キングダムで最大の敵役と言えば、李牧(りぼく)ですが、
性質が悪い実行犯としては龐煖(ほうけん)でしょう。
李牧はまだ分ります、趙を守りたいから秦の天下統一を阻止したいのです。
しかし、あの龐煖たるや、動物のように自分より強いヤツが許せないというだけ・・
そんなヤツに王騎(おうき)も麃公(ひょうこう)も殺されたのです。
だが、しかし、そんな龐煖にも最期の時が近づいています。
今回は、龐煖が間もなく戦死するであろう、理由を挙げていきます。
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この記事の目次
理由1 史実上、龐煖は紀元前236年に出現する!
キングダムは史実に準拠しています、その史実とは史記です。
史記趙世家では、紀元前236年、趙軍は燕を攻めて貍(り)と陽城(ようじょう)を
取るも、その隙をついて秦の王翦(おうせん)、桓齮(かんき)、楊端和(ようたんわ)が
趙を攻め鄴(ぎょう)や閼與(あつよ)などを落とすという記載があります。
「韓非子(かんぴし)」飾邪(しょくじゃ)篇によれば、
この際、燕への遠征軍を指揮していたのは龐煖であるようです。
折しも、現在、キングダムでは、燕のオルド将軍が、
趙が秦に防備を割いている隙を突いて侵攻してきています。
李牧は、これを迎撃しないとならず、その将軍として
龐煖が送られる可能性はかなり高いと思われます。
史実では、趙が燕を攻めているので矛盾しますが、龐煖がオルドを
斬殺して、そのまま勢い余り燕の領地を荒らすのはありえます。
つまり、鄴を攻略すべく趙の奥深くに入りこむ信と龐煖は、
遭遇する可能性が充分にあるのです。
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理由2 龐煖の記述は紀元前236年で途切れる
そして、龐煖は、紀元前236年の記述を最期に史書に出現しません。
出現しない=戦死ではありませんが、そこは解釈次第ですから、
ここで龐煖の人生が終わるという脚色も可能です。
「韓非子」飾邪篇では、燕を荒らした龐煖は、その隙を突いて趙に侵攻した
王翦や楊端和を攻撃しようとしますが、すでに鄴一帯は陥落した後だった
という記録があります。
しかし、陥落していたから引き上げたとは書いていないので、
鄴を陥落させた上で信が龐煖と最期の決着をつける可能性アリです。
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理由3 龐煖に死亡フラグが立つ下準備が完了
当初は無敵の強さを誇り、誰も勝てないのではと思われた龐煖ですが、
信、王騎、麃公とぶつかる間に、個人としては強いが、思いを背負わぬ分
攻撃が軽いという弱点を見抜かれるようになっています。
そして強いとは言え、王騎よりは、ランクが落ちるはずの麃公将軍にも
片腕を折られるなど「武神・・アレ?」な部分も出てきていて
当人も、自分より格下と意識している相手に手こずる事に、
少なからぬ動揺を感じている様子も見てとれます。
これは、原先生による一種の、龐煖死亡フラグ立ちまっせ~の
合図ではないのでしょうか?
理由4 信が王騎将軍の矛を使いだした事が遠大な伏線
最期の理由は、やはり王騎の矛を信が受け継ぎ、
自分の得物として使える程に成長した事です。
信に取って、王騎将軍は目指すべき目標であり超えるべき憧れです。
その王騎は龐煖の前に破れ、その矛は信に託されました。
龐煖を倒し、王騎の矛でトドメを刺す事は、信が王騎を超えて、
天下の大将軍としての資格を備えた象徴的なシーンになる筈です。
王騎の矛は、そのシーンを演出する為に今回出てきたのです。
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キングダムウォッチャーkawausoの独り言
以上のような理由から、今回の戦いの最期の局面で、必ず信は、
龐煖と対決し、王騎、そして麃公将軍の仇を討つ事が確実だと
kawausoは確信しています。
ここで龐煖は倒れて伝説となり新しい伝説を、信、王賁(おうほん)
蒙恬(もうてん)が造っていくという流れにキングダムは
移行していくと思うのです。
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