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魯粛と取り替えて晩年の孫権を諫めたい
呉からは魯粛はどうでしょうか?
魯粛は三国志演義でこそお人好しっぷりが目に付きすぎますが、実際には関羽を論破したり孫権を良く支えたりとかなり豪胆な人物です。
賈クも賈クで捕まっても捕まえた人物を慌てず騒がず説得して解放されるような豪胆さを持っていますから、性格の面では問題ないかも?
むしろここは孫権から後継者問題の相談を受けて綺麗に回避させる賈ク先生を見てみたいですね!
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頑固な沮授と賈詡を取り替えたら
「賈ク先生のアドバイスを聞き入れないのは破滅フラグ」
これと同じように、沮授の言葉を聞き入れず、袁紹は曹操に敗れることとなりました。
沮授はその才能を曹操に惜しまれ、仲間に引き入れようとするも沮授は聞き入れず。最終的に曹操の部下に処刑されることになります。ただこれは個人的な意見ですが、沮授は賈ク先生ほど周囲と上手くいかない人物なので、袁紹は助かっても曹操はどうなるかな……とも思います。
ここはどちらかというと、曹操の望み通りになった後の沮授の振る舞いが気になる所ですね。
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乱世を綱渡りで生き抜いた賈詡
賈クはその策謀センスもそうですが、世渡りの上手さも注目されます。あの戦乱の世を生き残った人物、確かに世渡り上手と言えるでしょう。
しかし賈クはただ適当にやっていたら生き残った訳ではなく、その知略、そして周囲との軋轢をとことん避けることで生き残ったのです。正に自分の才能だけではなく、努力でも生き残った人物なのです。賈クはどこでも生き残れそう。でもどこでも必死に頑張って生き残り、その主に尽くすのだろうな。そう思った筆者でした。
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三国志ライター センのひとりごと
いやー……。賈クは、カッコいいですね!(再確認)
振り返ってみると苦労はしているけれど、それを決して周囲に悟られさせず、静かに、そして優雅に生き残ってきたようにも見える賈ク。しかしその根底には、果てしない努力と見えない気遣い、知謀があったことでしょう。とりかへばやを通して、賈クの魅力を再確認してしまいました。
ともあれ皆さんも三国志とりかへばや考察、どうぞ一度考えて見て下さい。
たのしいよ!
参考文献:魏書賈ク伝
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