よかミカンの三国志入門




はじめての三国志

menu

はじめての変

諸葛亮の弟・諸葛均はどのような人物だったのか

この記事の所要時間: 351




諸葛亮

三国志』といえば諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)

と言い切るくらいの人もいるほど、『三国志演義』での諸葛亮の活躍は鮮やかです。

 

諸葛亮の桁違いな頭脳から生まれるあらゆる策略に魏も呉もおろおろするばかり。

死せる孔明生ける仲達(ちゅうたつ)を走らすなんていう言葉も生まれるくらい、

諸葛亮の智謀は当時の人々を圧倒していました。

そんな諸葛亮には2人の兄弟がありました。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:諸葛瑾は呉の黒幕!孫権さえ手が出せなかったってホント?

関連記事:【特別企画】kawausoがあなたの夢を叶えます!三国志にタイムスリップしたら何したい?





 

諸葛3兄弟

諸葛均

 

そんな諸葛亮、実は3人兄弟の真ん中の子。

兄は呉に仕えていた諸葛瑾(しょかつきん)でした。

諸葛亮の活躍に埋もれがちですが、兄・諸葛瑾も呉の重臣として名をはせていました。

 

そして、弟の諸葛均(しょかつきん)

この諸葛均ですが、正史『三国志』でも『三国志演義』でもあまり言及されていません

 

一体どのような人物だったのでしょうか。

数少ない諸葛均の記述を追ってみましょう。

 

 

正史『三国志』に見える諸葛均

諸葛珪

諸葛珪(写真のみ)

 

諸葛3兄弟は泰山郡の諸葛珪(しょかつけい)の子として生まれました。

しかし、幼いときに両親を亡くしてしまいます。

一番上の兄である諸葛瑾は独り立ちして揚州に移り住みましたが、

まだ幼かった諸葛亮と諸葛均の2人は叔父である諸葛玄(しょかつげん)を頼ります。

 

しかし、諸葛玄も戦乱の渦に巻き込まれて亡くなってしまいます。

そこで、諸葛亮と諸葛均は荊州に身を寄せることになったのでした。

しかし、この辺りの記述は同じ『三国志』の中でも蜀書と呉書とで大きく違っているため、

2人の幼少期が実際はどのようなものだったのかははっきりとはわかっていないようですね

劉備

 

その後諸葛均は兄・諸葛亮と共に南陽郡で暮らしていましたが、

諸葛亮が劉備(りゅうび)に仕えることになった際に、共に出仕。

後に長水校尉にまでなったのだそうです。

 

諸葛均に関する正史での記録はこのくらいのもので、字すらも記されていません。

歴史を動かしていた兄たちの陰に完全に隠れてしまっていたようですね。

 

北伐の真実に迫る

北伐  

『三国志演義』に見える諸葛均

諸葛亮

 

『三国志演義』でも、動乱を避け、兄・諸葛亮と共に荊州に身を寄せていた諸葛均。

兄が梁父吟を口ずさみながら畑仕事をしている横で、諸葛均も一緒に畑を耕して暮らしていました。

正史では完全にモブキャラの一人として背景と化していた諸葛均ですが、

『三国志演義』ではセリフが割り振られています。

 

劉表(りゅうひょう)の元に身を寄せ、何年もの時間をいたずらに過ごして嘆いていた劉備でしたが、

いよいよ伏龍の噂を耳にして諸葛亮を訪ねます。

何度訪問しても不在の諸葛亮。

それでも劉備はめげずに諸葛亮の廬を訪れます。

孔明の自宅に行く登園三兄弟

 

幾度目かの訪問で、ようやく廬から人が出てきます。劉備は胸をはずませながら、

「あなたが伏龍先生ですか」と尋ねます。

 

しかし、この人こそが諸葛亮の弟・諸葛均だったのでした。

「兄は留守にしています。」

また空振り…。

がっかりする劉備。

張飛

 

何度訪問しても不在ばかりの諸葛亮にいら立ちを募らせた張飛(ちょうひ)

諸葛均に八つ当たりで怒鳴り散らしはじめます。

兄の代わりに頭を下げる諸葛均。

 

劉備は張飛をなだめてもう一度出直すことにします。

後日、再び廬を訪ねる劉備一行。

再び応対する諸葛均。

 

「今日は伏龍先生はおられますか。」

「兄は昼寝をしています。」

昼寝だと!叩き起こしてくれるわ!とまた怒り出す張飛

 

しかし、そんな張飛をなだめて

劉備は諸葛亮が目を覚ますのを待ったのでした。

このように、三顧の礼で迎えられた諸葛亮。

 

正史では諸葛亮と一緒に廬を出る諸葛均ですが、

『三国志演義』では家の留守をするようにと命じられます。

曹操

 

その後は、荊州に侵攻した曹操(そうそう)が諸葛亮の家族を根絶やしにしようと

血眼で探している旨を伝えられ、諸葛均は何とか

荊州から逃げ延びたということが記されているだけです。

劉備に仕えたかどうかは言及されていません。

 

正史ほどではありませんが、『三国志演義』でも

諸葛亮や諸葛瑾の陰に埋もれてしまっていますね。

 

諸葛均には家族がいた?

家族

 

孔明の嫁選びなどという言葉があるように、

孔明があまり美しくない女性を娶ったのは有名なお話

諸葛瑾が子のいない諸葛亮を案じて自身の子を養子に出したこともまた有名な話でしょう。

 

このように、家族のことまでつまびらかに明かされている兄たちとは違い、

諸葛均は謎だらけの存在です。

 

しかし、清朝の考証学者・張澍(ちょうじゅ)は『諸葛忠武侯文集』で

そんな諸葛均に諸葛望という子がいたと記しているのです。

 

さらに、奥さんは林氏もしくは習氏であるということまで突き止めたのだとか。

ただ、この説には矛盾が多いために批判も多く、

本当のところはどうかわかりません。

 

それでも、幸せな人生を送っていてくれたらいいなと思わせる

諸葛3兄弟の末っ子・諸葛均でした。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【シミルボン】三国志の真実、劉備が孔明に飛び付いた理由はこれだ!

関連記事:諸葛誕(しょかつたん)ってどんな人?魏の「狗」も名声を得ていた魏の諸葛一族

 

※この記事は、はじめての三国志に投稿された記事を再構成したものです。

元記事:諸葛均(しょかつきん)とはどんな人?諸葛孔明の弟に迫る!

 

古代中国・超科学の世界に挑戦する HMR

HMR  

はじめての三国志 編集部

はじめての三国志 編集部

投稿者の記事一覧

三国志の世界観や登場人物を『楽しく・ゆるく・わかりやすく』をモットーに紹介するプラットフォームメディアです。

https://hajimete-sangokushi.com/

関連記事

  1. 【悲報】孔明の発明品で戦死した人物が実在した。鎧を過信した南朝宋…
  2. 曹操孟徳と織田信長の共通点!あなたはいくつ当てはまる?
  3. 神回『犬伏の別れ』の裏側、真田丸と韓信には深い関係性があった
  4. 李広(りこう)とはどんな人?「飛将軍」と呼ばれた男は李信の子孫で…
  5. 1800年前の古代中国に鉄軌道跡を発見、燃料不足解消か?長安から…
  6. 赤壁の戦いは計略の宝庫
  7. 馬謖が山上に布陣しなければ第一次北伐は成功したの?
  8. 【賢母の知恵編】私あまり顔には自信がないけれど鍾会には負けません…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【キングダム】李牧(りぼく)とはどんな人?趙国最後の守護神・三大天
  2. 朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ(笑) 第13部(完)
  3. 【8月の見どころ】8/25公開予定:三国志演義李卓吾本に記される魏延粛清作戦を解説予定
  4. 【感想・ネタバレ】劉備徳子は静かに暮らしたい 1巻 三国志の武将たちが現代の高校生に転生!?
  5. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第25話「材木を抱いて飛べ」の見どころ紹介
  6. 【はじめての君主論】第3話:君主に必要とされる力量とは?光武帝と劉禅の違い

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【信長の野望】織田信長は、天皇家を取り込もうとしていた!? 【皇帝から手紙を受け取る呂布】呂布は朝廷に従順な姿勢を見せていた!? なんじゃこりゃ?とツッコみたくなる三国志時代の職業別ユニフォーム 5話:頓挫する王莽の新と、後漢王朝の復活 【8月の見どころ】8/30公開予定:関羽千里行が可能だったのはカバだから? 袁紹の評価は名君?凡君?徹底紹介 古代出雲王国の繁栄は黄巾の乱と関係があった! 【キングダム551話】「兵糧の底」ネタバレ&レビュー

おすすめ記事

  1. 三国志に出てくる鮮卑族ってどんな民族?
  2. そういえば曹操の墓が見つかったけど本物なの?
  3. 馬超の死後、一族はどうなったの?漢族の国家に仕えながら死ぬ寸前まで遊牧民のプライドと一族を守ろうとした馬超
  4. キングダムネタバレ573話「祝!壁がロゾ王討った?」レビュー
  5. 【日本人と三国志の出会い】奈良時代に董卓だとdisられていた人が存在した【シミルボン】
  6. 佐久間象山は狂人吉田松陰をどう評価した
  7. 夏侯覇(かこうは)の妻は誰だったの?蜀に亡命した魏の夏侯一族
  8. 【最終回 幻想少女】ここまで攻略プレイした感想を正直にお伝えします

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“西遊記"
PAGE TOP