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執筆者:kawauso

ええっ?蒙驁(もうごう)将軍は史実では秦の六大将軍に並ぶ超名将だった

この記事の所要時間: 253




kawauso

 

キングダムで巨体に白髭で温和な将軍と言えば、

蒙驁(もうごう)将軍と言ってまあ間違いないでしょう。

kawausoは蒙驁をキングダムの安斎先生と呼んでいて、あの白髭の下の

二重アゴをタプタプしたいと思っています。

さて、漫画では、蒙恬(もうてん)王賁(おうほん)信(しん)の三人に

「一緒に高みに登れ」と言い残して大往生を遂げた蒙驁ですが、

史実の蒙驁は白起(はくき)も及ばない名将だったのです。

 

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史実でも斉から流れてきた蒙驁

竹 f

 

蒙驁の出生については史記でも詳細は不明ですが、上卿(じょうけい)という

異国人枠の爵位と昭襄王(しょうじょうおう)の時代に斉から出奔してきたという

記録がある事から、外国人である事は間違いないという所です。

 

キングダムでは、国境を接する趙の廉頗に負け続け、自信を失い斉を去るのですが、

それは、史実ではない脚色であるようです。

でも、その後に攻めて来た廉頗を相手に蒙驁が考え抜いた策で一矢報いるのは、

いじめられっ子がいじめっ子に勝つみたいで、kawausoは好きなお話ですけどね。

 

蒙驁が最初に手柄を立てるのは、秦王政の父、荘襄王(そうじょうおう)の元年

紀元前249年で、韓を討って、成皋(せいこう)と滎陽(けいよう)を落し、

さらに翌年には魏の高都(こうと)と汲(きゅう)を攻めています。

同じ年には、趙の楡次(ゆじ)新城(しんじょう)狼孟(ろうもう)と

怒涛の進撃で、三十七もの城を落す活躍をしています。




五カ国連合軍を率いる信陵君に敗れる

孟嘗君

 

紀元前247年、戦国四君の一人、魏の信陵君(しんりょうくん)

五カ国の合従軍を率いて秦に攻め込んできました。

蒙驁は、王齕(おうこつ)と共に、五カ国連合軍を迎え撃ちますが、

その勢いに勝てず、折角奪った趙や魏の領地、河内地方を放棄して

河南に移動して軍を解いて解散しました。

簡単に言うと、函谷関(かんこくかん)に引き籠ってしまったという事です。

 

韓や魏を攻めて大手柄を挙げる

日光 ピンク f

 

紀元前246年、太行山の中腹の晋陽(しんよう)が反乱を起こします。

元々、晋陽は趙の領地なので、趙の策謀だったかも知れません。

蒙驁は、この反乱を難なく鎮圧しました。

 

函谷関

 

紀元前244年、合従軍により函谷関に押し込まれた秦に吉報がもたらされます。

秦が食客を放ち、讒言を流していた魏の信陵君と魏王が仲違いし、

遠ざけられた信陵君は酒に溺れて死んでしまったのです。

 

再び、合従軍が興る心配が消えた秦は蒙驁を再び進軍させ函谷関から

韓を攻めて十三城を得、さらに魏を攻めて、酸棗(さんそう)など二十城を奪って

初めて東郡を置きます。

 

関連記事:キングダムでお馴染みの秦の函谷関ってホントに難攻不落だった?函谷関に隠された秘密

 

実働9年で七十二の城を落したのは歴代最高

廉頗

 

キングダムでは、廉頗(れんぱ)にコンプレックスを持つ凡将であり、

それゆえに確実で堅実な手を打つとされる蒙驁ですが、事実は、

歴史に姿を表わしてから、僅か9年の間に七十二の城を陥落させています。

 

秦には、白起という化け物がいて、彼もレコード記録で七十二城を

陥落させていますが、こちらは37年の長いキャリアの間に落した数で

スピード&レコード記録だと蒙驁が1位になってしまうのです。

こうして、考えると蒙驁は白起や王翦(おうせん)を上回るスーパー名将となり

キングダムで見せる凡庸なタプタプ爺さんとはイメージが違いますね。

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

城は取ったり、取られたりするので、城を落した数が=名将とは言えませんが

それでも、あの六大将軍の筆頭、白起に並ぶというのは圧巻です。

また、首を切り落としたり残忍に捕虜を穴埋めしたり、川に突き落としたりで

100万人近い、敵兵を殺している白起と違い、蒙驁には、そういう

投降者を殺しまくるという記述もありません。

 

こうして考えると、名将ではあるが温和な武将だったのかも知れません。

それなら、白髭で巨体の蒙驁もあり得ますね。

 

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三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

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