『利家とまつ~加賀百万石物語』とはどんな内容?天下人と身近に接した前田利家

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利家とまつ とはどんな内容(1P目)


利家の妻まつ「芳春院」は、2男9女を産む母親

 

利家の妻まつは、1547(天文16)年に尾張国の沖島(愛知県あま市)に生まれました。父の名は篠原一計(しのはらかずえ)(:ドラマで史朗(しろう)が演じる)。3歳の時に父を亡くしたあと、母の妹が嫁いでいる利家の父・前田利春に養育されました。つまり利家とは従兄弟にあたります。それが縁となり、利家の元に数え12歳のときに嫁ぎました。


史実でのまつ

同年小録(書物・書類)

 

史実としてのまつは、子宝に恵まれたことで有名です。嫡男で初代加賀藩藩主となる利長をはじめ、2男9女を産みました。一番最初に産んだのが後に利家の同族、ドラマでは辰巳 琢郎(たつみたくろう)が演じた前田長種(まえだながたね)の妻・幸姫(こうひめ)。これは、まつが満11歳11か月で生んだと伝わります。ちなみに幸姫は幼少期から成長に至るまで、複数の人物が演じました。そのほか豊臣秀吉の側室や宇喜多秀家(うきたひでいえ)と言った戦国の名だたる人物の元に嫁いだ娘たちがいます。

 

またもうひとりの男子が次男・前田利政(まえだ としまさ)は、能登七尾城の城主となるなど出世しました。しかし関ヶ原の戦いで西軍側についたため、所領が没収されてしまいます。ちなみにまつは、1617(元和3)年まで生きました。利家亡き後は、芳春院(ほうしゅんいん)と名乗っています。


織田信長との関係と前田家家督相続

キレる織田信長

 

拾阿弥を殺害した利家は、信長により出仕を禁じられます。信長の性格や当時の雰囲気では成敗もあり得た事件ですが、柴田勝家(しばた かついえ
)
らの取り成しで、出仕停止処分で住んだという背景がありました。

 

若き頃の織田信長に敗れる今川義元

 

しばらくの間は浪人暮らしとなる利家ですが、転機となったのが桶狭間(おけはざま)の戦い。まだ出仕解除ではなかったものの、圧倒的に軍勢の少ない織田軍に勝手に参加して、敵の首を3つも捕る活躍を見せます。しかしまだ帰参が許されませんでした。


森部の戦いにおいて勝手に参戦する前田利家

長い槍が得意な前田利家

 

翌年に美濃の斉藤龍興と行われた森部の戦いにおいても利家は勝手に参戦。美濃方の武将足立六兵衛(あだちろくべえ)を打ち取ります。ドラマでは大八木淳史(おおやぎあつし)が演じた「首取り足立」との異名を持つ怪力の斉藤家重臣。これを打ち取った功績はさすがに大きく、ここでようやく信長の許しを得ることができました。

 

森部の戦いから8年後、信長からある命令が下ります。それは前田家の家督を継いでいた兄・利久にかわって前田家の家督を継ぐというもの。ドラマでは三浦友和(みうらともかず)が演じた利久は、武将としての器が無いと信長に見られて前田家の座が奪われます。ちなみに利久に実子はいませんでしたが、養子に慶次郎こと利益(とします)がいます。


柴田勝家との関係と能登の城主

信長が大好きな柴田勝家

 

利家は信長の家臣ですが、やがて織田軍団が大きくなるについて、信長の直々の家臣ではなく、重臣の柴田勝家の家臣として活躍するようになります。拾阿弥を殺害への取り成しなど、利家の面倒を見た勝家をドラマで演じたのは、松平健(まつだいらけん)。ドラマでは利家とまつが「親父様」と呼んでいるほど親しい間柄です。

 

一向宗を1000人磔、釜ゆでにした記録が残る前田利家

 

1574(天正2)年に勝家の与力として越前の一向一揆の鎮圧に従軍。利家の活躍は一向宗を1000人磔、釜ゆでにしたという記録が残っています。そして佐々成政(さっさなりまさ)不破光治(ふわみつはる)と3人で10万石が与えられました。この頃は北陸方面への出陣が目立つ利家でしたが、信長の命により、摂津有岡城や播磨三木城への戦いに参加することもあり、勝家の与力でありながら、信長の直参として活躍する面も見せています。

 

前田利家の武勇を賞賛する信長

 

そして1581(天正9)年になると、ついに信長より能登国を与えられ、国持ち大名になります。七尾城主23万石を拝領しました。ここは専門家の意見が分かれますが、このときを持って加賀藩が事実上成立したと解釈されることが多いです。

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