食客とは何?才能のある人物を客として遇して養うメリットとは?

はじめての三国志_ページネーション

こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。

食客とは何?(1P目)




彼らの求めたもの

朝まで三国志201 観客2 モブでブーイング

 

さて前述した孟嘗君、ある日その人望を妬まれて宰相の座から降ろされてしまいます。この時に3000人の食客たちは次々に彼の元を去っていき、たった一人残った食客と再び苦労して同じ座まで上り詰めました。

 

朝まで三国志2017 観客 モブ

 

この際に残った一人の食客馮驩(ふうかん)は「去っていった者たちを呼び戻して下さい。彼らは貴方様に愛想を尽かしたのではありません。貴方の元では自分は活かされない、と思ったから去っていったのです」と言い、再び孟嘗君は3000人の食客を抱えることになりました。

 

これを見ると、食客たちは仁と義、そして己の力の活かし場所を求めていたように思えます。前述したように食客は赤貧(せきひん)に努め、出世欲のための売名行為はしない。

 

しかし名を挙げたい、歴史に名を残したい、誰かの役に立つ存在でありたい……そういう思いも見えてきました。全てが全て同じという訳ではありません、でも嘗て何人もの食客たちがどこかで気に入られ、どこかで役立ってきた……例え名前が残っていなくとも……それもまた、歴史の陰というロマンなのかもしれません。




食客を抱えるのメリット

ポイント解説をするセン様

 

最後に、食客のメリット、食客を養うことのメリットをお話したいと思います。一つは何かの時に役立ってくれること、これが食客の分かりやすいメリットです。しかし食客にはもう一つのメリットがありました。

 

部下の兵士に褒美(お金)を分け与える曹真

 

それは、自分が「食客を養える」ということです。言っては何ですが赤の他人を受け入れて養う、お金がかかりますね。それは人数が増えるほどに大きくなります。しかしその「普段は役立っていない食客を養っている」ということは、それだけ権力があり、力の象徴とも言えるのです。

 

そういう自分の「力」の証明として、ある程度の権力者たちは寧ろ積極的に食客を迎え入れたそうです。




三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

食客自体は三国時代よりも昔の話です。しかしその食客の精神、在り方は後の世にも深く影響しています。もしかしたら彼らの生き様があったからこそ、群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)の時代がきたのかもしれません。

 

センさんが三国志沼にドボン b

 

形ではないけれど受け継がれてきた精神が三国時代を作った……そう思うとますます三国志の沼にハマってしまいますね……ちゃぷん。

 

参考文献:史記 孟嘗君列伝

 

関連記事:【戦国四君の食客の名言】人間関係を達観した馮驩の名言

関連記事:【食客には無駄な人材はいない!!】孟嘗君の脱出劇が名言として登場

関連記事:国がない劉備は趙雲や部下をどうやって養ったの?

 

【三国志の出世・恋愛・犯罪・全て見せます】
三国志ライフ

 




< 1

2

関連記事

  1. 傷だらけでも勇敢に戦う楽進
  2. 天下三分の計
  3. 魯粛、周瑜、劉備
  4. 三国志の雑学

    保護中: 【保存版】はじめての三国志 登場人物・団体の一覧

    このコンテンツはパスワードで保護されています。閲覧するには以下にパ…

  5. 三国志の主人公の劉備

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。




はじめての三国志企画集

“はじめての三国志企画特集"

“はじめての三国志公式LINEアカウント"

“二宮の変

“三国志データベース"

“三国志人物事典

3冊同時発売




PAGE TOP