架空戦記
北伐

はじめての三国志

menu

楚漢戦争

張良(ちょうりょう)とはどんな人?高祖劉邦の右腕として活躍した天才軍師(1/3)

この記事の所要時間: 658




曹操と荀彧

 

曹操(そうそう)荀彧(じゅんいく)が自らの家臣となった時、

「わが子房が来た。」と喜んだそうです。

曹操が言ったこの子房こそ、高祖・劉邦(りゅうほう)の天下取りを支えた韓の貴族出身

天才軍師・張良(ちょうりょう)です。

今でこそ天才軍師の名をほしいままにした張良でありましたが、

若い頃は秦に故郷を滅ぼされ、始皇帝をつけ狙う暗殺者でした。

 

関連記事:キングダムと三国志の違いって何?時代を追ってみる

関連記事:漢の400年は、たった8年の激しい戦いから生まれた?三国志の前哨戦、楚漢戦争!




韓屈指の名門貴族出身

張良 劉邦との出逢い編01

 

張良の故郷は春秋戦国の韓出身の人です。

祖父は韓の丞相として一人の侯と二代の王に仕えます。

また張良の父親もまた祖父と同じく二代の韓王に丞相として仕えます。

張良は韓屈指の名門貴族に生まれる事になります。




秦軍によって故郷が滅ぼされる

張良

 

張良がまだ青年であった頃、秦の軍勢が彼の故郷を侵略。

圧倒的な軍勢で張良の故郷を蹂躙し、彼の故郷は滅ぼされてしまいします。

この時張良の家には三百人もの召使いと父祖代々から蓄えられてきた

貯蓄が相当あったとされています。

 

関連記事:王騎将軍は二人いた!キングダムのカリスマの真実

関連記事:これぞゲスの極み!ぶっちゃけ王騎(おうき)将軍の年収はいくら?

関連記事:キングダムと三国志の豪傑を対比|王騎と言えば誰?

関連記事:秦が中華統一できたのは秦が三流国家だったから?

 

始皇帝に復讐を誓う

張良㈮ 暗殺編04

 

張良は秦によって韓が滅ぼされると、秦王政に復讐する事を誓います。

まず召使いをすべて解雇。

さらに弟が秦軍によって殺された時はお金がかかるとの理由から

葬式を行いませんでした。

親が残してくれた財産は、始皇帝暗殺に協力してくれる人物を探す旅に使います。

 

関連記事:【キングダム】桓騎(かんき)秦を亡命し樊於期と名前を変え秦王に復讐

関連記事:荊軻(けいか)とはどんな人?伝説の暗殺一家ゾルディック家もびっくり!秦王政を暗殺しようとした男

関連記事:桓騎(かんき)だけではない古今東西の残虐な戦術

関連記事:豫譲(よじょう)とはどんな人?士は己を知るものの為に・・執念の暗殺者

 

ついに始皇帝暗殺の協力者を見つける

張良

 

張良は各地を周りますが、中々始皇帝暗殺に協力してくれる人物は

現れませんでした。

しかし張良は諦めず、各国を回って暗殺者探しを続けます。

こうして探す事数年、ついに一人の男が現れます。

その男は大柄の力士で、重さ百二十斤(現在の重さで約30キログラム)の鉄球を軽々と放り投げる事の出来る人物でした。

 

張良

 

こうして協力者を見つけた張良は彼と共に始皇帝の暗殺計画を練ります。

 

始皇帝暗殺計画発動

張良㈮ 暗殺編08

 

張良と協力者である力士は始皇帝暗殺の場所を相談します。

始皇帝は毎年旅行に出ている事から、旅行中に襲撃しようと決まります。

そして始皇帝が旅行する場所と道順の極秘情報を手に入れた二人は、

暗殺を決行する場所の選定を行います

こうして色々なプランを立てた結果、一つの場所が浮かび上がります。

その場所は博浪沙(はくろうさ)です。

二人はこの場所に赴き、地勢を徹底的に調査し、

始皇帝がここを通過するのを待ちます。

そしてついに暗殺決行の日がやってきます。

 

始皇帝

 

何も知らない始皇帝一行はすらすらと潜伏している

張良達の前を通過していきます。

 

関連記事:始皇帝が中国統一後、なんで中国全土を巡幸したの?全巡幸をストーキングしてみた

関連記事:始皇帝は不老不死を求めて何で水銀を飲んだの?

関連記事:中華統一後の始皇帝は大手企業の社長並みの仕事ぶりだった!?彼が行った統一事業を紹介

関連記事:始皇帝が眺めていた星空から星座が分かる。凄い!ギリシャ神話にも劣らない中国の星座

 

始皇帝の車を襲撃するも…

張良㈮ 暗殺編09

 

張良は小声で力士に「あれだ」叫び、力士は張良の声に反応すると

無言で目の前を通った始皇帝の車に鉄球を投げつけます。

鉄球は始皇帝の車に一直線に向かい、車を潰します。

張良達は車に直撃した事を確認すると別々に分かられて逃亡します。

こうして始皇帝暗殺は成功した…ように思われましたが、

失敗してしまいます。

力士の鉄球は見事に車に当たり、車を粉々にすることが出来ましたが、

しかしこの車には始皇帝は乗っておりませんでした。

始皇帝は鉄球によって打ち砕かれた車の前の車両に乗っており、

傷一つつかず、無事でした。

 

張良と始皇帝

 

後日この事を知った張良は大いに悔しがります。

 

始皇帝

 

始皇帝は自らの一行を襲撃した犯人を捜すため、中国全域に指名手配を

行い張良と協力者である力士の行方を探させます。

しかし彼らの足取りは分からず、張良達は暗殺には失敗しますが、

逃亡には成功します。

 

関連記事:始皇帝が中国統一後、わずか15年で秦が滅亡した理由|始皇帝がブサメンだったから?

関連記事:秦の始皇帝が造り出した伝国の玉璽

関連記事:始皇帝の息子、胡亥(こがい)ってどんな大馬鹿野郎だったの?

関連記事:衝撃の事実!呂不韋は始皇帝の父だった?諸子百家のいいとこ取りの雑家

 

三国志ライター黒田廉の独り言

張良

 

張良は始皇帝暗殺を企てる位だから背が高くて大柄の人物かと思いきや

背は高いのですが、すらッとしており、顔も少女のような顔立ちをしており、

外見から見ると優しそうで暗殺を企てるような人には全然見えません。

こんな優しそうな人物が故郷を滅ぼされた恨みを

晴らすため始皇帝暗殺を企てるとは、

人は見た目では判断できませんね。

【次のページに続きます】




ページ:

1

2

関連記事

  1. 范増(はんぞう)とはどんな人?項羽軍の頭脳として活躍した老軍師
  2. 刎頚の交わりを結んだのに・・・張耳と陳余の数奇な運命
  3. 【獄卒の偉さを思い知った宰相】漢の功臣・周勃の名言とは?
  4. 蕭何はなんで仲が悪かった曹参を後継者に任命したの?
  5. 【天下分け目の最終戦】広武山の戦いで勝ったほうが天下の覇者になる…
  6. 項羽に勝ったのはこれだ!項羽に勝つことができた劉邦自らの自己評価…
  7. 中二病韓信 ヤクザ劉邦を大説得、神分析に漢軍大フィーバー
  8. 中国三大悪女に名を連ねた劉邦の妻・呂雉(りょち)とはどんな人?と…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. キングダム 532話 ネタバレ予想:信が麻紘軍を率いて李牧と激突?
  2. 黄忠(こうちゅう)ってどんな人?華々しさとは真逆、家族に恵まれなかった人生
  3. 卑しい身分から、曹操の正妃へ卞夫人 Part.1
  4. 遼来来!よりも呉は彼を恐れていた?呉キラー曹休(そうきゅう)
  5. インスタグラムはじめました。
  6. 表向き武力を用いない王朝交代劇「禅譲」、曹操と荀彧の思惑は?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

衝撃の真実!なんと韓遂は、劉備に降ろうとしていた 魏が好きな皆さんへ!五分でわかる曹魏の逸話を紹介【三国志逸話列伝】 武田信玄の死と勝頼の武田家継承の謎 古代中国のコペルニクスは孔明だった?彼はなぜ天文学を学んだの? 【センゴク】羽柴秀吉はどうやって関白に就任することができたの? 曹操敗れる|幾重にも張り巡らされる孔明の罠 【3分で分かる】和歌(わか)って何?ルールとかあるの? これは可哀想。。嫌な上司と呂布の謀略の為に死んだ正史の華雄(かゆう)

おすすめ記事

  1. 75話:周瑜の計略で曹操の水軍が弱体化
  2. 極悪人の董卓の参謀・李儒は董卓以上の悪人だったの?
  3. 【刀匠干将・莫耶】二人が作った剣、実は三国志にも関わり合いがあった!
  4. もし荊州を趙雲に任せたらどうなったの?【ろひもと理穂if考察】
  5. はじめての三国志チャンネル 第1回目 – 自己紹介編 【001】
  6. 133話:公孫淵の反乱と司馬懿の台頭
  7. 劉備は旅好きだったのか!?北から南へ大移動の真相
  8. 蔡琰(サイエン)とはどんな人?翻弄された運命をたどった詩人

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP