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キングダム676話休載SP「桓騎と王翦は今回もグルで扈輒を討つ!」


 

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大人気春秋戦国時代漫画キングダム

来週は休載で連載再開は4月15日という事なので、久しぶりに休載SPをやりましょう。

今回の休載SPは邯鄲攻防戦が盛り上がって来た事を受け、桓騎はどうやって扈輒を討ち取るのかを考えてみます。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム676話休載SP「桓騎と王翦はグル?」

ビジネスライクな王翦

 

キングダム675話の終盤では、前進し過ぎた桓騎を狙い邯鄲の守護神扈輒(こちょう)が15万の大軍で

桓騎の本陣を突きに出撃した所、桓騎は後退するどころか前進を命じた所でラストを迎えました。

 

桓騎の本隊が何万か不明ですが、扈輒の15万に匹敵するとは思えないのでピンチでしょう。

通常なら突出し過ぎた事を悔い、摩論の進言通りに後退するのがセオリーです。

しかし、桓騎は後退するどころか前進し扈輒を挑発するような行動をしています。

 

ここで考えられるのは桓騎は単独行動ではなく、扈輒を誘き出す任務を引き受けているという事で、

その相手は蒙驁配下時代からの付き合いの王翦しかいません。

つまり今回も鄴攻め同様に、王翦と桓騎はグルと考えられます。

 

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キングダム676話休載SP「受け身な桓騎の言動」

桓騎

 

どうして王翦と桓騎がグルなのか?

それは、桓騎が摩論の助言に対して受け身な対応が多いからです。

 

例えば、摩論が玉鳳軍を影丘に突撃させた後で、玉鳳軍でも影丘は抜けないだろうと予想しても

桓騎は「かもな」と答えただけでした。

 

さらに、摩論が楊端和や王翦に比較し桓騎軍が深く進攻し敵兵力が桓騎軍に対して分厚くなっていて、

この流れで玉鳳軍が消滅するなら、桓騎軍そのものが危険になるので、少し後退しては?と進言しても

「かもな」と言うだけです。

兵士 朝まで三国志

 

それでいて、桓騎は前進だけは命じるのですから、これはどう見ても桓騎の策ではなく、

王翦が立てた策に乗っているという感じに見えないでしょうか?

 

自分で考えた策ではないなら、そりゃあ摩論にどんな進言を受けても

「かもな…(俺もそう思うが王翦の策だ、しゃーねえだろ)」としか言えないでしょう。

 

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キングダムネタバレ考察

 

キングダム676話休載SP「桓騎は王翦に全幅の信頼を寄せる」

王翦

 

元野盗で冷酷なイメージがある桓騎ですが、鄴包囲戦などのシビアな状態でも音を上げる事無く王翦を信じる等、

王翦に全幅の信頼を寄せている事が分かります。

必ず勝つ戦いにしか興味がない王翦が立てる策なら、必ず上手くいくと桓騎は考えていて、今回も疑問はさておき、

王翦の計略のままに扈輒をおびき寄せているのでしょう。

 

河了貂や李信でさえ、真意が読めずにブーブー文句を言っていた王翦を、いかに付き合いが長いとはいえ、

ここまで信頼できる桓騎は大したものです。

 

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キングダム676話休載SP「影丘攻略に特に意味はない」

左遷される劉邦

 

摩論が玉鳳隊に影丘攻略の作戦を割り振った時の関常の反応は、

「こんな無謀な作戦は出来ない」というものでした。

 

味方でさえそう思うなら敵である扈輒はなおさらそう思うでしょう。

桓騎は戦術を知らないと感じ、知らず知らず侮りの感情が芽生え、同時にこうも感じるのではないでしょうか?

 

「王翦や楊端和に比べ、桓騎は鄴を包囲していただけの野盗上がりの男だ。

御しやすい桓騎を先に潰し、王翦と楊端和に備える」

 

しかし、それもこれも全て扈輒に桓騎を無能と思わせるための芝居だとしたらどうでしょう?

明らかに被害が大きくなる影丘攻めに秦の兵士を投入し被害を出すのも、扈輒を油断させる芝居だとしたら…

泣きながら冤罪を訴えるも処刑される司馬瑋

 

つまり、命懸けで影丘を突破しようとする玉鳳隊はただの囮に過ぎない事になり、

なんとも贅沢に扈輒を誘き出した事になります。

 

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キングダム676話休載SP「待機している飛信隊がクサイ!」

馬に乗って戦う飛信隊の信

 

そして、何よりクサイのが飛信隊が、桓騎にも王翦の軍にも所属を許されずに、ひたすらに待機を命じられている事でしょう。

 

朱海平原の戦いでは、龐煖を殺す金星を挙げ李牧を敗走させる最大の功労者になった李信に、

なにも声が掛からないのは、明らかに扈輒が接近してきた所で、飛信隊を投入して突破力を発揮させたいからだと考えられます。

飛信隊そのものは桓騎軍と王翦軍の中間にいるので、玉鳳隊ともそこまで距離が離れているわけでもなく

影丘を落とした途端にやってきた扈輒の本隊に突撃する事になった玉鳳隊に対し、飛信隊が追い駆けて救援する

胸アツ展開も考えられます。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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