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正史三国志魏書での最強武将TOP3は呂布・張遼・曹仁じゃない?

2017年7月12日


 

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正史三国志魏書には曹操を筆頭に曹仁(そうじん)

曹洪(そうこう)于禁(うきん)徐晃(じょこう)

など多くの武将が記載されております。

しかし正史三国志・魏書の中で一番強いを選ぶとしたら一体誰が一番強いのでしょう。

今回は正史三国志魏書に登場する武将の中で、

一番強い武将TOP3をレンの独断で選んで見たいと思います。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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正史三国志・魏書の中で最強武将三位:部下を助けるために突撃した曹仁!?

 

レンが選んだ正史三国志・魏書の中で一番強い武将第三位は、

樊城(はんじょう)攻防戦の時に大活躍した曹仁(そうじん)です。

しかし今回紹介する曹仁の活躍した場面は、

赤壁の戦いの後に起きた呉の大都督周瑜(しゅうゆ)との戦である

江陵(こうりょう)攻防戦です。

周瑜は赤壁の戦いで曹操軍を打ち払うことに成功すると

荊州(けいしゅう)全域を平定するための第一歩として江陵城へ攻撃。

江陵城の守備を命じられていた曹仁は部下の牛金(ぎゅうきん)へ周瑜軍の先鋒隊へ

攻撃をするように命令。

牛金は曹仁の命令を受けて城門を打って出て周瑜の先鋒隊へ攻撃を仕掛けますが、

牛金が率いていた兵士が少なかったため周瑜軍に包囲されてしまいます。

曹仁は江陵城の城壁に立って牛金と周瑜軍の戦を眺めていましたが、

牛金が周瑜軍に包囲されて攻撃を受けている所を発見。

曹仁と一緒に城壁に登っていた陳嬌(ちんきょう)は曹仁が、

真っ赤になって激怒している姿を見て「曹仁殿。出撃しては周瑜軍に囲まれてしまいます。

ここは我慢が必要ですぞ」と今にも飛び出していきそうな曹仁へ注意。

しかし曹仁は陳橋の注意を聞かずに側近へ「馬を引け!!」と言って

愛馬を持ってこさせると親衛隊を数十騎引き連れて城門を開かせて突撃を開始します。

陳橋は城壁から曹仁が捕虜にならないことだけを祈って見ておりました。

曹仁は城の外に出ると周瑜の軍勢へ向かって突撃をしていき、

牛金を見つけると周瑜軍の包囲の外へ脱出させることに成功します。

 

 

だが牛金の部下が必死になって戦っていたのを見た曹仁は、

再度周瑜軍へ突撃を仕掛けて牛金の部下を全員救出することに成功。

こうして江陵城へ帰還した曹仁を江陵城の守備をしていた兵士達は歓喜の声で出迎え、

「曹仁将軍は天上世界の人物だで。本当にすごい!!」と褒め讃えたそうです。

 

 

たった数十騎で周瑜軍に包囲された牛金を救い出した曹仁こそ、

曹魏の並み居る武将の中でも栄誉ある最強武将第三位にランクインさせていただきました。

さて次は第二位の発表です。

もちろん第二位の武将は泣く子も黙るあの武将しかいないでしょう。

 

正史三国志・魏書の中で最強武将第二位:泣く子も黙る「遼来来」

 

正史三国志・魏書の中で最強武将第二位は泣く子も黙る「遼来来(りょうらいらい」で

有名な張遼(ちょうりょう)しかいないでしょう。

「遼来来」の呼び名が広がったのは第二次合肥(がっぴ)城の戦いにおいてです。

曹操は合肥まで出張った後張魯(ちょうろ)討伐のために西へ向けて進軍していきますが、

合肥城を離れる時に三人の武将を配置していきます。

 

 

合肥城へ駐屯させた三将軍とは魏軍の名補佐・李典(りてん)

戦場では一番乗り・楽進(がくしん)、騎馬隊を率いれば魏軍一・張遼(ちょうりょう)でした。

しかし李典楽進・張遼の三人は非常に仲が悪いことで有名でした。

三将軍が連携出来るとは思えない最悪な雰囲気が合肥城に流れている中、

孫権率いる呉軍10万の軍勢が合肥城へ進軍。

三将軍の監督役であった薛悌(せつてい)は曹操が「孫呉の軍勢が攻め寄せてきたら、

中を開いて実行せよ」と言われていた命令書を開くことにします。

曹操からの命令書には「もし孫権軍が攻めてきたら張遼と李典は合肥城から打って出て、

孫権軍に突撃せよ。楽進はしっかりと城を守って孫権軍を合肥城へ入れるな」と

書いておりました。

張遼はこの命令書を見た後ふたりの将軍へ「曹操様が張魯討伐に向かっているため、

援軍がこの合肥城へやってくる頃には敵軍にこの城は奪われているだろう。

ここは曹操様の命令書にあった通り敵軍の包囲網が完成する前に攻撃を仕掛けて、

出鼻を挫くべきだ。

この一戦に全てがかかっていると私は思うが二人はどう思う」と尋ねます。

すると李典と楽進も張遼の意見に賛成して曹操の命令書通りに行動を開始することに。

 

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孫呉の軍勢に突撃開始

 

張遼は翌日決死隊として集合した兵800人を引き連れて孫呉の軍勢へ向かって、

突撃を開始。

張遼はこの時大声で孫呉の兵士達へ「遼来来」と言いふらしながら、

数十人の兵士と将校二人を討ち取って孫権の本陣へ到達します。

張遼は孫権の本陣に到達すると小高い丘に登っている武将へ

「降りてきて俺と戦え!!」と大声で怒鳴ります。

この小高い丘に登っていた武将こそ孫権でした。

孫権は張遼から怒鳴られても無視して冷静に戦況を確認することに。

すると張遼率いる軍勢が少ないことを知り、張遼軍を包囲して攻撃をするように命令。

張遼は孫権軍の包囲を突破して帰還しようとしますが、

残された部下達が居ることを知ると部下を救出してから帰還します。

こうして合肥城へ帰還した張遼は守備兵から歓呼の声で迎えられることになります。

孫権はその後数十日渡って合肥城へ攻撃を仕掛けますが、

陥落させることができずに撤退することに決めます。

張遼は孫権軍が撤退していく様子を確認すると追撃を開始。

張遼の追撃は厳しく、孫権も危うく張遼に討ち取られる寸前まで追い詰められます。

まさに鬼神の如き働きをして孫権軍を打ち払った張遼こそ、

正史三国志・魏書に記載されている最強・魏将TOP2に入る武将でしょう。

 

正史三国志・魏書の中で最強武将一位:「飛将軍」と言われた呂布

 

正史三国志魏書の中で最強武将一位は「飛将軍」と言われた呂布です。

魏書だけでなく三国志の中で最強と言っていい武将・呂布で、

三国志を知っている方であればどれくらい凄いかほとんどの人が知っていると思います。

今回は呂布と黒山賊(こくざん)との戦いにおける活躍をご紹介しましょう。

 

 

呂布は王允(おういん)と一緒に董卓を殺害した後、

長安を董卓軍の残党軍に奪われてしまったことがきっかけで、

中原を放浪することになります。

呂布はとりあえず袁術(えんじゅつ)の所に避難しますが、

邪険にされたことで袁術に愛想を尽かして袁紹(えんしょう)の所に向かいます。

袁紹は呂布が来ると厚遇してから

「常山(じょうざん)にいる黒山賊討伐に参加して欲しい」と要請。

 

 

呂布は袁紹の要請に応えて常山にいる黒山賊の張燕(ちょうえん)討伐戦に参加します。

呂布は魏越(ぎえつ)成廉(せいれん)の勇将と一緒に数百騎の軍勢で、

張燕軍数万の軍勢に向かって日に何度も突撃を行います。

張燕は呂布軍の突撃を支えることができずに敗北してしまい、

軍勢は散り散りになってしまうのでした。

他にも呂布は劉備と袁術の戦いを止めさせる為、

戟の胡と呼ばれる三寸ばかりの小さい的に数百歩ほど離れた場所から、

弓で命中させる達人ぶりを見せており、

これらの武技と黒山賊との戦いでの活躍を持って、

正史三国志魏書に登場する武将の最強武将と言えるのではないのでしょうか。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

いかがでしたでしょうか。

正史三国志魏書に登場する武将の中での最強武将をレンの独断で決めてみました。

このランキングに納得いかない人もいると思いますが、

ランキングは人それぞれですので、この機会に皆様の中で、

正史三国志の魏書・蜀書・呉書の中で、

最強武将ランキングを決めてみてはいかがでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書 井波律子・今鷹真著など

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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