『ろくでなし三国志 本当はだらしない英雄たち』の批評が過激的!あなたの好きな英雄もdisられている?


 

はじ三ライターが普段どんな本を読んでいるかを紹介すべく始まったこのコーナー

今回は初心に帰って、三国志関連本を紹介します。

でも、普通の三国志本を紹介するのもあれなので、割りと好き嫌いが別れる

ろくでなし三国志を解説してみましょう。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

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三国志の英雄を面白くdisる目的で書かれた本

 

ろくでなし三国志は、本田透という人の原作なのですが、

元々はWebにupされていた連載を加筆修正したという内容だけあって

その内容は非常に過激です。

 

そもそも作者の執筆動機が日本のバブル期にモーニングで連載されていた蒼天航路の

主人公、曹操(そうそう)のカリスマ扱いに対する違和感なので半端ではありません。

 

作者は曹操を後漢を破壊しておきながら、統一王朝も樹立できない

中途半端人間と断じていて、決して英雄豪傑ではないと主張します。

曹操でさえそうなのですから、他は押して知るべしで、

三国志時代の人間は、統一国家も作れず、後の五胡十六国時代、

350年の大混乱時代を招いた無能人間揃いと罵倒するのです。

 

そして、そんなろくでもない時代の物語だからこそ

バブル崩壊後のろくな人材も出ない低成長で不景気な日本人が

学ぶべき教科書であると巻頭で述べています。

 

さあ、なんかワクワクした人と、腹が立って仕方ない人と

2タイプに別れそうですが、皆さん怒ってはいけません。

この程度で怒っていては本を読み終える前に憤死しますよ。


ろくでなし三国志 挑発的な目次を紹介

 

ろくでなし三国志は、その目次からして特徴的ですので、

幾つか紹介しましょう。

 

・劉備(りゅうび)日和見傭兵隊長が成り行きでこんな事に

 

・諸葛亮孔明(しょかつ・りょう・こうめい)

史上最も中国を混乱させた混沌よりの使者

 

・思想犯孔明について

 

・魏延(ぎえん)、馬謖(ばしょく)、李厳(りげん)、北伐失敗の度に

誰かが戦犯として消されていく

 

・ダークな曹操ジュニア

 

・呉 南国の海賊マフィア

 

・おのぼりさん孫堅(そんけん) 玉璽をネコババ

 

・中二病でヤクザに憧れる周瑜(しゅうゆ)と

北関東ヤンキー連合のドン魯粛(ろしゅく)

 

いかがでしょうか? タイトルもすごいですが内容はもっと凄いです。

でも、一応、誹謗中傷ではなく、史実(正史&演義)に則って書いているので

酷い書かれ方をしていますが、まあ許せます。

 

【はじさん編集部】編集長kawausoの奮闘日記も絶賛公開中!


もっともdisられているのは諸葛亮孔明

 

ろくでなし三国志は、意図的に三国志演義で持ち上げられている人々の裏面を暴き

disる形で芸にしているので、必然的に諸葛孔明はボロクソ言われます。

本書の中での孔明は、地上に一人である筈の皇帝を「3人でもいいじゃん」と言い出し

折角、曹丕(そうひ)によって統一される予定の中国を混沌に投げ込んだ戦犯扱いです。

 

しかし、その主張は100%的外れでもないので性質が悪い、

表現はオーバーですが、それを割り引けば分からなくもない内容。

kawausoも、孔明のルール違反の三皇帝並立や、実は関羽(かんう)は、

独立した群雄だったという説などは、こちらから来ています。

 

特定の武将に思い入れが強い人で三国志演義命の人は、

本を投げ捨てる危険性もありますが、三国志は見方によって

こうも違って見えるという事が分かるので面白いですよ。


  

 

はじ三書評倶楽部 kawausoのアドバイス

 

著者の本田透は、小説家であり評論家なので過激なdisを飛ばしていても

思わず納得してしまったり、なるほど、こんな見方もあるのかと頷く事ありで

ただの批評本ではありません。

でも、まあ、好き嫌いがあるので腹が立ち過ぎて最期まで読めない人も出ると

思いますし、ムカムカして他人に当たってもつまらないので、

徹夜する時に読むのがうってつけですね。

 

本田透の他の著作はこちら・・

 

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

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