三国志平話
濡須口の戦い




はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

項羽に勝ったのはこれだ!項羽に勝つことができた劉邦自らの自己評価とは?




項羽と劉邦

 

項羽(こうう)劉邦(りゅうほう)

彼らは秦の滅亡させたあと天下の覇権を賭けて長いあいだ戦いを繰り広げていきます。

劉邦項羽に連戦連敗していしまいますが、最後の一戦で大勝利をおさめたことがきっかけで、

漢帝国を樹立することに成功します。

劉邦は漢帝国を樹立した後に諸将を招いて宴会を開きます。

この時に項羽に勝つことができた理由を諸将に自慢げに語り始めるのです。

 

前回記事:これは酷い!韓信、あっさりと親友鐘離昧を売る。韓信の性格に難あり親友はブチ切れ

関連記事:漢の400年は、たった8年の激しい戦いから生まれた?三国志の前哨戦、楚漢戦争!




洛陽で大宴会を開催

劉邦と張良と陳平

 

劉邦は最大の敵であった項羽を討ち滅ぼして天下統一し、漢帝国を樹立します。

その後功績の高かった者達へ褒美を与えて、一段落した時に諸将を招いて洛陽(らくよう)で

大宴会を開催します。

劉邦や参加した諸将らは楚漢戦争時代の辛い時期や

自らの武功などの思い出話などに花を咲かせて大いに盛りがったそうです。




項羽に勝った原因を諸将に尋ねる

劉邦

 

劉邦は宴会で盛り上がっている時に諸将に対して

「俺が項羽に勝った理由は一体何であったか知っている者はいるか」と尋ねます。

すると諸将の中から「陛下は諸将を使って城や領土を取らせて、

戦いに功績があった人達をしっかりと評価したことが項羽に勝った原因でしょう」と

劉邦の問いに答えます。

この答えに劉邦は「お主達の意見も間違えではないが、まだまだ読みが浅い」と

反論します。

諸将達は「では何をもって項羽に勝利することができたのでしょうか」と劉邦に問い返します。

 

蕭何韓信張良」を使いこなしたからだ

劉邦と簫何

 

劉邦は諸将の問いに対して「私が項羽に勝った原因は、

確かに諸将が言ったこともあっているだろう。

しかし私が項羽に勝つことができた真の理由は謀略や戦術面における張良(ちょうりょう)の活躍や

補給物資を滞ることなく前線に送り、兵士を常に供給していた蕭何(しょうか)の活躍、

そして諸将を率いて戦にのぞみ、連戦連勝した大将軍である韓信(かんしん)の活躍。

彼ら三人の活躍があったればこそわれは項羽に勝利することができたのだ」と述べます。

 

 

三人を使いこなしたワシが居たからこそ勝てたのである

張良と劉邦

 

そして劉邦は諸将に言葉を続け「彼ら三人の助力があったからこそ項羽に勝つことができた。

項羽の敗因は范増(はんぞう)すら使いこなせないところに有り、

わしが三人を使いこなせたからこそ、やつに勝つことができたのである」と最後は自画自賛をして

諸将の方へ向きます。

諸将は劉邦の言葉に大いに喜びの表情で彼の言葉に敬服して、

宴会は終了したそうです。

 

三国志ライター黒田レンのひとりごと

黒田廉

 

劉邦があげた三人は「漢の三傑」として崇められることになります。

日本でもこの三傑の言葉はよく使われることになり、

徳川三傑(本多忠勝・井伊直政・榊原康政)や維新三傑(西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允)など

で使われることになります。

また徳川三傑の一人である井伊直政(いいなおまさ)ですが、

彼は幼い頃命を狙われることになりますが、

2017年の大河ドラマである女城主・井伊直虎(いいなおとら)達の助けによって、

命を助けられることになり、彼女達の必死の努力によって徳川家康へ仕えることになります。

 

おんな城主01 直虎

 

そして井伊直政は徳川家で大いに武功を挙げたことで、

井伊家の名声を天下に知らしめることになります。

話がそれてしまいましたが、

劉邦が評価した三人がいなければ項羽を倒すことはまず不可能であったでしょう。

さらに劉邦以外にこの三人が仕えていたとしても使いこなせるかどうかは微妙であったと思います。

なぜならばあの時代に劉邦以上の君主が出現していなかったからです。

レンの勝手な予想ですが、

斉・趙・燕などの国々で彼ら三人を使いこなせる事ができる群雄は多分いなかったでしょう。

(もし私の勝手な自己評価で使いこなせる事ができる人物を挙げるとすれば、

斉の田横(でんおう)が一番可能性として高いかもしれません)

もし劉邦以上にこの三人を使えることのできる人物がいれば楚漢戦争は、

まずその群雄が天下統一をしていた可能性が一番高いと思われます。

 

参考文献 朝倉書店 十八史略で読む史記 渡邉義浩著など

 

次回記事:人材を使いこなす事で天下を取った劉邦

関連記事:これは酷い!韓信、あっさりと親友鐘離昧を売る。韓信の性格に難あり親友はブチ切れ

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 黒田官兵衛の奇抜な献策と備中高松城攻防戦の水攻めがスゴイ!
  2. 豊臣秀吉 戦国時代2 【センゴク】浅井・朝倉の滅亡と羽柴秀吉の出世を徹底分析
  3. 鍋島直茂(なべしま なおしげ)がスゴイ!主家乗っ取りに成功!時勢…
  4. 士仁(しじん)は何で関羽を裏切ったの?呉へ降伏してしまった蜀の武…
  5. 馬援(ばえん)とはどんな人?趙の三大天の一人趙奢を先祖に持ち子孫…
  6. 【真田丸】真田信繁も背水の陣を敷いた?国士無双と謳われた天才武将…
  7. 張遼に子孫はいたの?やっぱり子供たちも最強?
  8. なぜ劉備は蜀王ではなく小さい土地である漢中王に就任したの?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 袁家をイジメる董卓
  2. 真田丸 武田信玄

おすすめ記事

  1. 42話:袁紹には悪夢、顔良、文醜が関羽に斬られる
  2. 董卓の毒牙から袁紹を陰ながら助けた名士達に痺れる!
  3. 馬超が曹操に仕えていたらどうなったの?馬超vs関羽の軍事衝突の可能性も!
  4. 空城の計って何?門を開けて敵軍をお出迎え?
  5. 司馬師(しばし)とはどんな人?眼球が飛び出て死亡!強烈すぎるのエピソード 目玉が飛び出て亡くなる司馬師
  6. 公孫瓚特集:悔しかったら雨を降らせてみろ・その2

三國志雑学

  1. 鍾会を説得する姜維
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 江藤新平 幕末

おすすめ記事

孫皓に対して戒めの手紙を書く陸抗(りくこう) 左思(さし)ってどんな人?洛陽の紙価を高騰させたブサメン詩人 さよなら2015年!年忘れだよ♪三国武将の名言・珍言語録 名馬ズラリ!三国志〜日本史と英雄の偉業を支えた名馬たちを徹底紹介! 三國クロスサーガ~蒼天の絆~とはどんなアプリゲーム? 【世界版】死者同士の結婚「冥婚」は韓国・台湾・アフリカ・フランスにもあった!? どもりが酷い鄧艾の隠れた才能!優れた農業政策「済河論」を分かりやすく解説 諸葛亮が劉禅の教科書に選んだ『韓非子』とは? 『まだ漢王朝で消耗してるの?』の電子書籍出版のお知らせ

おすすめ記事

  1. 【官渡の戦いの裏話】趙儼と李通がいなければかなりやばい状況だった
  2. 小覇王・孫策のお母さん「呉夫人」は偉大すぎた 呉夫人
  3. 陸抗(りくこう)ってどんな人?父の無念を晴らした孫呉最後の名将 陸抗
  4. 関羽は本当に忠義の士だったの?三国志のタブーに挑む!
  5. 劉繇(りゅうよう)が凄い!袁術の宿敵?そこそこ頑張った英傑の生涯
  6. キングダム576話ネタバレ考察vol2楊端和は今後どう動く?
  7. 【五代友厚と勝海舟】それぞれの道で歴史に名を残した2人
  8. 【はじ三グッズ】可愛い馬超の手帳型スマホケース(iPhone/Android対応)発売中

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“水滸伝"

“三国志人物事典"

PAGE TOP