大人気春秋戦国時代漫画キングダム。今回は久しぶりにキングダムの今後の展開を予想してみたいと思います。歴史上、李牧に敗れる事になっている桓騎ですが最近の漫画の展開を見ていると従来とは真逆の敗北の可能性が浮かび上がってきました。
※今回の予想は、父性というより母性さんの考察を参考に書いています。コメントを頂き、どうもありがとうございます。
キングダム話題のトピックス!
この記事の目次
キングダム693話ネタバレ予想「桓騎は家族と社会を憎む」
桓騎については、野盗になる以前の経歴が明かされていませんが、おそらく他の野盗と同じように、家族に恵まれずに生まれ、孤児として迫害され差別されてきた境遇ではないかと思います。
その為、家族に恵まれた人間に憎悪を持ち、その家族の集合体である国家についても、激しい敵意を持っていて、そういう恵まれた環境にある人間を打ち破る事で憎悪を発散させていると考える事が出来ます。
初期に下僕身分で孤児である李信に興味を持ったのも、自分と同じように李信が社会を憎み、恵まれた境遇にある人間を憎んでいると考えたからでしたが、李信は境遇を言い訳にせず、真っすぐに生きてきたので、現在は疎ましく思っているようです。
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キングダム693話ネタバレ予想「雷土の死に激怒」
そんな桓騎にとって大事な存在は同じように孤児として生まれ、欲しいものを奪う事で生活している野盗たちです。部下をモノ扱いしているように見える桓騎ですが、影丘の戦いでは桓騎軍を使わずに別の部隊を六大将軍の権限を利用してブッこむなど温存策を取っています。
これは桓騎なりに部下の野盗たちをつまらない消耗戦に巻き込みたくないという配慮でしょう。
詳細は、雷土が拷問で殺されたのを見て桓騎がどう思うかですが、投降した趙兵10万の首を刎ねたという話がある以上、正気を保てないほどに桓騎が激怒する可能性もありそうです。そして、それを見た扈輒は、自分達が見落としていた桓騎の弱点に気が付く事でしょう。
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キングダム693話ネタバレ予想「桓騎の弱点は仲間」
趙軍は、桓騎の残虐行為に気を取られ、桓騎は残虐な冷血漢であり自己の出世の為には、味方であろうが平気で見殺しにすると考えてきました。
しかし、実際の桓騎は敵や無関係な人間には無慈悲ですが、身内である野盗達に対しては、普通の人間以上に愛情深く接している事が分ったのです。それは自由放任の部分が強く、略奪を許し脱走を容認するという正規軍では考えられないような勝手を認めるという意味での優しさです。
恐らく、扈輒は雷土を失い激怒する桓騎の様子を見て、桓騎の弱点は仲間である野盗達だと確信します。
そして、桓騎を殺す方法は、桓騎が散々やってきた人質を取る方法を逆手に取り、桓騎軍の将兵を捕らえ、じわじわいたぶり殺しながら、桓騎が姿を現すのを待つのが最善だと気づく事でしょう。
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キングダム693話ネタバレ予想「いつしか味方に情が湧いた桓騎」
雷土の桓騎に対する思いを見てみると
社会から見捨てられ迫害された孤児である自分達を桓騎が拾い、知略を駆使して出世の階段を駆け上り、遂には六大将軍にまで成った事を誇らしく感じているようです。
社会の底辺のゴミ溜めに生まれた自分達を桓騎が代表して引き揚げてくれた。桓騎は自分達クズゴミの太陽であり、それが世間一般では黒い太陽であろうとも、その恩義に報いたいと頑張って来たのでしょう。
だから、恵まれた環境に生まれ何不自由なく社会的に高い地位に就いている連中には、死んでも桓騎の居場所は吐かないというセリフが出たのです。
この雷土の気持を桓騎が理解していないとは考えにくく、全ての桓騎兵ではないにしても、黒桜やオギコや雷土や厘玉、摩論のような古参の仲間に対しては、家族同様の感情を抱いていると考えられます。
そして、この感情こそがとらえどころがない桓騎を捕まえる唯一にして最大の弱点になってしまいました。
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