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うさんくさいとは、漢字では「胡散臭い」と書きます。つまり「胡散」な臭いがする人のことです。そして「胡散」とは、信用ならない、疑わしい、という意味。つまり何となくだけど信用ならない臭いがする……という人は、うさんくさい、と言われてしまう訳ですね。
という訳でアンケート「一番うさんくさいのは?」
今回の面子の中でうさんくさいと感じる人は一体どなたでしょうか?
「自分、治世の能臣なんで」曹操
「やっぱり曹操かな。毒の強い人物を有益な薬みたいな存在に変える方法を一番知っていた。曹操自身が強い毒を持ってそれを薬に変えられなければできる事ではないと思う」
引用元:はじめての三国志TV
早々に対するコメントで、開眼させられたのがこちらです。曹操は多くの人物を手に入れ、彼らを良く用いました。もちろん優秀な人物たちでもありましたが、優秀な人物たちをどう上手く使えたか、も重要。
そう考えると曹操の非凡さは「うさんくさい」と言えるものかもしれません。とすると、曹操はもしかしたら呂布も扱えたかも……?
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「皇帝の血筋ですぴょん」劉備
「他は出自がそれなりにしっかりしてるけど劉備はねぇ…」
「そりゃあ 劉姓ってだけでねぇ(笑) どぼん
「劉邦の末裔(笑)」
引用元:はじめての三国志TV
さてコメントでは多かったのが劉備。確かに戦乱のどさくさ、ご先祖様がそもそも子孫を把握していない、ということもあれど、それを利用してのし上がったのでは……?とも思われる劉備。
うさんくささでは他の追随を許さない人物とも言えるかもしれません。しかし中には
「はじめての三国志見てから劉備が胡散臭く感じ始めましたww」
引用元:はじめての三国志TV
という方までいましたが、こちらカワウソ編集長からお言葉があります。
「劉備は胡散臭いんですけど、ある程度必要に迫られてという部分もあるので可愛げがある胡散臭いやつとして書いています」
引用元:はじめての三国志TV
つまり……結局劉備はうさんくさいってコト?!
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「献策妖術何でもできます」諸葛亮
「蜀ぴいきの人々によって、なぜか仙術使いになってしまった演義の孔明」
「本人が喧伝してたわけではないだろうが、臥龍・鳳雛は、過大広告」
引用元:はじめての三国志TV
確かに三国志演義の諸葛亮、何かもううさんくさいどころではありませんね。何でもできるようにしちゃった結果、うさんくささが半端なくなった気がしてしまいます。
所で弟子を「臥竜鳳雛」として劉備に売り込んだ水鏡先生。ちゃんと優秀さを発揮してくれたから良いものの、しなかったらどうしたんでしょうか?
「龍は起きなかったし、鳳は雛のまま育ったなかったんでしょうなぁ」とか言ったのかな?
もしかしたら割と水鏡先生もうさんくさい感じがしちゃうのは筆者だけかな?
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「首が回るとかあり得ませんよー」司馬懿
「司馬懿かな。「治世の能臣、乱世の姦雄」と称されたとされる曹操よりも余程にこの言葉に当てはまる男だと思う」
引用元:はじめての三国志TV
結果として簒奪者のように扱われてしまった司馬懿。曹操は生前から司馬懿を警戒していたと言いますし、信用ならなさではトップかもしれません。とは言え、司馬懿自身は結果が簒奪に結びついた、息子が簒奪した……と言うことを踏まえると。
司馬懿よりも、息子である司馬師、司馬昭の方がやはりうさんくさかったのかもしれませんね。
その他
「左慈と于𠮷、三國志のオカルト野郎コンビに1票」
「張角も胡散臭いというかインチキ臭いというか・・・ですね。符水を飲ませて病気を直したというのが何となくインチキ臭いですよね」
「そりゃもう五斗ry」
引用元:はじめての三国志TV
さてさて、その他ではやはりオカルト、宗教関連の人たちがコメントされていました。確かに彼らの記述、うさんくさいなんてものではありませんからね。そこで注目したのが
「三國志演義の作者、羅貫中が少々胡散臭いと思うの私だけ?」
引用元:はじめての三国志TV
確かに(真顔)
羅漢中先生、どうにもはっきりとしない存在です。未だに謎も多く、不明確な部分も……確かに最もうさんくさい存在、と言えるかもしれません。そして
「胡散臭い…?と考えて一番最初に頭に浮かんだのが袁術なので袁術ですね!」
「私の中では袁術一択」
引用元:はじめての三国志TV
なんでや袁術様ハチミツの香りしかしないよ!いいにおい!(そう言うことではない)
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三国志ライター センのつぶやき
最後にこちらのコメントをご紹介したいと思います。
「うさんくさいを漢字にすると『胡散臭い』。元の語源は違うみたいだけど『胡』の臭いをまき散しているみたいに聞こえるので、三国志の人にも通じそうな気がしてならない。古代の漢民族にはとても効きそうな言葉だと思いますw」
引用元:はじめての三国志TV
ちょっと調べてみたら「胡」には「古代中国の北方・西方民族に対する蔑称」という意味もあるようです。このため異民族から伝わったものには「胡」を用いたんだとか。そうすると「胡散臭い」という言葉自体は、三国志の人たちにも通じるかもしれませんね!
面白いコメントをありがとうございます!
因みに胡には「あごひげ」という意味もあるとか……つまり
げぇっ!?関羽!!(どぼーん)
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引用元:はじめての三国志TV