「男子、三日会わざれば括目して見よ」は三国志の呂蒙が語源?




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指揮を取る呂蒙

 

有名な慣用句に「男子、三日会あわざれば括目(かつもく)して見よ」というものがあります。実はこの慣用句、三国志で有名な武将「呂蒙(りょもう)」のエピソードが語源だという事をご存知でしょうか。

 

今でもたまに使われるこの慣用句の意味と、その成り立ちを今回の記事では解説していきます!




「男子、三日会わざれば括目して見よ」の意味

勉強に励んで文字も読めて賢くなる呂蒙

 

「括目」とは「目をこすって見ること、注意して見ること」。この慣用句の意味は「三日もたてば人は変わることが出来る、たった三日会わないだけでもその人を注意してみることです。」といった意味です。

 

呂蒙

 

「男子」となっていますが、もちろんすべての人間に当てはまることです。この慣用句が生まれたのは三国時代の呉の名将、「呂蒙」のエピソードが基になっています。




呂蒙は無学だった

貧乏だった若き呂蒙

 

呂蒙は元々は貧しい家に生まれ、親戚が従軍したことから、それに無謀にも付いていったことで出世への糸口をつかみました。

 

呉の小覇王・孫策

 

カッとなって人を殺すなど、かなりヤンチャな時代もありましたが、その才能を孫策(そんさく)に認められ、呉軍の中心武将として働くことになります。

 

字が読めなくてバカにされる呂蒙

 

軍事に大いに力を発揮し、数々の戦で功績をあげました。しかし、呂蒙は学問をしたことが無かったため、字もかけず、教養もありませんでした。

 

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孫権に学問を勧められ、一念発起する

策略が得意な呂蒙

 

呂蒙は重要な武将でしたが、学がなかったことを陰ではからかわれていたようです。

 

呉下(ごか)阿蒙(あもう)」という言葉があります。これは「呉の町の蒙ちゃん」という意味で、呂蒙は子供扱いされていたようです。

 

孫権から学問を身に着けろと言われる呂蒙

 

そんな呂蒙を見かね、当時の主君の孫権は呂蒙に学問を勧めました。しかし、呂蒙は「多忙でござる」と、学問をするのを拒否していました。

 

しかし孫権は食い下がり、「なにも学者になれ、というのではない。せめて書物を読んで見識を広めるのだ、戦にも役に立つだろう」と呂蒙を説得しました。

 

勉強する呂蒙

 

そこまで言われては勉強しないわけにはいきません。呂蒙は勉学に励むようになったのです。そしてついには学者も驚くような学識を身に着けることができたといいます。

 

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「士、三日会わざれば括目して見よ」

魯粛

 

呂蒙の評判は日に日に高まっていきました。呉の同僚「魯粛(ろしゅく)」は正直、教養のない呂蒙の事を馬鹿にしていました。しかし、呂蒙の最近の勉学の事を聞き、本人を訪ねてみることにしました。そのとき魯粛は関羽(かんう)の領地と接する最前線に配置されていました。

 

酒の席で呂蒙は魯粛に尋ねました。

 

青龍偃月刀を持つ関羽

 

「あなたはどのような計略によって関羽に備えていますか?」

「その時になったら考える」と、魯粛は適当に答えてしまいました。

 

セクシーすぎる塩商人だった関羽

 

すると呂蒙は

「関羽は強敵ですよ。どうして計略を立てずにいられましょうか。」と瞬く間に5つの策略を語り、議論でも魯粛をやり込めてしまったそうです。

 

魯粛は席を立ち、呂蒙の背中をたたきながら、

「ここまで学識が高まっているとは思わなかった。もう、“呉下の阿蒙”とは言えないな。」と驚き呂蒙を称えました。

 

呂蒙は

「士たるものは3日になれば目をこすって気持ちを新たに向き合うべきなのです。」と語りました。

 

これが「士、会わざれば括目してみよ」という慣用句の語源となったのです。

 

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【義に生きた武人・関羽】
関羽

 

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