キングダム 531話 ネタバレ予想:必殺の別働隊

2017年9月7日


 

キングダム 47 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

 

大人気、春秋戦国時代マンガ、キングダム、舞台は再び朱海平原に戻り

飛信隊は王翦(おうせん)の命令により、趙軍の左翼を率いる紀彗(きすい)の

首を獲る為に800人の少人数で林の中を進み、趙の左翼軍の眼前に出現しました。

しかも、同時に麻紘(まこう)軍や楽華隊も、趙軍左翼を押しこんでおり、

飛信隊が強行突入すれば、今にも、紀彗の首が獲れそうな状況です。

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前回記事:キングダム 529話 ネタバレ予想:犬戎の末裔

関連記事:【キングダム】秦の六大将軍は史実でも存在するの?

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダムネタバレ予想531話 趙軍左翼の虚を突け!

 

飛信隊の作戦は以下の通りです。

 

”敵は正面の麻紘軍と背後の楽華隊に意識が集中している、

そこで飛信隊は、その隙を突いて錐のようになって、

趙軍左翼を刺し貫き、本陣の紀彗を討つ!”

 

※なかなか名案です、長い事、王翦アゲで、

バカ補正がかかっていた飛信隊ですが、

頭脳が動くようになってきました。

 

飛信隊「けど、趙軍左翼が集中していると言っても、

守りが一切無いというわけではない、

娘軍師は危ないからこの辺りで止まっておけ」

 

河了貂(かりょうてん)「わかってる もう少しだけ」

 

信「・・・・テン、旗を掲げさせろ」

 

河了貂「えっ?何でわざわざ・・」

 

信「この数で突っ込んで、

紀彗が気付かねェはずがねェ」

 

我呂「だったら堂々とっ・・・てか」

 

我呂(がろ)が苦笑します・・

 

信「この戦で飛信隊の力を知らしめる

そして・・・・俺はこの戦いで将軍になる!!」

 

羌瘣(きょうかい)「・・・・・・・うん」

 

※まっすぐな、まっすぐな信の決意表明です。

戦場で泥と血に塗れながら望んだその時が、

本当に実現しそうな手ごたえを感じているのでしょう。

鄴城攻略直前まで、おいおい大丈夫かという程に、

DQN化していたのが嘘みたいですね。

 

飛信隊「全旗掲げろォ 飛信隊が突撃だ!!

行っくぞおお!」

 

「オオオオ!!」

 
 



キングダムネタバレ予想531話 紀彗の覚悟

 

飛信隊は、ノーマークである事を利用して、

錐のように一丸となって趙軍左翼に押し込みます。

その知らせは、瞬く間に紀彗に届きました。

 

趙軍兵「急報!紀彗様、東側の側面より、

敵の騎馬が駆け上がってきます」

 

紀彗「何ィ!」

 

趙軍兵「数はおよそ600から1000名」

 

紀彗「!!」

 

前後を麻紘軍と楽華隊に押されている状態で、

さらに1000名と聞いて、沈黙する紀彗

 

趙軍兵「さっ、さらに・・・」

 

紀彗「!?」

 

趙軍兵「敵の旗には、”飛”の文・・

かっ、駆け上がってくるのは、おそらく

あの”飛信隊”です!」

 

本陣兵「なっ・・・何だとォ!?」

 

明らかに脅威の表情を浮かべる趙軍の中央、

そうです、飛信隊の勇名は轟いているのです。

 

伝令「報告します!飛信隊が第一陣を突破して

あがってきます」

 

本陣兵「・・・・飛信隊は正直侮れぬ・・

黒羊では奴らの奇襲で慶舎(けいしゃ)様を失い、

その流れで劉冬(りゅうとう)様まで・・

いかんぞ、何か対処せねば、飛信隊は

間違いなく本陣まで」

 

「紀彗様!!」

 

皆の視線が紀彗に集まります。

 

紀彗(黒羊での因縁の相手飛信隊

今度は、王翦の必殺の別働隊として、

この紀彗を取りに来たか・・

だがッ一度戦っている分、その力を

見誤る事はない!)

 

紀彗「後ろの陣を解いて最終防御陣まで下がるぞ」

 

紀彗軍兵「えっ!?」

 

「本陣最後も守りに・・・し、しかし、

上に立て籠もると万が一の時の逃げ場がなくなります。

それよりも後方はこのままで前の馬呈様に

飛信隊を止めてもらうべきでは・・」

 

退却の道を閉ざしてしまう紀彗の戦術に

懸念を示す紀水軍兵

 

紀彗「ならん!正面も針の一刺しで守りが崩壊しかねん

ここで、飛信隊の相手をさせ正面が崩壊すれば、全てが終わる」

 

紀彗軍では馬呈が一番戦闘力が高いのですが、

こちらは、麻紘軍をギリギリで凌いでいる状況、、

とても飛信隊に兵を割ける状況ではありません。

 

紀彗軍兵「・・・・紀彗様

お言葉ですが、最終防御陣にたどり着く前に

飛信隊は本陣に押し寄せます」

 

紀彗「・・・・・・・」

 

(その通りだ!)

 

※そういう事なのです、最終防御陣まで移動するにも、

その間、犠牲になって飛信隊を足止めする

部隊を用意しないといけません。

つまり、ある部隊には死ねと命じないといけないわけで

これは、紀彗には辛い決断になりますね。

 

 

 

キングダムネタバレ予想 531話 泣かせる!劉冬親衛隊

 

しかし、ここで、200の騎兵が紀彗の前に出現します。

黒羊で戦死した劉冬の親衛隊です。

 

劉冬親衛隊「紀彗様、我ら二百騎で奴らの足止めを・・

いや、刺し違えてでも飛信隊隊長、信と

副長羌瘣の首を!!」

 

紀彗「・・・・・お前達・・・」

 

その頃、丘正面で麻紘軍と戦っていた馬呈軍では、

飛信隊の奇襲に気付いた馬呈がイライラしています。

 

伝令「馬呈様!飛信隊が東の第二陣を抜いた模様です」

 

馬呈「くそォ城主から何か指示は!?」

 

伝令「まだ、何も」

 

馬呈「・・・・・くっ、そうは言っても、

こっちも動きたくても動けねえ、

あの麻紘とかいう秦将、どういう鍛え方してやがる」

 

「ん?」

 

馬呈軍兵「馬呈様、騎馬隊が飛信隊の方へ、

あっあの旗は・・・劉冬様の・・」

 

馬呈軍兵「馬呈様!」

 

馬呈「・・・・・・うるせェ!見えてるよ

あいつら・・・・」

 

感激と共に、劉冬の親衛隊を見守る馬呈軍、

紀彗と馬呈と劉冬は幼馴染みでした。

彼らの絆は特別なモノなのです。

 

馬呈「劉冬・・・しっかり見守ってやれよ」

 

 

劉冬の親衛隊が飛信隊の前に立ち塞がります

 

飛信隊「!!」

 

「信、新手だ」

「来るぞォ」

 

羌瘣が”劉”の文字の旗に気付きます。

 

親衛隊「オラァ!」

 

「死ねェ飛信隊」

 

激闘になりますが、たった二百騎では、

長い足止めにはなりません。

 

親衛隊は、信も羌瘣も倒す事が出来ず、

無念の一言を残し、死んでいきました。

 

飛信隊と劉冬の親衛隊の間に、

後味の悪い、何かが流れます。

 

信「・・・・っ!!

突破するぞ飛信隊、本陣は目の前だ」

 

「オオ」

 

趙軍「行かせるかァ」

 

   
 

キングダムネタバレ予想 531話 楽華隊の近況

 

場面転換、丘の裏の楽華隊

 

蒙恬(もうてん)「飛信隊が来てる!?」

 

楽華隊兵「間違いありません!

我々と麻紘軍との間を駆け上がって来ていると!」

 

蒙恬「そういう使い方をするために

王翦将軍は飛信隊を中央に・・・・っておかしいでしょ!

”おいしいとこ取りは楽華隊(うち)の得意技だっての

全員押しこむぞっ、飛信隊の出現を利用して一気に

駆け上がるッ!!」

 

楽華隊「オオオ!!」

 

※蒙恬、飛信隊の到来を自分の手柄を取られると

考えたようですね。

飛信隊をダシに、さらに押しこもうとします。

 

 

キングダムネタバレ予想 531話 麻紘軍の近況

 

再び、場面は移動し、丘の正面の麻紘軍

 

麻紘軍兵「将軍、右手より飛信隊が本陣めがけて

駆け上がった模様です」

 

麻紘「!?飛信隊だと?!どういう事だ」

 

麻紘軍兵「王翦様の本命は飛信隊だったとでも・・」

 

疑心暗鬼になる麻紘軍の兵士

 

麻紘「・・・・・我が殿の策は、そういう浅いものではない

戦とは流れ、ここは、飛信隊、楽華隊、我等、どれも本命になりうる

誰が、本命か分からぬ、敵には最も恐ろしい戦局という事よ

無論、ここの主役は、あくまで、この麻紘であるがな」

 

麻紘「頃合いだ!残りの精鋭部隊を突撃させよ

紀彗を本陣ごと濁流に沈めてやる」

 

麻紘軍兵「ハハァ!!」

 

キングダムネタバレ予想 531話 この状態を死守せよ!

 

正面の麻紘軍の攻勢に趙、左翼軍が浮足立ちます。

そこへ、趙軍を蹴散らし飛信隊が殺到!

 

信「紀彗ィ!!」

 

紀彗(やはり来るか飛信隊)

 

紀彗軍兵「何をしてる守備兵 奴らをからめ取れっ」

 

「馬だっ、馬を狙えっ」

 

「紀彗様は上にっ」

 

そこに再び、ドオッと大きな歓声が響きます。

 

楽華隊が丘の上から、第三陣の一部を破り、

物凄い勢いで駆け上がってきたのです。

 

飛信隊「ヌオオ よォし、追いつめたぞ、紀彗め」

 

信「絶対ここで決めるぞ」

 

楽華隊「蒙恬様 本陣が見えてきました」

 

蒙恬「陸仙(りくせん) 右に回って紀彗の退路を断って!」

 

陸仙「はっ!ご武運を」

 

※麻紘軍と楽華隊、そして飛信隊に殺到された

趙軍本陣は混乱します。

 

そして、本陣を捨てて逃げるという意見と、

捨てるなら馬呈軍も同時に動かすべきという意見で

考えが二分されます。

 

しかし、紀彗の意見は違いました。

 

紀彗「本陣は捨てぬ、ここで飛信隊を止める事に全力を注ぐ」

 

紀彗軍兵「む、無茶です、裏からも駆け上がっています。

三千以上です、例え飛信隊を止めたところで」

 

紀彗「ならん“今のこの形”を崩すわけにはいかぬ!」

 

キングダムネタバレ予想 531話 窮地にあるのは誰だ?

 

紀彗軍兵士「い・・・今の・・この形!?」

 

紀彗「窮地にあるのは・・我々だけではない」

 

紀彗軍兵「え!?・・・・・・・・・・」

 

紀彗「目を光らせているのは、王翦だけではない」

 

紀彗軍兵「?」「?」

 

ここで、場面は転換、戦況を見守っている麻紘が、

ふと左に視線を移します・・そこには!

 

紀彗「必殺の別働隊を用いるのは王翦だけではない」

 

※麻紘のすぐ左手に李牧が出現、

そして、その刃が麻紘の喉元に突き刺さる

 

麻紘「り・・・」

 

麻紘将軍、沈!(合掌)必殺の別働隊とは、総大将の李牧だった!

次回、最強の軍師の刃が、飛信隊、楽華隊に迫るっ!請うご期待!!

 

キングダムネタバレ予想531 kawausoの予想

 

しかし、呆気ないのは、麻紘将軍、隙を突かれたとはいえ瞬殺です。

いかに悪人顔とはいえ、かなりあんまりな扱いです。

これで、麻紘軍は司令官が不在になりました、どうするんでしょう?

 

Kawausoの予想では、臨時で信が麻紘軍を率いて奮戦すると見ています。

信一人なら不安ですが、羌瘣もいるので、何とかなりそうです。

飛信隊には、周囲の味方の士気を上昇させる力がありますからね。

まさか、王翦が出るわけにはいかないので、信が率いた麻紘軍が、

李牧の必殺の別働隊を撃破するという筋書きです。

 

仮に、全く李牧に及ばないとしても一足先に、将軍の立場を

経験しておくというのも、漫画の伏線としてはありかと思います。

 

 

キングダムウォッチャーkawausoの独り言

 

中央にいたハズの李牧がテレポートしてきました(笑)。

まだ、総数が分かりませんが別働隊というのなら、数千でしょう。

たった、それだけで、麻紘軍の二万や楽華隊五千に挑むつもりですから

相応の勝算はあるという事でしょう。

気になるのは、王翦は李牧の行動を予期したかどうかですね。

もし、予期していたなら、麻紘将軍の戦死も織り込み済みになっちゃいますが

まあ、王翦から見れば、朱海会戦では、蒙恬、信と二人の若手を得たので、

麻紘の犠牲が出ても、まだプラスと考えていたりして・・・

 

次回記事:キングダム 532話 ネタバレ予想:信が麻紘軍を率いて李牧と激突?

 

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