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キングダム699話ネタバレ予想「桓騎は有罪か無罪か?考えてみよう」

2021年11月10日


 

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嬴政(始皇帝)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム698話では桓騎による投降兵虐殺を巡り秦嬴政(えいせい)が一時は処刑を命じる程に緊迫しました。

 

熱血ヒーロー君主である嬴政から見れば、桓騎の虐殺自体が許せないのかなとkawausoは考えていましたが、どうも話の流れを見ると嬴政の言い分の方が無茶ではないかと思えてきました。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム699話ネタバレ予想「嬴政の言い分」

始皇帝(キングダム)

 

では、最初に嬴政の言い分について考えてみます。

 

捕虜の虐殺そのものではなく「殺した人数の多さ」を問題にしている
捕虜を管理できないなら管理可能な人数まで「間引け」ばいいのに

どうしてそうしなかったのかが不満

キングダムと三国志 信と曹操のはてな(疑問)

 

嬴政の言い分というのは、極論すると虐殺数が多すぎるのではないか?

 

そもそも普段から桓騎軍は無駄に敵の命を奪いすぎているというものであり、六国の余計な憎悪を買い、中華統一の妨げになるというものでした。

 

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キングダム699話ネタバレ予想「摩論の言い分」

曹爽

 

一方で、実際に作戦の指揮を執った摩論の言い分を見てみましょう。

 

兵力が少ないので趙兵に王翦軍や楊端和軍が向かってきていると嘘の情報を流し、降伏を呼びかけたら想像以上に捕虜が集まった。
味方より捕虜の数が多く、その事が敵にバレて反乱を起こされると敗北する恐れがあり、やむなく全員を虐殺するに到った。

逃亡する兵士 三国志ver

 

摩論の言い分は決して口から出まかせでないのは、捕虜が膨大な数になる事を当初から不安視していた点や、捕虜の中に秦軍への復讐を誓う兵士もいた事から裏付けられます。

行軍する兵士達b(モブ)

 

また、平陽から桓騎軍が駐屯しているポイントまでは、そこまで離れている様子がなく、飛信隊が逆襲を警戒しているとはいえ、桓騎が投降兵を解放した場合、彼らが平陽に逃げ戻り敗残兵を吸収した虎白公(こはくこう)が攻勢に転じる恐れもありました。

 

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キングダムネタバレ考察

 

キングダム699話ネタバレ予想「桓騎の行動は衝動的な怒りによるものか?」

桓騎 キングダム

 

そもそも桓騎は降伏させた捕虜を解放するつもりだったのでしょうか?

 

話の流れを見ると、桓騎は無残な殺され方をした腹心の雷土に対する復讐心で投降兵を皆殺しにしたように見えます。

 

しかし、桓騎が膨大な投降兵を殺さずに処置する方法について検討していた様子はありません。つまり、桓騎は雷土の事があろうとなかろうと、投降兵を皆殺しにするつもりだったのでは?とも考えられるのです。

 

他に方法がないので、最初から趙兵を騙して投降させ皆殺しにする計画なら残虐極まりない事ではありますが、現場にいない嬴政に桓騎を非難する事は出来ません。

 

桓騎(キングダム風)

 

何故なら投降兵を人道的に扱い、叛かれて味方が全滅したら嬴政は桓騎を罪に問うに違いないからです。

 

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キングダム699話ネタバレ予想「虐殺を少なめにという偽善」

内容に納得がいかないkawauso様

 

嬴政の尋問で一番偽善だなと思ったのが、投降兵を管理できないなら管理できる程度まで数を減らすべきで皆殺しにする必要はないのではないか?という間引き理論です。

 

そして、どうして皆殺しがダメなのかと言うと、皆殺しにすると六国の無用な怒りを買い、中華統一が困難になるという理由でした。

 

これは大変な偽善だとkawausoは思います。10万人を皆殺しにすれば六国は激怒するが、9万人殺して1万人を還してやれば、そんなに怒らないのではないか?と嬴政は言っているのです。

 

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

こんな事が現実に起こり得るでしょうか?

9万人を殺すのと10万人殺すのとでは、9万人を殺すほうが1万人の命を救うのだから敵の怒りはその分軽減される?そんな事はありえないでしょう。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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