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楽進(がくしん)ってどんな人?演義では地味だが正史では大活躍しちゃうよ?

この記事の所要時間: 439

楽進

 

三国志系のゲームでは、知力・武力ともにバランスがよい名将の楽進(がくしん)

 

しかし、三国志演義での扱いは、弓の名手とされているだけで、

同僚の張遼(ちょうりょう)や、徐晃(じょこう)のような名将軍の

扱いは受けていません。

 

ところが、正史の樂進(がくしん)は、演義とは大違いの叩き上げの勇猛な男でした。

 

 

小柄な楽進は曹操から武将扱いではなく記録係りに

反董卓軍010

元々、楽進は、小柄な人物でした、曹操が反董卓連合軍を起して、

兵を募ると、楽進も応じてやってきますが、小柄な楽進を見た曹操(そうそう)は、

「これでは、とても武将としてはやっていけまい」と記録係の文官にします。

 

楽進は控えめな性格なのか、それでも文句を言わず、

黙々と記録係の仕事に甘んじていました。

 

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楽進が武将として扱われるきっかけ

photo credit: Swamp Flight via photopin (license)

photo credit: Swamp Flight via photopin (license)

 

ところが、ある時に兵を補充しようと楽進を故郷に派遣すると、

楽進は一人で、1000名もの兵力を集めて戻りました。

 

これで曹操は楽進の人望と統率力を知り、武将として扱い

軍の仮司馬・陥陣都尉に任命しています。

 

ここから、楽進の快進撃が始まります。

 

楽進の快進撃

 

濮陽(ぼくよう)での呂布(りょふ)戦、雍丘(ようきゅう)での

張超(ちょうちょう)戦、苦(く)での橋蕤(きょうずい)戦では、

何れも一番乗りとしての戦功を立て、広昌亭侯に封ぜられました。

 

※橋蕤は袁術配下のザコ大将軍(袁術のトホホな部下参照

 

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呂布戦では流石の曹操も大苦戦

呂布 VS 曹操

 

特に濮陽の呂布戦は、曹操も大やけどを負うような大苦戦で、

呂布の天下無敵な騎馬隊相手ですから、楽進の勇気が窺えます。

 

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官渡の戦いでも楽進は大活躍

官渡の戦い 曹操 勝利

 

曹操と袁紹(えんしょう)の事実上の天下分け目の官渡の戦いでは、

その序盤で于禁(うきん)と共に五千騎で出陣して獲嘉(かくか)にある

袁紹側の陣営を攻撃、さらに官渡の本戦でも、烏巣(うそう)の

食糧庫を守る淳于瓊(じゅんうけい)を斬り、

烏巣に火を放って食糧を焼いて、曹操軍の大勝利に貢献します。

 

三国志演義では、無能な淳于瓊も、正史では決死の覚悟で烏巣を守り

一時は攻撃側の曹操も危うくなる所でしたが、楽進は奮戦しています。

 

関連記事:官渡の戦いでも使われ東西を問わず世界中で取られた戦法「坑道戦」って何?

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袁一族を根絶やしにする楽進

袁紹逝く! ゆるキャラ

袁紹の死後は、その息子の袁譚(えんたん)、袁尚(えんしょう)を

引き続き討伐して、戦功を重ねます。

 

関連記事: 郭嘉が断言した曹操が袁紹に勝つ10の理由

 

烏丸討伐戦にも参戦する楽進

 

異民族である烏丸討伐戦にも、楽進の姿があり、隙を見て途中で

曹操に謀反を起した、高幹(こうかん)も撃破しています。

 

こうして、見ると猪武者のように見える楽進ですが、守将としての腕前も一級の人物でした。

 

関連記事:曹操、生涯最大の苦戦 白狼山の戦い|烏桓討伐編

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ディフェンディングチャンピオン楽進

関羽 大暴れ

 

西暦208年に曹操が赤壁で敗れると、楽進は襄陽(じょうよう)に

踏みとどまり、勢いに乗る劉備軍の関羽(かんう)や蘇非(そひ)を撃退しています。

 

異民族を抑制した楽進

 

これはとても重要な勝利で、これにより周辺の異民族は

曹操に反抗する事を諦めて、大人しくなったと言われています。

 

もし、楽進が敗れて襄陽が落ちれば、異民族は勢いづき、

劉備に呼応して、許都まで攻めのぼったかも知れません。

 

楽進は、ナイスストッパーになって曹操を守ったのです。

 

関連記事:馬超や曹操と因縁が深い氐族(ていぞく)

 

—三国志を彩どる異民族が満載!—

三国志vs異民族 バナー

 

合肥の戦いで孫権の大軍を迎え討つ

孫権 弔い出陣

 

その後、楽進は、西暦215年、合肥の戦いで孫権の大軍を迎え撃った時、

7000名で10万の孫権軍と戦う羽目になりました。

 

関連記事:曹操と孫権の合肥を巡る戦いが何度も行われていた Part1

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張遼と李典と楽進は仲が悪かった

張遼 カカロットーーーー!

 

この頃に、合肥にいた、張遼(ちょうりょう)と李典(りてん)と楽進は

過去の経緯で仲が悪かったのですが、張遼の

「今は私怨を捨てて、公に生きるべきだ」という言葉で団結します。

 

張遼と李典は決死隊を率いて、城外に出ると楽進は奮戦して

合肥城を守り、孫権軍の猛攻を防ぎ切りました。

 

関連記事:奮戦する張遼、孫権を二度も追い詰める

関連記事:遼来遼来!! 泣く子も黙る張遼の合肥伝説

 

張遼ばかり目立つが楽進が負けていれば張遼も危機だった

泣く子も張遼

 

この戦いでは、張遼がクローズアップされますが、

楽進が負けていれば、城が落ちて、張遼も李典も万事休すだったのですから、

守将としての楽進は、もっと評価されてもいいと思います。

 

関連記事:はじめての三国志 4コマ劇場 「楽進と張遼の息子による父親の武勇伝自慢」

 

楽進の最期

 

楽進は、西暦218年に曹操に先んじて死にますが、右将軍にまで昇進

子供に500戸を分割して、列候に立てる事ができました。

 

歴史家陳寿は、曹操在世時に最も功績があった将軍の1人として、

張遼・于禁・徐晃・張郃とともに同じ巻に伝をおいていて、

楽進を驍勇果断と評しています。

 

演義での楽進は凌統と甘寧と戦うが….

甘寧 呂蒙 凌統

 

演義では、凌統(りょうとう)と一騎打ちを演じて、途中、

甘寧(かんねい)の矢を顔に受けてしまい以後出てこないので、

「もしかして死んだ?」というフラグを立てられがちな楽進ですが、

紛れもない魏の建国の功臣なのです。

 

今日も三国志の話題をご馳走様でした。

 

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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。
もちろん、食べるのはサーモンです。

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