朝まで三国志悪
まだ漢王朝で消耗してるの?




はじめての三国志

menu

はじめての変

もし曹植が魏の初代皇帝になったらどうなったの?【if三国志】

この記事の所要時間: 222




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・これが起きたら時代は変わった!」のコーナーです。

 

 

劉備(りゅうび)の後継者が劉禅ではなく養子の劉封だったら蜀はどうなっていたのだろうか?

孫策(そんけん)の後継者が弟の孫権ではなく、

子の孫紹(そんしょう)だったら呉はどうなっていたのだろうか?

後継者が違っていたら国の将来は大きく変わったはずです。

活躍した武将や軍師の顔ぶれも違っていたかもしれません。

果たしてどんな国になっていたのか想像は膨らみます。

 

 

今回はそんな中で、曹操(そうそう)の後継者が曹丕(そうひ)ではなく

曹植(そうしょく)だったらどうなったのかを妄想してみます。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし呂布が曹操に斬首されず助命されていたらどうなったの?




禅譲は行われたのか?

 

曹丕といえば中国の歴史上初めて禅譲により皇帝に即位した人物として有名ですが、

道筋はすでに父親の曹操が築いていました。

(新の王莽は禅譲ではなく簒奪という認識です)

曹操・曹丕親子が作り上げた禅譲の流れとは、

 

・九錫を賜ること

・娘を皇帝に嫁がせ外戚となり王となること

 

大まかにいうとこの2点になります。こうして帝位を受け継ぐ権利を有するわけです。

はっきりいって禅譲と簒奪の区別はつきにくいのですが、

この曹操・曹丕親子の禅譲がモデルとなり「魏武輔漢の故事」として

王朝が替わるたびに行われていくことになります

(モンゴル族の元などは別ですが・・・それを倒した明も別ですね)。

確認しておくと、曹操は皇帝になっていません。

禅譲で皇帝になったのは息子の曹丕です。

気になるのは曹操が皇帝になる気があったのかどうか。

息子を皇帝にする気があったのかどうかです。

実際に曹丕が皇帝になっているので、

きっとそう考えていたのだろうと思いますが、真相はわかりません。

曹丕は自らを文帝、父親の曹操を武帝と追号しています。

武より文の方が格上ですから曹丕は曹操に対抗するために皇帝になった可能性もあります。

それ以外に父親のカリスマ性をしのぐ手段はなかったのではないでしょうか。

 

 

曹操は息子の治世のためにあえて皇帝にならなかったのかもしれません(超希望的観測)。

そう考えると、仮に曹操の後継者が曹丕ではなく曹植であったとしても

禅譲は行われたかもしれません。

だとすると曹植は自らを武帝として、曹操に文帝を追号したのではないでしょうか。




兄・曹丕の待遇

 

後継者争いをした相手をそのまま重用するなど、古今東西聞いたことがありません。

父母が同じ兄弟であっても後継者争いをした相手への憎しみは異常です。

さらに油断すればいつ反乱を起こされるかわかりません。

殺しておいたほうが後々のためなのです。

当然のようにその腹心もまとめて処分します。

曹操は後継者を曹丕に定めた後、曹植を支持する楊脩(ようしゅう)を処刑し、

曹植と縁戚にあたる崔琰を自害させています。

曹植の側近の丁儀、丁廙は曹丕によって処刑されました。

しかし、曹植自体は殺されていません。

有名な「七歩の作詩」の兄弟愛に感銘を受けたのか、母親に気兼ねしたのか、

曹丕は曹植を殺さず、鄄城侯として片田舎へ送りました。

曹植が後継者になっていたらどうなっていたでしょうか。

本気で魏王を継ぎ、皇帝になるつもりであれば曹丕を処刑していたのではないでしょうか。

 

【奇想天外な夢の共演が実現 はじめての架空戦記

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

曹丕だけでなく、その相談役の呉質、辛毗の命運も尽きていたことでしょう。

陳羣、司馬懿も同じ道をたどることになったかもしれませんね。

賈詡、華歆、夏候惇あたりはそのまま起用したでしょうか。

司馬氏がこのタイミングで滅んでいたら、

少なくとも魏が晋に禅譲しなければならなくなる歴史は変わっていたかもしれません。

ちなみに日本の「大化の改新」あたりで活躍する遣隋使の「旻」は曹植の子孫だそうです。

こういった渡来人の活躍もなかったかもしれませんね。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:もし曹丕が夷陵の戦いの後に蜀に攻め込んでいたら蜀はどうなった?

関連記事:もし龐統が落鳳坡で亡くならなければ蜀はどうなった?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 曹操が皇帝に即位していたら三国志はどうなったの?
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース18記事【3/6〜3/13…
  3. 三国志で複雑なシリア内戦をザックリ解説
  4. 荀彧だけじゃない!?王佐の才と呼ばれた漢を紹介!
  5. 老荘思想の創設者|老子と荘子の二人を分かりやすく解説してみた
  6. 中国の氏・姓の成り立ちをどこよりも分かりやすく解説!
  7. 【劉恒に課せられた使命】ボロボロになった漢帝国を立て直せ!!
  8. 【涼州の錦vs魏の文官】果たして勝ったのはどっち?

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 秦朗(しんろう)の人たらし術がハンパない!秦宜禄のバカ息子の意外な才能
  2. 曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校
  3. 何で日本人は三国志が好きなの?
  4. 【三國志曹操伝 ONLINE プレイ攻略3】激戦・徐州攻略戦でONLINE の怖さを知ることに
  5. 裏切りイメージが悪影響か?魏延の墓は破壊されてしまった?
  6. 劉繇(りゅうよう)が凄い!袁術の宿敵?そこそこ頑張った英傑の生涯

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

九品官人法(きゅうひんかんじんほう)は悪法?どうして曹丕は採用したの? 曹洪(そうこう)ってどんな人?地味で目立たないが、曹操を支え続けた忠臣 【蜀の運命を決めた人物】呉の大都督となった阿蒙ちゃんの決断が歴史を変えた!? 第六天魔王・織田信長は本当に天下統一がしたかったの? 三国志の時代の灯りは取扱い注意なワイルドな松明だった! 【図説】三国志の戦争の基礎になる「隊」について徹底解説 【桓騎 vs 慶舎】黒羊の戦いは史実にあるの?本当にあった戦いなの? すぐに使いたくなる!新三国志用語の意味と使い方まとめ13選

おすすめ記事

  1. 【キングダム予想】王翦が昌平君にした頼みって何?
  2. 三国志の劉備玄徳は本当に民や武将から慕われてた?
  3. 月刊はじめての三国志2017年9月号 (桃園出版 三国舎)の販売を開始しました
  4. 再婚なんか当たり前?驚きの三国志の再婚事情とは?
  5. 謎多き登場人物、関索って何者?
  6. 【第4回 幻想少女】凌統が外される!?強力なイケメン武将がレギュラー入り!!
  7. 【初代親衛隊長】呂布軍を打ち破るきっかけを作った典韋(てんい)
  8. 何で日本人は三国志が好きなの?

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP