袁術サマの大将軍張勲には孫呉で活躍する道も存在?いや妄想か!でも待てよ

2022年9月20日


 

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袁術サマの大将軍張勲

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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忠義の張勲は生き延びて袁術サマと合流

袁術

 

さてさて主は帰ってしまいましたが、自分たちはそうはいきません。相対するはそうそうたる(※シャレではない)面子の曹操軍。張勲、橋ズイらは奮戦するも、相手が悪すぎた。

 

ここで橋ズイや李豊(りほう)らは曹操軍に討ち取られてしまいます。相手が相手なので、仕方のないことと言えるかもしれません。しかし張勲はここで死ぬことはなく、何とか生き延びて袁術の元に戻ることができたのです。

 

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袁術サマの死後、劉勲に捕らえられ消息不明に

 

多方面に破れに敗れた袁術軍。最早立て直すだけの力はなく、自領は壊滅状態。最終的に袁術は慟哭しながらこの世を去ります。そうして袁術が亡くなり、袁家が崩壊すると、流石に張勲も身の振り方を考えたのでしょう。

 

ここで張勲が行こうとしたのが、孫策の元です。しかし運が尽きたのか、張勲はその道中で劉勲(りゅうくん)に捕らえられ、その後の消息は不明となります。

 

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実は孫策と交流があった張勲の将来

袁術と孫策

 

さて実は孫策がまだ袁術の庇護下にあった時のこと、まだ若い孫策を張勲はとても評価していたと言います。このため張勲は孫策と友誼(ゆうぎ)を結ぶことを望み、また結んでいたためにその縁を頼って袁術死後、孫策の元に身を寄せようとしました。

 

立場や経緯は違いますが、もしかしたら呂範(りょはん)のように、孫策の元で活躍する未来もあったのかもしれませんね。

 

どういう経緯で友誼を結んだかは定かではありませんが、そういう運命がもしかしたらあったかも……と考えると、張勲はもっと活躍の場があった武将なのかもしれません。

 

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三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

正史を追っていても、どうにも張勲の活躍はパッとしません。袁術が大将軍に任命したとまで言われているのに、呂布に敗れ、曹操に敗れ、最終的に生き延びるも劉勲に捕まってその後は不明。しかし孫策との友誼、と言われると、どうにか別の道もあったのかな、と思わせる武将でした。

 

イケメン孫策と袁術

 

こう言ってしまうと仕えた主が悪かったと言いたいのか……と思われてしまうかもしれませんが、だいぶ詰んでいますからね、この時期の袁術様……どうにか他のルートも見てみたかった、そう思った筆者でした。

 

センさんのとぷんver2

 

どぷり。

 

参考文献:後漢書袁術伝 三国志魏書袁術伝 呉書孫策伝

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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