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三国志は乱世、群雄割拠の時代において何が最も大事だったか?
土地か、個人の力か、頭脳化、はたまた天命か。いいや最も英雄に近付くために必要なもの……それはお金、資金力!これは何もおかしいものではありません、大勢を従えるにも物資を揃えるにも先立つものはとても重要。
そこで聞いてみました「三国志の大金持ちは?」アンケート!
一体誰が選ばれるのか、皆さんのコメントと共に見ていきましょう!
周瑜に投資した・魯粛
「一番金持ちかどうか解りかねますが、周瑜との逸話はあまりにも有名」
「魯粛かな。彼の場合、「自宅」じゃなくて「人」に蓄えたという感じですが」
引用元:はじめての三国志TV
魯粛の逸話の一つに、周瑜が魯粛の所に行って資金援助を求めたという話があります。
この際に魯粛は自分の持っていた財産、二つの蔵の片方を全て渡し、周瑜はその豪胆さ、非凡さに驚くと共に、今後に求めるべき人物と思い、二人は親交を深めるきっかけになりました。お金持ちであると同時に、他者にどう使うか、それを理解している人物ですね。
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劉備に投資した・糜竺
さて、こちらは別の人物へのコメントですが、ご紹介させて頂きます。
「糜竺は劉備に貢いだり火事にあったり散財、魯粛は死んだ兵士達の家族に手当てを上げて散財、曹嵩は曹操に上げて散財」(コメントについて間違えてしまったとあったのでその点改編させて頂いております)
引用元:はじめての三国志TV
だから曹洪が一番金持ち……と続きますが、この通り、麋竺は劉備に全てを賭けた、と言ってもいい人物です。呂布に徐州を奪われ、二進も三進も行かなくなった劉備に妹を嫁がせ、人や資金を渡して援助しました。
このため劉備はまた息を吹き返すことになりましたが、この頃の劉備がいずれ皇帝となるとは誰も分からなかったでしょう。そこまで劉備に賭け切った、財産の持ち主にして賭け所を見極めた人物です。
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危うく曹丕に殺されかけた・曹洪
「曹洪かと思います、しかし借金関係で曹丕とは何かと揉めたらしいですね」
「曹洪 出て来ると思ってたわ~」
引用元:はじめての三国志TV
さてかなりお金持ちとして印象が強い曹洪、正史でも「ケチ」と言われちゃっているお人です。その財産は曹操が資産調査をした際に、自分より多くて(もしくは同等で)驚いたというほど。
また逸話では曹丕が借金を申し込んだが断ったため、これを恨んで罪を犯した曹洪の食客と一緒に処刑しようとしますが、この際に卞皇后や曹真に窘められて、命は救われました。
実は曹操は嘗て大ピンチ時に曹洪によって救われたことがあり、この話で曹丕を説得したのです。何にせよ三国志演義でも(人違いしてますが)ケチで有名なこともあり、一番お金を持っていた印象は強いですね。
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我が子に投資した・曹嵩
「曹嵩だろうな他のメンバー、1億銭とか持ってたのか?それだけではなく、朝廷の有力者などにも賄賂も贈り、曹操に陳留に呼ばれたときにも、馬車数千台?とかで移動する有様」
霊帝「この4人の中では、やはり太尉の職を一億銭で買い、憲碩等にも賄賂を贈った曹嵩ではないか」
引用元:はじめての三国志TV
曹嵩は皆さんご存知、乱世の奸雄、曹操の父親。夏侯氏からの養子であり、宦官の子ではありますが養父・曹騰は歴代の皇帝に信頼され、重用された人物。
霊帝さまも仰っている通り、膨大な額で大尉の職に就き、曹操が兵を挙げた際にもやはり家財を投じて多くの兵士を集めるなど、私財を息子のためにも使った人物です。恐らくは曹騰から受け継いだ財産ではないかと思いますが、それはそれとして投資先をしっかりと見極めていた父の優秀さを感じますね。
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その他の面々
「これは富み奢ること甚だしいと言われた袁隗ですね」
「窄融。略奪しまくって、壮大な仏教寺院をつくったそうな」
「悪銭No.1なら潘璋かな」
「悪政をしまくった董卓じゃないのか」
引用元:はじめての三国志TV
さてその他にも多くの人物たちがコメントに寄せられていました。この時代、私腹を肥やす、や吝嗇、と言われるように、私財を溜め込み過ぎることは悪辣のように言われてきました。
しかし、貯めておかなければいざという時に使えません、貯めることは決して悪ではないのです。そしてその使い先をどうするか、それこそが大事な時代でした。
なのでお金を持っていても使い方が上手な人は「金持ち」であって「溜め込んでいる」という印象を受けないというのが、今回はアンケートから伝わってきましたね。
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三国志ライター センのつぶやき
今回の面々を見ていると、良く投資先を見極めた人たちが多くいます。そして彼らが多額の私財を援助したからこそ、天下に羽ばたく英雄たちが生まれたのです。そう考えると、彼らこそ英雄の立役者なのかもしれませんね。
こういった縁の下の話はあまり華々しくないと思われるのか、カットされがちな所ですが「上手なお金の使い方」は現代に通じるものがあると思います。「お金は使った時にこそ価値が出る」皆さんも賢く貯金、賢く使っていきましょう。
ざばーん!
引用元:はじめての三国志TV
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