諸葛瞻の評価は如何ほどでありますか?黄皓派だった諸葛亮の息子

2020年6月4日


 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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諸葛瞻は無能であったのか?

鄧艾

 

さてこの失態に失態が重なり最終的に敵が蜀を攻め落としてしまう、この事から後の世では正直、諸葛瞻の評価は良くありません。ぶっちゃけ有能という人は殆どいないでしょう。しかし「諸葛瞻は無能である」とは筆者は思いません。

 

羅憲

 

確かにこの蜀の滅亡がかかっている段階で諸葛瞻がやらかした失策、それは事実です。ですがこの全てが諸葛瞻の能力の無さゆえだとは思わないのです。

 

当時の蜀

降参する姜維

 

この諸葛瞻のやらかした当時、最早蜀は末期でした。国としてほぼ終わっているのです。姜維を見れば分かりますが、味方と連携が上手く取れず、情報は混乱して何が正しく何が間違っているかも分からない状況。このような状態では諸葛瞻はまともな指揮は取れなかったのではないでしょうか?

 

難しい存在の諸葛瞻

劉禅に気に入られる黄皓

 

しかもこの際に諸葛瞻、初陣です。情報が錯綜(さくそう)し、味方との連携も上手く取れず、内部は腐敗、そこに鄧艾相手の初陣。これは失策に次ぐ失策でも仕方のないこととも言えるでしょう。なのでこれだけで諸葛瞻が無能だったとは言い切れないと思います。

 

韓信vs孔明

 

更に言うなら諸葛瞻の父親は諸葛亮、どうしても諸葛亮と比べてしまいます。このため諸葛瞻の評価には「父親」という大きなフィルターがかかってしまい、正当な評価が難しい存在となっているのです。

 

三国志を楽しく語るライターセン様

 

このため筆者としては、起こした行動は失策ではある。しかしそれだけでは完全に無能とは言えない、としたいと思います。

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

諸葛瞻の何よりも不幸な所は、既に蜀の滅亡が確定していた所でしょう。このため既に選択肢というものがない状態です。なので諸葛瞻を含め、姜維も手札がない状態で戦わせられていると言っても過言ではありません。こんな難しい状態で戦っていた滅亡直前の武将たちの評価とは更に難しいものとなりますので、明確な答えが出せないのが哀しいところであり、ちょっと面白いところでもありますね。

 

参考文献:蜀書姜維伝 魏書鄧艾伝

 

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蜀漢の滅亡

 

 

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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