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魯粛、アホの呂蒙の成長ぶりに驚いた理由とは?【呉下の阿蒙】

魯粛




魯粛

 

「君は賢いね」と言われて

悪い気がする人はいませんし、

賢人として歴史に名を刻むことができたら

これほど栄誉あることはないでしょう。

 

しかし、

その反対に「君はアホだね」と言われれば

多くの人はムカッとして不機嫌になるでしょうし、

アホとして歴史に名を刻まれそうなら

全力でそれを回避したいものですよね。

 

実は、

生前アホアホ言われ続けた挙句、

歴史にもアホとして名を刻まれた人物が

三国時代におりました。

 

それは、

()の武将として有名な呂蒙(りょもう)です。

 

しかし、呂蒙はただのアホでは終わりませんでした。

 

なんて言ったって

あの武神・関羽(かんう)を死に追いやった武将なのですから。

 

今回は

彼がアホから華麗に転身したという

感動的ストーリーをご紹介します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:そうだったの?呂蒙が後を託したのは陸遜では無かった!

関連記事:呂蒙(りょもう)ってどんな人?男子三日会わざれば刮目して見よ

 

 

アホで有名だった呂蒙

呂蒙

 

呂蒙は貧しい家に生まれました。

 

そのためか、

こんな貧乏暮しはうんざりだと常々思っていたようで、

姉の夫で孫策(そんさく)に仕えていた

鄧当(とうとう)山越族討伐に勝手にくっついて回り、

母にこっぴどく叱られます。

 

それでも呂蒙は決してめげることなく

鄧当軍にくっついて歩きました。

 

そんなことをしていた呂蒙は

当然というべきか、

鄧当の部下にからかわれてしまいます。

 

このことに呂蒙はブチギレ、

からかってきた鄧当の部下を殺害。

 

一度は逃亡するのですが、

すぐに自首をします。

 

このことを聞いた孫策に気に入られ

呂蒙は晴れて呉の武将となることができたのでした。

 

ところが、

貧乏な家の出身で学が無い呂蒙は

周囲の武将たちから浮きまくり。

 

「呉下の阿蒙(アホの蒙ちゃん)」と

からかわれる毎日を送っていました。

 

 

孫権に諭されてアホからの脱却をはかる

呉の孫権

 

「アホの呂蒙」呼ばわりされていた呂蒙ですが、

「俺は学が無くたって、武将としての能力は高いんだ」と

開き直っていました。

 

事実、

呂蒙は数々の功績を挙げ、

孫権にも重用されていたので、

アホのままでも問題は無いと考えていたのでしょう。

 

しかし、

主君・孫権は学が無いことで

周囲に軽んじられる呂蒙がちょっと不憫に思ったらしく、

呂蒙に勉学に励むことをすすめます。

 

呂蒙は孫権にも「勉強しろ」と言われたことに

少しムカついたらしく、

最初は「忙しくて時間ないんで」と反発。

 

しかし、孫権は次のように呂蒙を諭しました。

 

「お前の主君の私も忙しい中勉強できたのだ。

お前にも絶対にできるはずだ。」

 

これを聞いた呂蒙は勉強をすることを決意。

 

みるみるうちに賢くなり、

学者レベルの教養を身につけたのでした。

 

時空を越えた最強の将軍対決
呂布対項羽

 

久々に呂蒙に会った魯粛ビックリ

魯粛

 

そんな折、

魯粛(ろしゅく)が呂蒙の元に訪れます。

 

以前会ったときとは異なり、

魯粛の小難しい話にもついてくる呂蒙。

 

逆に関羽対策として

魯粛は呂蒙から5つもの策を授けられます。

 

このことに魯粛は大いに感嘆し、

「呉下の阿蒙に非ず(もうアホの蒙ちゃんじゃない)!」と

呂蒙を称賛したのでした。

 

呂蒙のドヤ発言が炸裂

呂蒙

 

魯粛の「もうアホの蒙ちゃんじゃない!」の言葉を受けた呂蒙。

 

ちょっぴり得意になったのか、

次のような名言を残しています。

 

「士別れて三日、

即ち更に刮目して相待すべし

(日々鍛錬を積んでいる者というのは、

3日も会わなければ見違えるほど変わっているものですよ)。」

 

うーん、

呂蒙のドヤ顔が浮かんできますね!

 

ちなみにこの言葉は

「男子三日会わざれば刮目して見よ」として

未だに使われています。

 

皆さんも機会があれば是非使ってみてくださいね。

 

でもなぜか進歩が無い人の代名詞のまま…

 

孫権の助言を受けて猛勉強し、

あの魯粛にも「もうアホじゃない」と言わしめた呂蒙。

 

これにてアホの汚名は返上できたかに思われましたが、

どうやら未だに進歩の無い人のことを

「呉下の阿蒙」と呼ぶそうです…。

 

せっかくアホじゃなくなったと思ったのに、

まだアホの代名詞のままだなんて、

呂蒙がちょっとかわいそうですね。

 

三国志ライターchopsticksの独り言

chopsticks f

 

呂蒙は貧乏だったために学がありませんでしたが、

地頭はとても良い人物だったのでしょう。

 

だからこそ、

たくさんの功績を残すことができたのでしょうし、

孫権から直々に勉強の大切さを説かれたのでしょう。

 

実際、

呂蒙は勉強をしたことによって

鬼に金棒状態にレベルアップしています。

 

もしあなたが「地頭が良いね」とよく言われるのであれば、

今からでも勉強してみてはいかがでしょうか?

 

もしかしたら

呂蒙並みに化けられるかもしれませんよ。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:超短気の甘寧、凌統・呂蒙との珍エピソード

関連記事:三国志とキングダムのそっくり武将は誰?|信と呂蒙

 

【呉のマイナー武将列伝】
呉の武将

 

 

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清朝考証学を勉強中。
銭大昕の史学考証が専門。
片田舎で隠者さながらの晴耕雨読の日々を満喫中。

好きな歴史人物:
諸葛亮、陶淵明、銭大昕

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皆さんのお役に立てるような情報を発信できればと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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