三国志をゲームで初めて知ったというユーザーも多いと思います。
カードゲームや無双などのアクションゲーム、
そして昔ながらのシュミレーションゲームと三国志のゲームの幅は広がる一方です。
それだけ魅力的な世界なのだと思います。
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シュミレーションゲームの数値
ゲームとなると気になるのは登場人物たちの能力であり、その能力をわかりやすくした数値です。
基本的にMAX100で表現されています。
定番は呂布の武力100、諸葛亮孔明の知力100といったところでしょうか。
もちろん納得いかないユーザーもたくさんいるでしょう。
細かく数値化すると人物の優劣がはっきり示されます。
ひいきにしている武将や軍師の能力が低いとやはり残念な気持ちになります。
しかし全員を納得させる数値の付け方というのは不可能に近いです。
ですからおおよそ多数決で決まったような数値の付け方が主流です。
李儒のパラメーター(能力値)
なかには「どうしてこんなに数値が高いのだろうか」
「どうしてこんなに低いのだろうか」という人物もいます。
李儒(りじゅ)はそのなかでも疑問にあがる人物のひとりではないでしょうか。
知力はだいたい90以上になります。
李儒より有名で、活躍した軍師がたくさんいますが、ほぼ同程度です。
ゲームのなかでいくとかなり頼れる軍師に数えられます。
なぜでしょうか。
基本的に能力値は「三国志演義」のお話をもとにして決められているケースがほとんどです。
演義では李儒は董卓にとって頼れる懐刀です。
単なるローカル武将だった董卓を支えて、天下を掌握するところまで引き上げた手腕は見事です。
よって評価は高くなったのでしょう。
日本人は数値化が好き
そもそも個人の能力を細かく数値化すること自体が難しい話ではないでしょうか。
日本人はテストだの内申点だのノルマだの数値化することが大好きな民族です。
ゲームですからまあ許せる話かもしれませんが、当の本人がこの数値を聞いたら憤りを感じるでしょう。
李儒はどうなのでしょうか。
案外、過大評価されていて驚くかもしれませんね。
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シュミレーションゲームの改善点
私も三国志のシュミレーションゲームは大好きです。
もちろん日本の戦国時代ものも同じくらい好きです。
ゲーム内容が改良されて進化していく姿も毎回楽しみにしています。
ただ何点か改善してほしいなーと感じるところもあります。
そのひとつが戦場における武将の存在価値です。
知力が低いが武力の高い武将がいます。
呂布(りょふ)や張飛(ちょうひ)などがその筆頭にあげられます。
彼らに副将や参謀をつければ問題ないのですが、
彼らだけで部隊を率いて出陣させると、
ただ単純に知力の高い将がいる部隊に簡単に混乱させられます。簡単に火計にはまります。
ほとんど活躍できずにいるのです。
実際の戦場でそんなことが起こるのでしょうか?
戦上手で名の知れた呂布や張飛が、精鋭を率いて進撃していたら、
普通の部隊の方が逆に恐怖で委縮し、混乱するはずです。
たいして戦の経験の無い文官ごときに部隊をひっかきまわされることなどありえません。
戦の機微を知っているのは実戦を多く経験している彼らなのですから。
一騎打ちうんぬんはさておき、
戦場で最も活躍すべき人物たちが無下に扱われていることが私は残念ですね。
皆さんはいかがでしょうか。
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董卓配下の評価
ついでに記載すると董卓配下の将たちの数値が低いのも気になります。
猛者揃いの西涼で名の知れた人物たちです。
部隊を率いても、一騎打ちをしてももっと強かったのではないでしょうか。
でなければあの董卓が将に任じるはずもありません。
李傕(りかく)や郭汜(かくし)は、知力、魅力、政治力は特に文句もつけませんが、
武力、統率力あたりは80以上あってもいいと思います。
特に郭汜は一騎打ちにおいて呂布とも引き分けるほどという話ですから90以上は欲しいですね。
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三国志ライター ろひもと理穂の独り言
群雄たちの勢力のバランスを考えると、
李傕や郭汜が雑魚扱いされている分、李儒が高い数値を付けられているような気がします。
確かに後世のひとの李傕・郭汜の評価は低いものがあります。
歴史がそれを証明しているのかもしれませんが、歴史が正当なものかどうかは定かではありません。
そこには政治的な要素も多分に含んで綴られています。
以前の政権の人間をこけおろすのは常套手段ですからね。
もしかしたら李儒は諸葛亮孔明以上、李傕・郭汜は張遼や馬超以上だったかもしれませんよ。
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