袁術軍の将軍を言葉で攻める
荀彧は軍勢を率いて袁術軍の迎撃に向かいます。
袁術は曹操軍を見つけると橋蕤(きょうずい)・李豊(りほう)・梁鋼(りょうこう)・
楽就(がくしゅう)の四将軍を先鋒に命じ、両軍はついに対峙します。
すると荀彧は許褚に「私の言葉を後に続いて大声で叫んでください」とお願いします。
荀彧は袁術軍に向かって曹操が行っている政治の内容を話します。
許褚は荀彧の言葉を大声で、ゆっくりと叫びます。
袁術軍の兵士は許褚の叫んでいる内容を聞き、動揺し始めます。
橋蕤は兵士の動揺を抑えるため叱咤した後、荀彧に対して問答を開始。
荀彧はニヤリと心の中で笑いながら橋蕤や四将軍に対して、
曹操の大義と袁術の大義どちらが大義として名分を得ているか説明します。
青州兵の登場で袁術軍の指揮はガタ落ち
荀彧は許褚(きょちょ)に「青州兵」と大声で呼びます。
すると周りから青州兵が立ち上がり袁術軍を包囲。
その軍の多さは周りの地形が埋め尽くされるほどで、
皇帝袁術や四将軍、兵士達はうろたえ士気が低下します。
大義問答に決着をつける
荀彧は袁術軍全体の士気が激減したことを確認すると、
一気に言葉を連ねて四将軍や兵士達に袁術の不義を述べます。
そして曹操の絵が描かれたタコと程昱の文が書かれたタコの両方が天空に飛ばされ、
空に舞い始めます。
空に二種類のタコが舞い始めると荀彧は許褚に自分が言った言葉を繰り返させます。
許褚の言葉を聞いた青州兵も一緒に合唱を始めると、
袁術軍の兵士達は武器を捨てて逃げ始める者や投降する者達が続出します。
この姿を見た袁術の四将軍は荀彧に向かって刃を抜いて斬りつけようとしますが、
許褚によって四人とも倒されてしまいます。
四将軍が斬られたことを知った袁術は大いに驚き撤退していきます。
荀彧はほとんど被害を出さず、袁術軍を撤退に成功します。
袁術のその後
袁術はこの戦いに敗北すると、ずるずると勢力は減退してきます。
そして進退に窮した袁術は従兄弟である袁紹を頼るため、
本拠地・寿春城を捨て袁紹の長男が治めている青州へ向けて出発します。
しかし青州に到着する前に病にかかり、亡くなってしまいます。
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この記事を書いた人:黒田廉(くろだれん)
■自己紹介:
横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。
■歴史人物:
■何か一言:
今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!