ログイン | 無料ユーザー登録


キングダム
三国志の死因


はじめての三国志

menu

はじめての晋

【晋の皇帝 司馬炎の悩み】司馬家の後継者問題

司馬炎に気に入られる孫秀




 

三国を滅ぼして天下統一を行った晋の司馬炎(しばえん)

彼は三国最後の国家である孫呉討伐を行う前に魏の皇帝から禅譲(ぜんじょう)を受けて、

皇帝となり「晋」帝国を樹立させます。

その後孫呉を滅ぼして天下統一するのですが、彼には一つの悩みがありました。

それは晋の皇太子問題です。

彼の息子には司馬衷(しばちゅう)と言う長男がおりましたが、

この長男がそれなりに優秀であれば何も問題なく彼を後継者にすればいいのですが、

彼がかなりポンコツであったせいで、後継者問題が発生してしまいます。

名士出身である羊祜(ようこ)は司馬衷がポンコツであったため、

司馬炎の弟で司馬懿からも期待されていた司馬攸(しばゆう)を司馬炎の後継者に推してきます。

そのため司馬炎(司馬衷を後継者派)VS名士・貴族達(司馬攸後継者派)の

隠れた戦いが勃発することになるのです。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【新企画】朝まで三国志を開催!夜22時~朝6時までノンストップ特別企画!




優秀な弟である司馬攸推しの羊祜

 

羊祜は司馬衷がポンコツであることを知ると司馬炎の弟である司馬攸を後継者にするべしと

司馬炎の後継者として幾度も司馬炎に進言します。

なぜ羊祜はこれほど司馬攸を推してくるのでしょうか。

それは彼が司馬攸と密接な関係であったことが起因となっております。

羊祜の姉さまは司馬師(しばし)の奥さんであり、

司馬師の家を継いだ司馬攸は羊祜にとって舅に当たりあます。

また司馬攸は司馬懿に目をかけられるほどの人物であったこともあり、

ポンコツ司馬衷とは比較にならないほど優秀で、

次世代の晋帝国に君臨する人物としてこれほど適当な人材はいないと判断したため、

彼は司馬攸を推し続けます。

しかし羊祜は孫呉と晋の国境である荊州(けいしゅう)へ赴任させられてしまい、

この件は一度流れてしまいます。




荊州で孫呉討伐の準備を行いながら後継者に跡を託す

 

羊祜は荊州に赴任すると田畑を開墾し、

民衆に優しい統治を実現したことによって一気に荊州の国力は増大することになります。

羊祜赴任前は荊州の襄陽(じょうよう)には殆ど兵糧もなく田畑や人心も荒れ果ておりましたが、

彼の赴任後一気に兵糧は10年篭城しても大丈夫になり、人心も統治がしっかりしたことによって、

民衆達も安心して商業や農業に勤しんでいくことになります。

こうして着実に軍事力を増大させていった羊祜ですが、病には勝てずに亡くなってしまいます。

そして自らの後継者に杜預(どよ)を推挙します。

 

武器庫・杜預の策略

 

羊祜の後継者として赴任してきた杜預は、

彼の意思を継いで自らも司馬炎の後継者に司馬攸とするべく色々と考えておりました。

杜預は博学多識で彼のあだ名は武器庫のように色々な物が揃っていることから「杜武庫(とぶこ)」と呼ばれておりました。

そんな彼が考えついた作戦は孫呉討伐軍の総司令官を司馬攸にすることで、

彼の名声を上げさせてやることで後継者としての地位を手に入れることができないかと考えます。

司馬攸が孫呉討伐戦で武功を上げて孫呉を滅亡させれば彼の名声は全土に轟くことになり、

後継者として司馬攸が有利になる事は確実であると考えます。

そのための作戦を杜預はずっと考えておりました。

そしてついに彼は司馬攸を後継者として確実な地位を得ることの計画を立案。

しかし杜預の作戦通りに進むことはありませんでした。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

司馬炎の後継者問題はこうして孫呉討伐戦にまで影響することになります。

この問題が解決しなければ孫呉討伐戦が開始できない状況にまでなってしまい、

晋の後継者問題が長引いていけばいくほど天下統一が遠くなってしまうのです。

そして司馬炎、賈充、杜預の三者による晋の後継者問題はどのような決着がつくのでしょうか。

次回:【司馬家の後継者問題】司馬炎VS賈充VS杜預でお送りしたいと思います。

 

参考文献 SB新書 三国志「その後」の真実 渡邉義浩・仙石知子著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの?

関連記事:「後漢の州人口」から読み解く群雄の力!曹操が袁紹の本拠地を欲しがった理由も分かる!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 呉民衆の意見に耳を傾ける顧雍(こよう) 孫呉の二代目丞相・顧雍に迫る!正史三国志・呉書からみた丞相の実績…
  2. 劉曄(りゅうよう)の進言に従っていれば魏の曹丕が天下統一をしてい…
  3. 今川義元 仏門教師・太原雪斎とはどんな人?今川義元の幼少期・青年期を支えた…
  4. え?武田勝頼って武田家二代目代理なの!?
  5. 張飛と本多忠勝 【真田丸特集】徳川三傑・本多忠勝と蜀の五虎将軍・張飛を対比してみ…
  6. 曹叡 【占いで見る三国志】曹魏が倒れることが曹叡の時代に予言されていた…
  7. 三国志大学を目指す曹操 若き日の曹操の優れた危機察知能力と後漢王朝への忠義心
  8. 李豊(りほう)とはどんな人?才能ある人物なのかそれともただのポン…

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 暴れまわる異民族に困る梁習
  2. 張角は歴史の表舞台に登場
  3. 王翦
  4. 城 銅雀台
  5. 織田信長
  6. 魔王曹操

おすすめ記事

  1. 龐徳は馬超に義理で部下になっていた!? ホウ徳、馬超
  2. キングダム601話ネタバレ予想「龐煖は完全ポンコツ化?それとも」 キングダム54巻amazon
  3. 【衝撃の事実】于禁は三国志のアニメで女の子として登場している!? 于禁
  4. 53話:体制を立てなおした劉備に曹操が襲いかかる 曹操 劉備 アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラVSゲイリー・グッドリッチ
  5. 【新事実】天下三分の計を実現させた立役者は魯粛であった 魯粛
  6. 甘過ぎるおかん孔明!部下に厳しく出来ない事実が発覚! 孔明

三國志雑学

  1. 諸葛孔明
  2. 黄巾賊を退治する曹操
  3. 劉禅と孔明
  4. 洛陽城


“はじめての三国志コメント機能" “はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 火縄銃を気に入る織田信長
  2. 合戦シーン
  3. 趙雲と劉備が初めて出会うシーン
  4. 朱異

おすすめ記事

スサノオノミコト(日本神話) 古代出雲王国の繁栄は黄巾の乱と関係があった! 爽やかな荀彧 第17話:袁術くん「メタ認知」を荀彧から学ぶ 司馬懿 司馬懿は孫子の兵法を戦いで用いたことある? 遊侠の人・郭解の悲しい最後、慕う人が多すぎて無残な最後を迎える 平清盛 鎌倉幕府 「遊び」は鎌倉時代、必要不可欠なモノだった! 王基に感謝する司馬昭 【魏の忠臣】王基が司馬家兄弟に噛み付いたのは魏の国家のためだった 徳川将軍珈琲 amazon引用 徳川将軍珈琲とは?徳川慶喜が味わったコーヒーを再現する! 武田信玄はどんな人柄だったのか?

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム はじめての三国志コメント機能
“水滸伝"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志PR募集陸遜"
PAGE TOP