帝に投げて刺そうとしますが果たせずして殺されています。

これも撃剣の技術の応用の一つではないかと考えられます。




後漢末期、剣術の流派はたくさんあった

陸遜 剣と刀

 

曹丕が編纂した典論の自叙によると、曹丕が剣術を学ぼうとした頃、

中国各地には、様々な撃剣の流派が存在していたようです。

曹丕は、その中から結局、都洛陽の剣術家に弟子入りしたようです。

 

当時、剣は腰に提げられる便利さから役人全般が持つ武器になっていました。

持つとなれば、当然、ただ腰に提げているだけでは済まないので

撃剣を教える師匠について剣を勉強したのでしょう。

 

役人だけでも全土では、2~30万人いたようですから、

それらを吸収するだけの流派が生まれても不思議はありません。

案外、日本の大道場のように、門弟数千人というような、

剣術道場が当時は存在したかもしれません。

 

関連記事:意外!実は剣術家だった曹丕の自叙伝が凄い

関連記事:剣と刀ってどう違うの?【いまさら聞けない三国志の大疑問】

 

三国志の時代の剣豪には、どんな人がいた?

朝まで三国志 kawauso

 

三国志の時代の人々が撃剣を嗜んだ事は、書きましたが、

では、そんな撃剣の達人、剣豪はいたのでしょうか?

 

・王越(おうえつ)・・・これも、曹丕の編纂した典論、

自叙からの引用になりますが、曹丕の見解によると、

後漢の桓帝・霊帝の時代の虎賁(近衛兵)だった人のようです。

詳しい武勇伝は伝わっていません。

 

・史阿(しあ)・・・・王越から撃剣の技術の全てを受け継いだ

人物で、彼は曹丕の撃剣の師になっています。

 

・袁敏(えんびん)・・・曹丕は袁敏という人物にも学んでいますが、

彼は、予期できない速さで一剣を操り、双剣の相手を倒すという

腕前だったようで、曹丕はこれを目の当たりにし、自分では勝てないと落胆して、

以後、剣術が出来ると自慢する事が無くなったようです。

 

当時の撃剣の戦い方は、どういうモノ?

曹丕

 

正確な記述がないので、リアルには説明できないのですが、

曹丕が酔っ払ってサトウキビを剣代わりに家臣と対戦した記述を読むと、

相手の肘を3回打ったというような記述が出てきます。

また、相手の突きを足さばきでかわして面を打ったという事もあるので

どうやら、今のフェンシングに近い、突く事を基本とした

戦闘スタイルだった事が創造できます。

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

一時期は、多くの流派が誕生する程に、中国で繁栄した撃剣が

どうして今では、振るわないのでしょうか?

具体的な理由は分らないのですが、そこには、文官優位、

武官劣位という中国の伝統も関係しているのかも知れません。

剣術の腕を磨く事が、そのまま出世には繋がらない事が、

次第に剣術を趣味の演舞に押し込めてゆき、実戦的な技術ではなくなる

という事に繋がっていったという事かも知れませんね。

 

本日も三国志の話題をご馳走様・・

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:まったく安心できない三国志の全裸男、禰衡(でいこう)

関連記事:ギャップに驚き!禰衡だけでは無かった!Mr.天然、曹植の裸踊り

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




よく読まれている記事

 

曹操01

よく読まれている記事:曹操を好きになってはいけない6つの理由

朝まで三国志

 

 

よく読まれている記事:朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第1部

 

kawauso 投壺

関連記事:三国時代の娯楽にはどのようなものがあったの?タイムスリップして当時の人に取材してみた

袁紹 曹操

 

 

よく読まれてる記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 魯粛 天才魯粛の生涯!赤壁の勝利は魯粛無しにはあり得なかった?
  2. photo credit: AYP0850084 via photopin (license) 王昶(おうちょう)ってどんな人?治世に優れた優秀な政治家で、軍事…
  3. 曹操丞相えらいねんで! 丞相、校尉、都督……? 三国時代の役職(官職)が分かりづらい!
  4. 孫策 群雄の名言から知る三国志の世界【小覇王孫策の名言】
  5. 公孫度 公孫度(こうそんたく)とはどんな人?幸運に恵まれ、遼東の王になっ…
  6. 三国志 象兵 井の頭自然文化園の象「はな子」にまつわる光と影&三国志時代の英雄…
  7. 孔明 龐統 軍師 63話:去りゆく徐庶が、紹介した大軍師、臥龍、鳳雛って誰のこと?…
  8. 王翦 王翦の一族はその後どうなるの?秦の中華統一に貢献した一族

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 竹中半兵衛 wiki
  2. 馬謖 孔明
  3. 曹操 魏王
  4. 赤眉軍
  5. 真田幸村
  6. 陰麗華
  7. 西遊記 孫悟空
  8. 三国志 英雄たちの宴
  9. ㈱三国志 劉備 孔明
  10. 朝まで三国志

おすすめ記事

  1. 何進(かしん)とはどんな人?天下騒乱のきっかけを作った大将軍 袁紹と何進
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース14記事【8/1〜8/7】 8月週間まとめ
  3. 【お知らせ】はじめての●●を追加しました 三国志でドヤ顔
  4. 【歴史が変わった?】袁術が献帝を擁護していたらどうなってたの? 袁術 伝説 ゆるキャラ
  5. 122話:孟達の心変わり!孔明の失敗と司馬懿の復活 孟達 司馬懿
  6. 【三国志の3大軍師を比較】孔明、周瑜、郭嘉の●●●ランキング! 孔明 郭嘉 周瑜

三國志雑学

  1. 曹植
  2. photo credit: Hue 1968 - US Marines Watching Bomb Exploding via photopin (license)
  3. 曹操 機密保持
  4. 三国志大学 曹操
  5. 華雄と呂布

ピックアップ記事

  1. 三国志まとめ
  2. 孔明
  3. 李儒と三国志
  4. 曹操は関羽をGET
  5. 太史慈 黄巾賊
  6. 袁紹の十敗、曹操の十勝
  7. 真田丸
  8. 劉備 食客

おすすめ記事

蒼天航路 【ネオ三国志】第3話:徐州の牧・劉備と兗州の騒乱 司馬懿 【軍師連盟】司馬懿が起こしたクーデターは博打だったの? 袁紹の妃07a 劉氏 賈南風(かなんぷう)とはどんな人?司馬衷の妃となって晋王朝を滅亡の淵に叩き込んだ悪女 三国志タクティクスデルタ 引用 三国志タクティクスデルタとはどんなアプリゲーム? 呂布 英雄石像 洛陽に続き、長安でも好き放題をした董卓 ラストサムライ羅憲 羅憲(らけん)とはどんな人?蜀のラストサムライ!奇跡の逆転勝利で蜀の意地を見せる 貂蝉 【日本最大ミステリー遂に解明か?】邪馬台国・卑弥呼の正体につながる新たな手がかりを発見! EU f イギリスのEU離脱って何?三国志で例えて理解度アップ!

おすすめ記事

  1. 関帝廟ガイド~知っておきたい、正しい「基本」の参拝方法 関帝廟 関羽
  2. 孔明サンの真っ黒メモリー、讒言でライバルを叩き落とせ! 孔明
  3. 正史『三国志』と言うけれど、正史って、なに? 大橋先生&小橋先生
  4. 衛青(えいせい)とはどんな人?前漢時代最強を誇っていた匈奴を打ち破って漢の領土を回復させた武人 馬超仲間入り
  5. 【新事実】漢の時代の市場はヤンキーの溜まり場だった! ヤンキー
  6. 忠義の士・陸遜に迫る!陸遜は呉でクーデターを起こすことはできたの? 陸遜
  7. 超ネガティブな戦国武将・毛利隆元の偉大なる父を持ってしまった苦悩とは! 毛利隆元 wiki
  8. はじめての三国志開設2周年のご挨拶 はじめての三国志

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP