募集期間:2021年6月(1週間)
三国志の世界は、時代もありますが誰もが名を挙げるために努力し、文字通り粉骨砕身の思いで時代を生き抜いてきましたね。その努力が報われるか、報われないか……時に運命は皮肉な笑みを浮かべます。
だとしてもその努力、現代の我々がしっかりと目に焼き付けましょう。そこで聞きました「三国志努力賞をあげるなら?」受賞者の皆さんとコメントを発表したいと思います。
この記事の目次
呂蒙(よく勉強したで賞)
「劉備は周りの力が大きい。孔明は努力というか無茶。個人の努力という観点からすればやはり呂蒙かと思います」
「呂蒙で。士別れて三日、刮目して相対す。素晴らしい故事です」
「個人の努力という観点のみで見るならば呂蒙ですかね?」
引用元:はじめての三国志TV
呂蒙と言えば嘗ては武勇一辺倒、しかし孫権に言われて勉学に励んだ所、智勇兼備の名将に成長しました。その姿は嘗て呆れていた魯粛も驚くほどだったとか。
「呉下の阿蒙に非ず」そしてコメントにもありますが「士別れて三日、刮目して相対す」数々の名言をその身で体現した呂蒙の姿は、現代の我々から見ても見習いたい所ですね。
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諸葛亮(貧弱な国力で五度も北伐したで賞)
「五虎将軍もなく五度も北伐を行い五丈原に散る。五がかかってて浪漫あって素敵」
引用元:はじめての三国志TV
コメントを見て確かに!と思わされましたね。そう思うと諸葛亮の運命にも更に込み上げるものを感じます。
何よりも凄いのは、五度も繰り返しながら蜀としての国を崩壊させなかった所でしょうか。その諦めないバイタリティ、そして嘗て劉備に受けた恩義への返礼と忠義は凄まじいものです。しかし同時に並々ならぬ執念も感じるのも、諸葛亮という存在の大きさですね。
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【北伐の真実に迫る】
張飛(いつの間にか知将で賞)
「張飛 知恵はついても粗暴さは消えなかった」
引用元:はじめての三国志TV
コメント者さん自体は別の方への投票でしたが、ピックアップさせて頂きました。猛将ではあるものの、どうにも失態が多い張飛がある時から知略を駆使して戦うようになる……レベルアップです。
こういう成長がみれるのも三国志の面白さですね。ただ、張飛の欠点である粗暴さ、特に兵士以下の身分が高くない人たちへの暴力は成長しても変わらず、それが彼の字妙を決定付けました。人間的な成長ももう少しみたかったなー。
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劉備(あんだけ負けてよく皇帝になれたで賞)
「あえて劉備をあげます。周りの人たちも劉備のひたむきさに惹かれてついていったのかもしれないし」
引用元:はじめての三国志TV
劉備と言えば負け戦が多いです。ただ、何度敗北しても立ち上がって行く、というのは劉備の強さであり、敵からすれば大きな脅威でしょう。
しかしその姿は、彼について行く人たちから見れば勇気となり、それが劉備を皇帝に至らせたのかもしれませんね。それを考えてみると、やはり劉備の強さとは「人徳」なのではないしょうか。
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孫権(学級崩壊した呉で半世紀も国主したで賞)
「孫権は当主になったのがかなり若くて力もなかったから重臣にトップの座を奪われてもおかしくなかった。才能のある重臣に恵まれてよほど先代の威光も強かったんだと思う」
引用元:はじめての三国志TV
さて孫権と言えば父親、兄と偉大な先人たちが志半ばでどんどん亡くなっていく。窮地の中で立たされたのはまだ20にもならない若き青年。しかしそんな中でも家臣たちと力を合わせ、そうして長期の間国主を勤め上げました。
正に呉王!これは努力賞トップも有り得るぞ!……と思われましたが。
「孫権は、晩年が崩壊の原因を作ったで賞だからな」
「学級崩壊の原因を作ったので、孫仲謀殿への努力賞授与は見送らせていただきます。今後の貴殿の益々のご栄達をお祈り申し上げます」
引用元:はじめての三国志TV
崩壊した中で頑張ったけどそもそも崩壊させたのは孫権と言うご意見多々。これはマッチポンプの可能性。
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三国志ライター センのつぶやき
では最後にいくつかピックアップをさせて頂きましたのはこちら。
「献帝陛下に一票あげたい。後漢最後の皇帝になってしまったけど、滅びゆく漢を守るために彼は自分にできる事を全てやった」
「献帝かな。良くぞ傀儡に甘んじたで賞。そして生涯を全うしたで賞。傀儡であり続ける事にも相応の能力と忍耐が必要ですから」
引用元:はじめての三国志TV
董卓の傀儡、曹操の傀儡、幼い頃から他者に尊厳を貶められてきた献帝。漢王朝を終焉させてしまった彼ですが、そもそも彼が幼い頃には既に崩壊していたのは事実。
そんな中でも、生き抜いて生涯を全うした、できることは全てやった、正に努力賞を受賞してもおかしくない方ですね。そしてもう一人。
「書物に纏め上げた陳寿先生にも努力賞ください!!」
引用元:はじめての三国志TV
陳寿先生がいたからこそ、やり遂げてくれたからこそ私たちは三国志を楽しめます。努力賞と共に、感謝賞も差し上げたいですね。
陳寿先生が開いてくれた三国志沼に今日もどぼーん!
引用元:はじめての三国志TV
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