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【転職面接を攻略】呂布、陳琳、孔明に学ぶ面接必勝法

2017年6月13日


 

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人生の一大イベントである転職、現代ばかりではなく三国志の時代だって、

仕官したり、主君を変えるのは、時には命がけの大アクションでした。

しかし、さすがに英雄と呼ばれる人々は違います。

しっかりとチャンスを物にして、さらにスキルアップしているからです。

今回は、呂布(りょふ)陳琳(ちんりん)、孔明(こうめい)

転職&仕官アクションから面接必勝法を学びましょう。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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考えよう 転職理由と志望動機をリンクさせる

 

面接に臨んで、大失敗する人は、転職理由(仕事を辞めた理由)と

志望動機(新しい仕事に就く理由)が矛盾している事が多々あります。

 

簡単に言うと、前職を辞めた理由が、

 

「人員不足により、ライフワークバランスが崩れ残業が多くなり

それが不満でしばらく前から転職を考えていました」

 

なのに、志望動機は、

 

「御社の活気に溢れた社風に好感が持て、

是非自分のスキルを役立てたいそのように考えています」

 

こうだったら、どう思いますか?

 

私が面接官なら、

 

「当社も、業績好調で残業が発生する事が多いですが・・

あなたは残業が嫌で前職をお辞めになったんですよね?」

 

と質問するでしょう、、さて、あなたはどう答えますか?

 

このような矛盾が発生する理由は転職理由と志望動機が、

合致していないからなのです。

矛盾を出さない為には、転職理由と志望動機に一貫性を持たせ

 

「御社が、有給休暇・福利厚生がしっかりしていて、

毎月の勤務時間も固定されている事を知り、能率が良く

質の高い仕事が出来ると思ったので志望しました」

 

こうすれば、多忙と残業の多さを理由に辞めた事と、

転職する事が矛盾しないのです。

 

あと一歩で曹操をウンと言わせた呂布の武への自信

 

呂布程に自分の武力に自信を持っていた人間はいません。

どんなヤツでも天下を狙うヤツは俺の武勇を欲しがる筈だと信じて疑いません。

 

ただ、彼の欠点は自分以外の何者をも信じなかった事であり、

裏切りを重ねて味方を減らし孤立化の道を歩んでいき、

最期には下邳(かひ)で水攻めにあい、味方も裏切り曹操(そうそう)に降伏します。

 

かつては陳宮(ちんきゅう)と組んで兗州を陥れ、曹操を国無し状態に

追い込むなどやりたい放題の呂布なので、即死罪かと思えば、呂布は堂々と

 

「めでたい!これで、曹公の最大の心配事が消えた・・

後は、俺とあんたが手を組み、天下を平らげるだけではないか?」

 

とヌケヌケと言ってのけたのです。

 

(確かに呂布を倒しても、まだまだ、天下には袁紹も劉表も孫策もいる、

ここは呂布を従えて・・)と曹操は考え込んでしまいました。

 

ここで慌てた劉備(りゅうび)が、呂布が丁原(ていげん)と董卓(とうたく)

二人の義父を殺した、飼い馴らせない狼だと進言しなければ、

曹操はまんまと呂布の甘言に乗ったかも知れません。

 

自分に誰にも負けない強みがあると、例え、敵対しているような相手でも

その利益に誘惑され、思わず取ってしまうわけです。

ましてや会社には自己増殖の本能があり、好き嫌い関係なく

利益を出す宿命を背負うのですから、自分の強みを自覚し自信のある人は、

それだけで転職を一歩有利に出来ます。

 

物は言いよう!志望の動機はポジティブ変換

 

転職サービスDODAの調べで4万人にとったアンケートによると、

人が転職する理由のベスト3は・・・

 

1位 ほかにやりたい仕事がある

2位 会社の将来性が不安

3位 給与面に不満がある

 

なのだそうです、まあ、転職していなくても、現時点でもこのような

不満を抱えている人は多いでしょう。

 

しかし、例えば、1位の理由をストレートに面接でぶつけたらどうなるでしょう?

 

「前の仕事は、飽きましたので辞めました!

それで、御社の仕事内容に興味を持ちまして

面接に応募してみたのです」

 

・・・採らないですよね?

 

だってこの人、言葉を裏返せば

飽きたら、ここも辞めますんでシクヨロ!

と言っているようなもんですから、、

 

では、どうすればいいのか?前職に飽きたというのは、

仕事がマンネリ化して刺激が無くなった=新しい事がしたい

ですから・・・

 

「自身の新しい可能性を試したくて転職しました。

これまでに培った経験を活かし、新しい環境で、

一から頑張ってみたいです」

 

これなら、フレッシュでチャレンジ精神旺盛な人に見えます。

結局は、モノは言いようで、いかにポジティブな言葉を選び、

「この人を採用すれば会社の利益になる」と面接官に思わせるかが

とっても大事なのです。

 

ライバルの下で力一杯働いた事を強調して、曹操を納得させた陳琳

 

陳琳は、建安七子に選ばれる程の名文家でしたが、曹操に仕える前には、

袁紹(えんしょう)に仕えていました。

官渡の戦いで、袁紹と曹操が激突する事になると、

陳琳は、名文家の才能を活かし、曹操と、その父、祖父に至るまでを

筆でボロクソに中傷して世論が袁紹に味方するように扇動します。

 

結果として袁紹は敗北し、陳琳は西暦205年に曹操に捕まりました。

曹操は、陳琳の文章を名文だと褒めながらも・・

 

「けなすならワシだけをけなせばいいものを、

どうして父や祖父まで誹謗中傷したのか?」と言いました。

 

すると陳琳は、

 

「引き絞った弓を放たずにおられましょうか?」と答えます。

 

これはつまり、戦は命がけのもので、曹操の父だから祖父だからと

手加減などしてはいられないという意味です。

 

曹操は、陳琳の仕事熱心を褒めて、改めて自分の配下としました。

袁紹の下でも、ここまで腹を括って仕事をするのだから、

自分の下でも出し惜しみをせずに頑張るだろうというのが理由でした。

 

同業他社に転職する時に、ライバル会社だと引け目を感じがちですが、

誠実に力一杯頑張ったというのは、ライバル社に取ってイヤな事ではありません。

同じように、ここでも頑張ってくれるのでは?と期待を持てるからです。

異業種への転職での一工夫

 

同じ転職でも、異業種への転職は、同業種よりもハードルが上ります。

企業としては、新卒以外では、即戦力を採りたいですし、

あなたを採用しても、モノになるまでは戦力になりませんし、

だからって給与を支払わないわけにはいかないからです。

 

となると、キャリアがない分を熱意とやる気でカバーする事になるのですが、

「とにかく、この仕事がやりたいのです!お願いします」

 

などと頭を下げるだけでは、流石に採用する根拠としては弱すぎます・・

やってみたけど、イメージと違いました=辞めますでは、

折角、採用した意味がなくなるからです。

 

では、どうするか?簡単です、どうして転職までに至ったかを、

具体的なストーリーにしてしまうのです。

 

例えば、喫茶店で働こうと思ったとすれば、

・仕事に悩んでいた時、立ちよった喫茶店で美味しいコーヒーと

行き届いたサービスを受け気持ちが楽になった・・

 

・予備校時代に通っていたコーヒーショップの気さくなマスターと

お店の落ち着く雰囲気が忘れられない。

 

という転職の動機を造り、親切で丁寧な店員になれるように、

マナーや気遣いの本を、新古書店から何冊か買って読んでいます。

このようにPRすれば具体的ですし、接客業に対するやる気も

伝わるかと思いますが、どうですか?

 

劉備も知らない解決策をズバリと提案、軍師の座をゲット!孔明

 

諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)と言えば、

劉備が自ら、孔明を三度尋ねた三顧の礼で有名ですが、別の文献では、

孔明自らが、樊城にいた劉備に自分を売り込んでいます。

その頃、劉備は曹操に対抗できるだけの兵力を必要としていましたが、

当てがなく困り果てていました。

 

孔明は、劉備が秘密にしていたその事をズバリと言い当て

呑気で無策な劉備を挑発します。

 

激怒する劉備ですが、そこで孔明が荊州の流民を戸籍登録して

そこから兵を徴兵すれば、当初から戸籍を持つ住民の不満は、

溜まりませんとアドバイスし劉備は承諾、

以後、孔明を軍師として厚遇したそうです。

 

実際問題として、私達では、その道のプロよりも

高い知識を発揮するのは無理ですが前もってネットなどで

その業界の知識を入れておく事で面接を円滑にしたり

勉強しているなと面接官に一目置いてもらう事は出来るでしょう。

 

三国志ライターkawausoの一言

 

kawausoも転職とは無縁ではなく、これまでに二十回以上転職し

面接なら百回は経験してきました。

 

その個人的な体験から言うと、自分が納得できる仕事に出会えるまでは、

何度でも転職した方がいいと思います。

 

人生は一回ですが、いきなり天職に会えるとは限らず、

もしかしたら、今働いている場所より、ずっとやりがいがある職場が、

あなたを待っているかも、知れないからです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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