キングダム「面倒臭い龐煖の落とし所4選」

2019年12月2日


 

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ホウ煖(龐煖)

 

漫画という媒体(ばいたい)で哲学とか思想を扱われると非常に面倒くさいものです。どうして面倒くさいかというと、何とでも小難しい理屈をひねり出していく事が出来るからです。元々はシンプルに一つの宗派だったキリスト教やイスラム教、仏教が解釈の違いから沢山の宗派に別れたのを見ても、その面倒くささが分かります。それを文字ではなく絵でみせると、もうどうとでも解釈(かいしゃく)が可能です。

そうそう!最近、面倒くさいと言えばキングダムの求道者ワレブさんの行動をどんな風に予想すればいいかという事です。今回は信と龐煖(ほうけん)の決着というか落とし所を探ります。てか、ドンパチしてどっちが強いかでいいじゃん!それがキングダムじゃんねェ?

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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龐煖の落とし所予想4

君主論18 kawausoさん

 

では、龐煖と信の対決の結末として、何が考えられるかを列記してみます。

 

①信と龐煖が激突し最終的に龐煖がsatugaiされ自らの誤りを悟る

②なんらかのアクシデントが発生、またもや決着お預け

③信との命懸けの対話の中で龐煖が悟りを得て戦場を去る

④龐煖は信との戦いで己の思想の無益を悟り自殺する

 

以下では、それぞれの落とし所の詳細について解説します。

 



予想1龐煖が信にSATUGAIされ誤りを悟る

矛を持った信

 

最近はやたらに吠えまくっているので、龐煖は本能だけで生きているバカかと思っていましたが、キングダム公式ガイドブック覇道列紀では、知力バカではない、指揮力皆無とあるので、少なくとも公式でもバカではないようです。

そればかりか、龐煖を解しないものを「道の何たるかを知らん連中」と(さげす)む様子を見ると、こいつを理詰めで何とかするのは絶対に無理で、むしろ、そんな事をすれば怒りにガソリンを注ぐだけのヤバイ雰囲気さえ持っています。

 

そうでなくても、アホである信に龐煖をぐうの音も出ない程に論破する力量など期待できるはずもなく、ここは力任せに斬り合い、負けた方が間違いでしたという単純明快にしてさっぱりしたアメリカンな方法がベストでしょう。

龐煖にしても人は死んだら土に還るだけと、負け犬に一切の憐憫(れんびん)も正当性も認めないので、信にブッタ斬られれば、「あ、俺、無価値な土くれ」と嫌でも納得せざるを得ません。まさか俺の命だけは尊い、見逃せと命乞いする人ではありませんしね。

李牧

 

ただ、この決着方法だと、この数週間の道だの救済だのという李牧さんの哲学的な説明は、全部無意味になってしまうので、まあ、可能性は低いでしょう。

 

キングダムネタバレ考察

 

予想2アクシデントが発生決着お預け

樊城の戦い

 

朱海平原の戦いが龐煖と求道者設定のお陰でクレスチョンマークで一杯になり、収拾が着かないので、信と龐煖の戦いが外部のアクシデントで強制的にブレイクします。アクシデントには、事欠きません、この紀元前236年には、オフ王が急死していますし、王翦(おうせん)の秘策が炸裂して(ぎょう)に食糧が届き、鄴開城で李牧万事休すでの和睦もあり得ます。

王翦

 

キングダムとしても、引っ張るだけ引っ張り、龐煖を三大天として存命させた上で、李牧、司馬尚(しばしょう)と組ませて最強カードに出来ます。

しかし、おいおいおーい、またワレブ生き残るのかよ。どんだけ羌瘣(きょうかい)の肉体をボロボロにすれば気が済む?どんな自虐マニアなんだ。もう龐煖はスパッと切れよ!次はどんなポンコツエピソードブッコんでも、騙されねえからなナス!とひど過ぎる悪態をつく読者がkawauso以外にも何名か出るでしょうね。

 

予想3龐煖が悟りを得て戦場を去る

異民族に好かれる董卓

 

いくら追い詰められても、戦う事を諦めない信の闘争心の中に利己主義ではない、自分が倒してきた人間の為にも戦う利他心を見出した龐煖が、人間は進歩しないと絶望した己の認識を改めて、超人を目指す事を放棄(ほうき)して、恒久平和の使命を信に(たく)します。

このパターンの場合、龐煖は信の戦いを邪魔しなくなるので、仮に趙三大天に留まろうとも二度と戦場には姿を現さない話になります。

ネズミで人生を変えた李斯

 

この場合、ここ数週の李牧の長い求道者説明が活きる事にはなりますが、どうやって、龐煖を効果的に説得できるのかが鍵になってきます。何故なら信に李斯(りし)が説くような法による統治モデルなど説明できるわけがないからです。あまり、あっさりと意思疎通(いしそつう)が図れても、今までの龐煖のワカランチーノぶりを散々(さんざん)見ているだけに、急に物分かりがよくなると白けます。

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kawauso編集長

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