世の中にヒーローは多くあれど、スーパーヒーローとなると、
それは、だいぶ数が限られてくると思われます。
あの有名なキン肉マンのテーマソングにもあります、
♪ああ~心に~愛がなっけーればー
スーパーヒーローぢゃあ、、無いのさぁ~
そう、本当のヒーローとは、まず愛があるものなのです。
単純に強いだけなら、ティラノザウルスとかが最強でしょうから、
どうせ、人間なんか足元にも及ばないのです。
曹昂の圧倒的な1位投票
そういう意味では、組織票18票(笑)を獲得して、
見事、はじさん第1回好きな武将ランキングで、裏1位になった
曹昂子脩(そうこう・ししゅう)は、スーパーヒーローと断言していいでしょう。
どう考えても、同一人物が、何度か投票しているとしか思えませんが、
※だってさ、表1位の趙雲が8票なんですけど・・・・
こんなにも、特定のファンに愛されるのですから、曹昂には愛があるのです。
だから、取り上げてもいーんです!!でも、今回だけだぞ。
英傑、曹操の長男として産まれた曹昂
さて、曹昂は、あの英傑、曹操(そうそう)の長男として
正妻、劉夫人との間に生まれました。
まだ、曹操が名をあげていない若い頃に生まれた子供ですので、
生まれた年は分かっていません。
曹操が西暦155年ですから、単純にそれに20歳を足して、
西暦175年位が生年と思われるので、周瑜(しゅうゆ)や
孫策(そんさく)と同じ年位ですか
曹昂は親孝行な好青年だった
この曹昂、若い頃から分別があり、幼くして母と死別して、
継母として丁夫人に育てられますが、かなり親孝行でした。
何しろ、20歳という若さで孝廉を通して中央に推挙されている位です。
孝廉(こうれん)というのは、在野にいる人の中で、学識があり、
親孝行である人をその地域の偉い人がわいわい協議して役人に取り立てる制度の事。
一般農民は、その偉い人達にコネがないので、除外でしたが、
士大夫の身分の人は、この孝廉に選ばれたいが為に、善行を大げさに
吹聴して、自分を飾るというのが当たり前になっていました。
まあ、若い頃は不良で有名だった曹操も孝廉に親父のコネで通って、
役人になっているので、制度自体が疑わしいっちゃあ、疑わしいのですが、
生真面目な継母の丁夫人が溺愛している所を見ると、
或いは、曹昂は本当に親孝行な良い人だったのかも知れません。
(自演)投票回答 :三国志一の親孝行
アンケートの中にも、「三国志の中で一番の孝行息子」、
「孝廉に推挙される程優秀」「優しい好青年」とありました(笑)
しかし、そんな好青年の父、曹操は、昔はとんでもない不良息子で、
更正した現在は、どうしようもない女好きでした。
曹操の失敗
西暦197年、42歳になっていた、曹操は、宛城という所で、
張繍(ちょうしゅう)という男を降伏させます。
ところが、曹操が宛を攻略したのは、領土欲だけではありませんで、
張繍が、叔父の張済の未亡人で絶世の美女鄒(すう)氏を
匿っているのを知り、それを奪おうとしていたからです。
「どうせ、張繍では、世間体を気にして
叔父の未亡人には手は出せまい、俺が、モノにしてやるぜ」
こうして、曹操は、本当は鄒氏に目を付けていた張繍を差し置いて
鄒氏をモノにして、それから骨抜きになったように、
毎日、毎日、政務を放り出して愛欲の日々を送ります。
本当にどーしょーもない男です、、本拠地には、大勢の妻と、
成人に達しようという子供がゾロゾロいるというのに不倫ですよ。
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