キングダム休載「李信の様子がオカシイ理由とは?」


 

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李信(キングダム)

 

大人気春秋戦国時代漫画キングダム。1月14日はヤングジャンプが合併号でキングダムも休載なので、今回も恒例の休載SPをやります。今回は最近、李信の様子がオカシイ理由について考えてみます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム休載SP「覇気が感じられない李信」

 

鄴攻めの功績により論功行賞で将軍になった李信。しかし、最近はどんなもんでしょう?

 

例えば羌礼がスタンドプレーばかりをしてチームの和を乱しても、李信は我関せずでした。以前なら、崇原(すうげん)が直訴する前に「てめえ!仲間の和を乱すな」と大声で怒鳴りつけ、逆に飛信隊の面々に止められていた事でしょう。

 

ましてや、面白半分で投降兵まで殺すような極悪な羌礼なら例え女でも容赦なくブン殴っていたに違いありません。黒羊丘編では、尾平が盗品を持っていただけで顔面にパンチを喰らわせ飛信隊を破門にした、あの暑苦しく厳しい李信はどこに行ったのでしょうか?

 

ここからは李信に起きた変化について、あれこれ推測してみます。

 

キングダム休載SP「臨死を経験した心境の変化」

飛信隊の信をボッコボコにする項燕

 

人の死生観を変える出来事と言えば、やはり臨死体験でしょう。九死に一生を得た人は人生観が大きく変化し、つまらない事で怒ったりしなくなり、他人に対して優しくなったりするそうです。

 

つまり李信もあの世に行きかけた事で、元々短気気味だった性格が治り、羌礼のスタンドプレーにも寛容になったという事かも知れません。スタンドプレーはいいとしても、趙の投降兵まで面白半分で殺したのは、ちょっとは怒った方がいいとは思いますが…

 

キングダムネタバレ考察

 

キングダム休載SP「羌瘣とフュージョンし性格が同化した」

飛信隊の信と羌瘣はラブラブ

 

李信は臨死状態の時に、羌瘣(きょうかい)招魂(しょうこん)の術により羌瘣の寿命を分け与える事で生還しました。そのせいで、李信に羌瘣の意識が流れ込んで、性格が羌瘣に近づいたのかも知れません。羌瘣は沈着冷静な性格なので、李信にもそれが伝染し表面上、沈着冷静な雰囲気になっているのでしょう。また、意識が羌瘣と繋がったせいで羌瘣への信頼が深まり羌礼については必ず、羌瘣が何とかしてくれると確信しているのかも知れません。

 

キングダム休載SP「将軍になり燃え尽きた」

 

李信は、天下の大将軍になるという夢を持っていましたが、鄴攻めの論功行賞で将軍に昇進しました。それにより、一時的に目標を見失いボーッとしているのかも知れません。また、王騎の仇であった李牧が邯鄲の政変で政治の中枢から外されている事もあり、色々な目標が消えてしまっている可能性もあります。

 

李牧

 

しかし、すでに李牧は司馬尚と組んで復権の可能性があり将軍についても、それに慣れるに従い、充実感が満ちてきて燃え尽き症候群を脱出できるでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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