法正特集
官渡の戦い




はじめての三国志

menu

はじめての変

テルマエ・ロマエのルシウスもびっくり!?後漢の甘英、ローマを目指す!




photo credit: Coliseum via photopin (license)

photo credit: Coliseum via photopin (license)

 

時期を同じくして、アジア大陸の東と西で発展していった漢とローマ

お互いの国交が開ける以前から、二つの国は、大陸の果てにどうやら

自国に匹敵する巨大な国があるらしいと知り得てはいました。

 

後漢時代に西域異民族を上手く懐柔した軍人班超(はんちょう)は西の果てに

あると言われた大秦国ローマを探しだし国交を結ぶように副官の甘英(かんえい)に言いつけます。

しかし、甘英は、今一歩の所でローマとの邂逅(かいこう)を断念してしまうのです。




西域を平定した名将、班超、大秦国(ローマ)との国交を求める

 

甘英(かんえい)は、匈奴(きょうど)や楼蘭(ろうらん)、ホータン、

カシュガル、大月氏(だいげっし)というような西域の諸民族と戦いつつも、

上手くコントロールし後漢の勢力を保った名将軍、班超の副官です。

 

班超は名将として名高い人物で、危険を背負わなければ利益も得られない

という意味の「虎穴に入らずんば虎児を得ず」で有名な人です。

 

そんな班超は、西域異民族の情報から、遥か西にある大国、大秦国(ローマ)の

噂を聞き、直接国交を結ぼうと考えていました。

 

軍人のイメージの班超ですが実は貧乏な歴史家の出で自らも歴史を学んでいました。

行けるなら班超自身が大秦国(ローマ)へ行きたかったのでしょうが、

当時の西域における漢の勢力は、班超の力で維持されていたようなものでしたので、

かわりに副官の甘英を派遣する事にします。

 

関連記事:三国志に出てくる鮮卑族ってどんな民族?

関連記事:羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介

関連記事:三国志に出てくる羌族ってどんな民族?

関連記事:超や曹操と因縁が深い氐族(ていぞく)




甘英、直線距離9000キロのローマに出発、目指すは西の海

 

しかし、風聞でしか知らず、中国人が到達した事のない道のローマへの旅路は、

直線距離でも9000キロはあるという大冒険でした。

それ以前に記された地理書である山海経(せんがいきょう)にも

ローマの事は全く出てきておらず、甘英は、全くの手探りからの出発になります。

 

 

実際には、途上には砂漠もあり、山脈もあり、漢と友好的ではない国もある以上

実際の旅路は1万キロを超えるのは確実と言えるでしょう。

 

関連記事:山海経(せんがいきょう)って何?|中国古代の神話世界

 

歴史家でもあった班超は、甘英にレポートを残すように命ずる

 

西暦97年、ローマに出発するにあたり、班超は、旅の途中に見聞した事柄について

詳細なレポートを残すように、甘英に命じています。

現在、甘英が残したであろうレポートは失われ、後漢書の記述からの間接的な引用

しか出来ない状態ではありますが、それでも種々の興味深い記述があります。

 

甘英が集めたローマの情報

パンテオン wiki

 

大秦國一名廣鞬,以在海西,亦云海西國。地方數千里,有四百餘城。

小國役屬者數十。以石為城郭。列置郵亭,皆堊塈之。有松柏諸木百草

 

甘英がローマへの道の途中で拾い見聞きした事には上のような情報があります。

意味は大体、以下の通りになります。

 

「大秦は、別名を廣鞬(こうたつ)という、西の海にありまたは海西国と伝わる、

面積は数千里もあり、400以上の都市が存在し、周囲の数十の小国を従えている。

城郭を造るのに石を用い、駅伝の制が発達していて、松とイトスギが生えている」

 

テルマエロマエ

 

一部、分からない部分は訳していませんが、ローマがかなり大きい国である事、

そして中国と違い、石で城郭を造っている事や駅伝制の事、衛星国が存在する事や、

どんな樹木が生えているかまでを記録しています。

 

【次のページに続きます】




ページ:

1

2

関連記事

  1. 【シミルボン】忘年会の余興にいかが?三国志時代に流行したスポーツ…
  2. 蜀の馬超 馬超(ばちょう)蜀に入った時にはピークを過ぎていた?
  3. 魏を破る朱然 徐盛と朱然は名将なのにマイナーな武将だった!?
  4. 【初心者向け】kawausoの大三国志 ズボラ戦記
  5. 【告知】朝まで三国志2017年 秋 本日22時開始
  6. 茶を飲む張角(太平道) 劉備が親孝行でお茶を買う?中国茶の種類を紹介
  7. 【九州三国志】『三國志』は中国だけじゃない!日本の三国志事情 P…
  8. 曹操&袁紹花嫁泥棒 白馬の王子がいっぱい?三国志女さらい列伝

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 曹洪と曹操
  2. 孔明もコペルニクスに似ていた
  3. キングダム53巻
  4. 田中角栄

おすすめ記事

  1. 劉備入蜀の立役者、龐統の全戦歴 龐統
  2. 【9月の見どころ】9月に公開予定:潼関の戦い特集 蜀馬に乗って戦場を駆け抜ける馬超
  3. 漢の血筋を引く者は劉備のみにあらず!皇族・劉虞の悲しき最期
  4. 【名将対決】雷神と恐れられた名将立花道雪VS呉の名将陸遜 Part.2【完】 陸遜
  5. 三国時代のトレンドファッションは? 大喬と小喬
  6. 【魏延粛清作戦】捨て駒同然の扱いをされた馬岱 「ここにいるぞ!」と言いながら魏延を切る馬岱

三國志雑学

  1. 兵士
  2. 車に乗る諸葛亮
  3. 顔良と関羽
  4. 周瑜 周郎
“はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 田畑政治 いだてん
  2. 明智光秀 麒麟がくる
  3. 張飛のヨメ
  4. 魯粛と周瑜
  5. 陸遜 剣と刀

おすすめ記事

オオクニヌシ(日本神話) 【日本神話の逆襲】出雲王国とたたら製鉄に見る朝鮮半島との繋がり kawauso編集長のぼやきVol.30「環境マネジメント」 呂蒙 【濡須口の戦い功労者列伝】濡須塢を築き二度も曹操軍を撃退、呂蒙 許劭(きょしょう)とはどんな人?三国志時代のインフルエンサー 岳飛伝(一) amazon 田中芳樹の岳飛伝が人には推薦しづらい理由 劉備孔明と出会う? 【三国志if】もしも劉備が諸葛亮孔明にフラれていたら!? はじめての三国志チャンネル 第1回目 – 三国志に興味を持ったきっかけ 【002】 孫晧(そんこう)とはどんな人?呉のラストエンペラー「暴君」の名をほしいままにしたが、実は…

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“邪馬台国"

“三国志人物事典"

PAGE TOP