馬超と許褚の一騎打ち|関中を巡る戦い

2015年6月2日


馬謄

赤壁の敗戦によって、とりあえず南下をあきらめた曹操は、

次に西に目を向けました。

 

西涼(せいりょう)の太守である馬騰(ばとう)を

本拠地の許都(きょと)に呼び、

曹操暗殺を企てたとして殺害してしまいます。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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馬超と許褚の一騎打ち

馬超 許褚

211年、父を殺された馬超(ばちょう)と義兄弟の韓遂(かんすい)が

挙兵し、長安に進軍してきます。

 

あっというまに長安を責め落とし、潼関(とうかん)まで攻め上ったところで、

ついに曹操軍と激突します。

 

馬超らは強く、曹操軍を苦しめます。

 

ここでは、馬超と許褚(きょちょ)の一騎打ち勝負が行われます。

両者の力は互角で、

100合ほど打ち合っても勝負がつきませんでした。

ついには二者とも鎧を脱ぎ捨て、馬も乗り捨て、裸で殴り合います。

 

「……お前のパンチ、いいパンチだったよ」

とたそがれる間もなく、両軍の武将たちが出てきて混戦になり、

結局勝負はつきませんでした。

 

 



ウマさんウシさん、助けて!

 

ウマさんウシさんは、別に馬超と許褚というわけではありません。

(すみません)

 

馬超は曹操軍を追い詰め、渭水(いすい)を渡る曹操軍を追撃します。

曹操、絶体絶命のピンチ。

すると、丁斐(ていひ)が奇策を思いつきました。

 

渭水に牛馬を解き放ったのです。

 

驚いた馬超軍は、隊列が乱れ、散り散りになってしまいました。

曹操はこうして、命拾いします。

 

 

夢梅仙人の氷城の計

渭水のほとりに軍を敷いた曹操を苦しめたのは気候でした。

ここはとても寒く、兵士たちの士気が下がるばかりです。

 

「せめて建物があれば……」

そんなことを考えていると、曹操の前に

夢梅(むばい)と名乗る仙人が現れます。

 

「ここに土台を荒く組んで、水をかけておけばよい」

 

曹操はわらにもすがる思いで、夢梅仙人の言う通りにしました。

すると翌朝、水が凍って、氷の城ができていたのです。

 

馬超ら有利で進んでいた戦いは、

これを契機に曹操軍優勢に逆転し、

馬超は和平工作に出ることになります。

 

 

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この記事を書いた人:東方明珠(とうほうめいしゅ)

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はじめての三国志

通称「はじさん」のはじっこライター東方明珠です。

普段は恋愛系のノベルやシナリオを書いています。

中国の歴史が大好きで、

ハンドルネームにも上海のテレビ塔の名称を拝借しています。

行き当たりばったりで中国の遺跡を巡る旅をしていましたが、

次は無錫市にある三国志のテーマパーク「三国城」に行きたいです。

 

■好きなこと(趣味):

本屋さんをはしごすること

 

■好きな三国志の人物:

孫策と周瑜

 

■幸せを感じる瞬間

自分の書いた文章に素敵なイラストを描いてもらったとき

 

■出没場所

動物園

 

この記事のデザインを担当した人:よりぶりん

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「すいません」 とにかく謝ったら勝ちと思っている腰ぬけです

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■尊敬する人:
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■どうしてもこれだけは譲れないもの:
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イラストのリクエスト御座いましたらお気軽どうぞ!
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よりぶりんでした。

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中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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