麒麟がくる第13話 感想あらすじ「帰蝶のはかりごと」麒麟がきた

2020年4月14日


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麒麟がくる第十三回 感想(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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麒麟がくる第13話 感想あらすじ「利政の手紙」

父の墓に抹香を投げつける織田信長

 

天文二十二年、織田家の家老平手政秀(ひらてまさひで)が切腹します。いわゆる「ナレ死」です。

織田信秀が亡くなってより織田家では内紛が大きくなり、清須織田家の織田彦五郎(おだひこごろう)や、岩倉織田家の織田信安(おだのぶやす)が公然と信長に反旗を(ひるがえ)し、その責任を取っての死でした。

ちょっとしたことでブチ切れる織田信長

 

「政秀は責任を取ったつもりであろうが、そういう事が通じるような連中ではないぞ」

 

鎧姿の信長は、籠手(こて)を口で脱ぎながら家老、平手政秀の切腹を嘆いています。全く悲しんではいません。(この一大事に腹を切って死ぬなよ、お前が死んで事態が良くなるか?)という顔です。こういう合理主義の信長はキライじゃありません。

そんな時、信長の下に舅の斎藤利政から一度会っておきたいという手紙が届きました。信長は、もちろんそれを額面通りに受け取りません。

織田信長

 

父、信秀が死んだ今、利政は自分を値踏みしダメと思えば、伊右衛門(いえもん)で毒殺して尾張を奪うのではないか?と、しかし帰蝶が言うように、面会を恐れ拒否すれば、和睦は確実に破れます。信長が思案する中で、帰蝶も思い悩んでいました。

 

麒麟がくる第十三話 感想あらすじ「伊呂波太夫」

斎藤道三の娘・帰蝶

 

その夜、帰蝶は信長に信秀がひいきにしていた旅芸人の一座の女座長、伊呂波太夫(いろはだゆう)について信長に尋ねます。

「伊呂波太夫は、戦の時の傭兵が集められると父から聞いた」ぼんやりと答える伊呂波太夫に帰蝶は何か(ひらめ)いたようです。

次の日、帰蝶は、尾張城下に来ていた伊呂波太夫を呼び寄せます。

長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)

 

「戦の時の兵を速やかに呼ぶ事が出来るのだな?」帰蝶が伊呂波太夫に尋ねます。

時と場合によります。それに、弱くて安い兵と強くて高い兵の違いも御座いますが・・伊呂波太夫は曖昧な表情で否定も肯定もしません。

火縄銃(鉄砲)

 

根来(ねごろ)の鉄砲衆がよい」と帰蝶が注文をすると、それは、かなり値が張りまするがと、念を押す伊呂波・・

 

「よい、これは手付じゃ・・」

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

帰蝶は、黄金の入った袋を幾つも取り出し一袋を開けて砂金をこぼしました。帰蝶と伊呂波太夫の腹の探り合いは、黄金にモノを言わせた帰蝶の勝利のようです。

 

麒麟がくる第13回 感想あらすじ「ノッブをプロデュース」

飯がまずくてブチ切れる織田信長

 

その頃、稲葉山城には、十兵衛と光安が呼び出されていました。

信長から返事があり、尾張の聖徳寺を会見場所に指定してきたのです。

 

「しかし、婿殿は影武者を立てるやも知れぬ、、それ故十兵衛、婿殿の顔を知っているお主が付き添え」

 

どこまでも猜疑心が強い利政は、十兵衛に信長が本物かどうか見極めさせようというのです。

織田彦五郎(織田信友)

 

「婿殿は、ここが正念場じゃ、先ほども織田彦五郎より使者が来ておった。わしに対し信長を殺せと矢のような催促じゃ」

十兵衛は驚き、どうするおつもりですか?と聞くと「まずは婿殿に会ってみてからだ」と利政は静かに答えました。

ラクダに乗って砂漠を移動する織田信長

 

聖徳寺(しょうとくじ)での面会日、信長は帰蝶に言われるまま着替え仕度をしています。原色で派手な衣装で、いかにもうつけな感じです。

 

「父上は古きものより新しき物、美しき物を好む、これは父上と私の戦じゃ」

 

帰蝶は利政と戦うような眼差しで信長に言いました。

 

同じ頃、利政と十兵衛は、800人の手勢を率いて、聖徳寺付近の廃屋でスタンバイしていました。

敵を知るにはまず味方というわけで、聖徳寺に入る前の信長を見て、今後の対応を考えていたのです。もし大した事がないなら、面会を止めて寺を800名で包囲して火をつけ本能寺じゃ!というわけです。

燃える本能寺

 

でなければ、またも伊右衛門(いえもん)でノッブを毒殺、、おーもしろやー!なかなか楽しそうな利政。

そこに信長の軍勢がやってきます。十兵衛がその人数を数えると、鉄砲だけで300挺以上でした。まだ、30挺の鉄砲を集めようと言う利政のすでに十倍の鉄砲を保有している。利政は、度肝を抜かれ、織田の木瓜(もっこう)の黄色い旗の群れに釘付けです。

そして、一軍の中間に派手な原色の衣装をまとい袴も穿()かず、ふんどしをチラ見させ瓜をかじる織田信長がいたのです。

 

麒麟がきたライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

今回は、木下藤吉郎という光秀を討つ人物が登場しました。これで、信長、秀吉、家康の愛知三傑が出揃った事になります。ただ、今回は信長に嫁いで、その行動力が空回りしなくなった帰蝶がピカ一です。

美濃にいた頃は強情なおてんば姫で、十兵衛も利政も持て余した帰蝶ですが、尾張に入るなり、水を得た魚になりました。もう一つは、帰蝶の二度と夫を父に殺させないという娘としての意地でしょう。頼純(よりずみ)の時には阻止できなかった暗殺を今度は食い止め、夫信長を力づくでマムシに認めさせるというわけですね。

 

参考文献:NHK大河ドラマ麒麟がくる完全テレビガイド(前編)

 

前回記事:麒麟がくる第12話 感想あらすじ「十兵衛の嫁」麒麟が来た

関連記事:【麒麟がくる】佐久間信盛はどんな人?退却の名人がしくじった人生

 

麒麟がくる

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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