諸葛恪と司馬師を取り替えると諸葛恪が魏で伸び悩み曹魏存続「三国志とりかえばや」

2022年6月6日


 

 



監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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司馬師と取り替えても諸葛恪に魏の荒波は厳しい

司馬師

 

ご存知東興の戦いで戦ったお相手。その結果は真逆のようなものになりましたが、司馬師(しばし)と諸葛恪をとりかへばやしてみたらどうなるでしょうか?

 

……だいたい最期は変わらないような気がしますね!(タブー)そもそも諸葛恪だと東興の戦いで敗北した段階からもう立場の巻き返しができない気がしますし……

 

司馬師と司馬昭

 

司馬師は諸葛恪と取り換えられると後事を託さないといけない弟が諸葛融(しょかつゆう)になりますし……もしかしてダブルで詰んでいる?

 

唯一の利点(?)としては、魏が簒奪(さんだつ)されない可能性も出てくるってことかな。

 

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佞臣

 

 

 

諸葛恪を取り替えると諸葛一族が繁栄できない可能性も

諸葛瑾に無茶振りを言う孫権

 

実はAnotherで諸葛瑾とのとりかへばやも考えましたが、そもそもとして孫権が諸葛恪とずっと付き合ってきたとして、諸葛瑾ほど上手に孫権の相手ができたかは疑問が湧きました。

 

また諸葛瑾は本人の優秀さだけでなく、孫権からの信頼に加え、諸将からも信用されていました。だからこそ呉であそこまで出世できたのです。

周瑜と陸遜

 

では諸葛恪はどうかと言うと、孫権に気に入られたとしても諸将からの信頼は難しいでしょう。まだまだ周瑜(しゅうゆ)やら魯粛(ろしゅく)やら虞翻(ぐほん)やらいますからね。そうなるとこのとりかへばや、呉の諸葛一族がそこまで出世しないまま終わった可能性もある訳です。という訳でAnotherは敢えて名前を伏せさせて頂きました。

 

伏虎(ふくこ)(ボソッ)

 

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三国志とりかへばや物語

 

 

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

諸葛恪、繰り返しますが、才覚は確かにあったのですよ。その才覚は呉を支えるに十分だったと思いますが、そもそもとして呉の命運も付きかけている中、魏への大敗北、更にはその性格が災いして……となった訳です。

 

孫峻からすると「組むメリットがない」と判断されたのではないでしょうか。才覚はありましたが、その才覚でも補いきれないマイナス面があった……そんな人物となったのは、寂しい所ですね。

 

参考文献:呉書諸葛瑾伝 諸葛恪伝 蜀書諸葛亮伝

 

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呉の武将

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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