今日のkawauso26「司馬懿が褒めまくる荀彧」

2020年9月3日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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はじめての三国志コメント機能バナー115-11_bnr1枠なし司馬懿

 

kawausoのイメージでは、司馬懿(しばい)は人に恐れられたり、褒められる事はあれど、自分から他人をほめる事はない人物だと思っていたけど、正史三国志を読んでいると、

司馬懿がベタ褒めレベルで賞賛している人を見つけた。荀彧(じゅんいく)だ。

 

正史三国志、荀彧殿が引く荀彧別伝(じゅんいくべつでん)に以下の通りある。

 

書物に書いてあることや遠方の出来事、それらをわしは自分の耳目で見たり、聞いたりしているが、

過去、百数十年間に亘って荀令君に及ぶ賢才は存在しない

荀彧

 

短い一文ではあるけど、最大限褒めたたえている。

荀彧別伝は、その史料の価値の高さから荀彧が死んで近い時期に、荀彧に近しい人が書いたとされているけど、一体誰がこの一文を入れたのか?

 

荀彧の家は6男荀顗(じゅんがい)が風見鶏で、司馬懿、司馬師司馬昭賈充(かじゅう)と時の権力者に次々に取り入り権力を維持したし、

若い頃に司馬懿に才能を認められ、「荀令君の息子だけの事はある」と褒められているから、荀顗に関係する人か当人か…

 

前回記事:今日のkawauso25「曹爽自由零年」

 

荀彧特集

 

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-kawauso編集長ぼやき