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【ネタバレ注意】キングダム539話レビュー「戦の相手」

2017年11月22日


 

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大人気春秋戦国時代漫画、キングダム、いよいよ、539話本バレが登場です。

前回は、橑陽の舜水樹(しゅんすいじゅ)が、楊端和(ようたんわ)軍で最弱の

壁(へき)の軍勢に狙いをつけて終了でしたが、あの後、キングダムは

どうなっていくのでしょうか?Kawausoの感想レビュー&予想を交え解説していきますよ。

 

※注意 この記事は、キングダム539話のネタバレを含んでいます。

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

前回記事:【ネタバレ注意】キングダム538話レビュー「まさか、あのお馴染みキャラが死ぬの?」

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム本ネタバレ 539話 二日目終了 李牧の様子

 

前回は、亜花錦が趙峩龍の派遣した騎兵千騎に亜花錦(あかきん)が二百騎で

突撃した所で終了でしたが、今回漫画では、二日目があっさり終了してしまいました。

 

最初に出てきたのは趙軍の本陣にいる李牧です。

日没を睨みつつ、カイネに堯雲(ぎょううん)の陣に向かうと告げます。

思いつめた表情から考えると、何らかの計略を仕掛けるようですが、

現状では細かい事はもちろん分かりません。

 

キングダム本ネタバレ 539話 二日目終了 イケメン蒙恬の様子

 

朱海平原の左翼では、馬呈(ばてい)が執拗に蒙恬(もうてん)に戦いを挑むも、

蒙恬は、のらりくらりと、柔の動きでかわして二日目の日没を迎えました。

イラついた馬呈が机を破壊していましたが、蒙恬の立場からすれば、

決して多くはない兵力で、決戦を仕掛ける必要はないという事でしょう。

こちらでは、蒙恬の作戦勝ちという事です。

 

キングダム本ネタバレ 539話 二日目終了 かっこいい王賁の様子

 

一方の右翼では、凱旋してくる王賁(おうほん)の玉鳳隊を

亜光(あこう)軍の兵が全力で称えています、右翼の戦場においては、

結果として、馬南慈(ばなんじ)を討ち取るまではいきませんでしたが、

横陣の弱点である右端に王賁と亜花錦がとりついて正面の亜光軍とで

兵力を削りまくり、馬南慈軍は再起不能な程の大ダメージを受けたようです。

 

馬南慈が追いつめられるシーンがカットされたのは消化不良ですが、

とりあえず、趙軍との戦力差を大幅に縮める事は出来たようですね。

 

王賁は初陣から王翦の本軍から外され玉鳳隊という別働隊扱いでした。

それが、今回、亜光の本隊を食うような大活躍をしたのは、時期統主、

王賁の成長を待ち望む亜光軍の全将兵に取っても嬉しい事でした。

 

亜光「お見事、しかし浮かれている場合ではありませんぞ、若君」

 

王賁「誰が浮かれるか・・凹ませた分、明日、必ず李牧は手を打ってくる」

 

亜光「おっしゃる通りです、キズの手当てをされたら

我が本陣へ、すぐに軍略会議を始めます」

 

王賁「分かった」

 

このような感じで、勝っても、二コリともしない王賁でした。

   

キングダム本ネタバレ 539話 二日目終了 荒れる飛信隊ww

 

一方、こちらは飛信隊です、いきなり不満Maxの尾平(びへい)のアップです。

 

「なんなんだ、このおいてけぼり感は!右も左も玉鳳・楽華が

奮戦しているつーのに、俺達は一度も出番がねェぞ、クソッタレ!」

 

普段は、早く帰りたいとぼやいている尾平が憤慨しています。

 

さらに、そこで、我呂(がろ)が

「手柄がない事はないさ、俺達騎兵は、亀の歩兵隊と違って、

李牧を後一歩まで追い詰めた」と言うと

 

歩兵頭の崇原(すうげん)が、

「ちょっと待て、我呂、お前、俺達を亀と言ったのか?」

我呂に噛みつき一触即発になっていきます。

それを止めようとする尾平ですが、

さらに歩兵隊補佐の松左(しょうざ)が

 

「俺も気になるなー、勇んで出ていって武功なく帰っていった

精鋭騎兵隊が、どんな気持ちで俺達を亀と言ってるのか・・」

と蒸し返します。

 

こうして、飛信隊の歩兵と騎兵で掴みあいになりそうな時に信が登場。

 

「出番なしで焦れている気持ちは分かるが、

新人らの前で、みっともねえ姿みせんな、てめえらアア」と

 

大将らしく一喝しました。

 

しかし、言っている側から、信はイライラしテーブルをひっくり返してます。

一番、焦れているのは、ライバルの成長を間近で見せつけられ、

すごく悔しがっている信でした。

 

キングダム本ネタバレ539話 補給が乏しくなる秦軍

 

ここで、飛信隊に飯の時間がやってきます、河了貂(かりょうてん)のアップから入りますが、

最近、出番が少ない、羌瘣(きょうかい)もひょっこり顔を出しています。

しかし、兵士の中からは「なんか、飯の量、少なくないか?」

という声があがります。

 

それは、気のせいではなく現実でした、僅かずつですが、

秦軍の兵への補給が、少なくなってきているのです。

「まさか、戦争二日目で食糧が乏しくなったわけじゃねーだろ」と

いぶかる信ですが、河了貂(かりょうてん)は、王翦(おうせん)が序盤で

麻紘(まこう)を李牧(りぼく)に討たれた事が響いていると分析します。

 

つまり、王翦は出鼻を挫かれて、今後の戦いの長期化を考え、

入ってくる予定のない補給を大きく絞ってきたというのです。

河了貂の説明を聴いて、信はこの戦いが趙軍ばかりではなく、

「兵糧との戦いである」という事を思い知らされるのでした。

 

キングダム本ネタバレ539話 壁軍の兵糧が焼かれる

 

二日目の夜、橑陽では、大事件が起こっていました。

夜中、すっかり寝込んでいた壁を、壁軍の将兵が起こします。

そして、驚くべき情報を壁の耳にいれるのです。

なんと、壁軍の兵糧庫が焼き打ちされ、燃え上っていました。

 

ここで、キングダム前回の漫画の煽りが分かりました。

舜水樹は、秘密の抜け穴を通り、警戒網をくぐり抜けて、

壁軍の兵糧庫を焼き捨ててしまったのです。

 

愕然とする壁、ただでさえ、兵糧が少ない状態で、

1万人分の兵糧が消失したのは、確かに秦軍全体に、

重圧となって覆いかぶさる大事件でした。

 

キングダム(春秋戦国時代)ウォッチャーkawausoの一言

 

以上、キングダム539話のレビューと感想でしたが、

やはり史実と同様に、この戦いは長引いていきそうですね。

 

史記の王翦伝では、少なくとも、鄴攻めは18日継続しているので、

単純計算でも、後16日は残っている事になります。

すでに、壁軍がチョンボをして、1万人分の兵糧を失っているので

もっと早く、兵糧が減少するという事になるでしょう。

 

史実では、王翦は、手柄がない兵を帰還させて、

精鋭揃いに兵を編成し直すともありますから、

鄴攻略までは、さらに、一波乱、二波乱がありそうです。

 

次回記事:【ネタバレ注意】キングダム540話 消耗戦 レビュー&今後予想

 

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