3253名に聞きました!猜疑心が一番強そうなのは?猜疑心が最悪な面で発露した逸話


 

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猜疑心の強い人物アンケート

 

募集期間:2021年3月(1週間)

 

馬謖を信用していない劉備

 

「猜疑心とは相手の言動や行動を疑う気持ちのことである」乱世では時に裏切り、他者の信じる心すら利用することもあったでしょう。しかし英雄として生きる上で、どれほど猜疑心は必要だったのでしょうか。

 

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そこで聞いてみました「猜疑心が一番強そうなのは?」

皆さんのコメントも一緒に見ていきましょう。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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袁紹

袁紹を裏切る張コウ(張郃)

 

 

「袁紹に一票ですね。官渡の戦いで物凄く顕著に出てますよね」

引用元:はじめての三国志TV

 

許攸の進言を無視する袁紹

 

官渡の戦いで、袁紹は郭図の讒言を聞き入れてしまったり、逆に田豊を遠ざけたり、最終的には許攸の裏切りを許してしまい、優勢だった曹操との戦いをひっくり返されてしまいました。

 

袁紹に追い詰められる曹操

 

もしもこの時に袁紹の判断ミスがなければ、曹操の天下も、下手をすれば今の三国志もなかったかもしれません。ただ袁紹はどちらかというと猜疑心というよりは優柔不断、と陳寿にも言われており、そちらの方での意見も多くありました。

 

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まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの

 

 

 

劉表

馬に乗って単身荊州へ赴く劉表

 

猜疑心、と言われると今回のメンバーの仲では一歩劣ったか?の劉表さん。

 

カイ良、カイ越、蔡瑁に初めて会う劉表

 

その一方で、正史では劉備を快く受け入れたと思いきや、その劉備の元に多くの人々が集まるようになると劉備を疑うようになったとあるように、猜疑心が全く無かったということはないようです。

 

劉表死す

 

とは言え、その後はよりによって曹操がやってきたかと思うとある種最高、ある種最悪のタイミングで亡くなってしまうので、その後のイメージは薄くなってしまいましたかね。

 

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劉備

靖王劉勝の子孫と勝手に名乗る劉備

 

さて劉備の猜疑心について、ちょっと違いますが、こちらのコメントをご紹介させて頂きます。

 

 

「曹操は、復讐心

劉備は、狡猾

劉表は、優柔不断」

引用元:はじめての三国志TV

 

魔のトリオ攻撃が劉備を追いつめる!07 蔡瑁、劉備

 

劉備は猜疑心、というよりは狡猾、というのは言い得て妙でしょう。劉備は立ち回りが上手く、また前後での行動に対するフォロー能力も目を見張るものがあります。

 

麋竺と劉備

 

その割に周囲の信頼も勝ち取ることができるので、ある種、他人の猜疑心に最も敏感、だからこその立ち回り巧みさ、だったのかもしれません。

 

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帝政ローマvs三国志

 

 

曹操

勘違いで殺めてしまう曹操

 

 

「呂伯奢のエピソードから曹操に一票」

引用元:はじめての三国志TV

 

呂伯奢事件 曹操、陳宮

 

曹操の猜疑心が最悪な面で発露したのが、呂伯奢一家のエピソードでしょう。

 

曹操に対して不信感を抱く陳宮

 

あの一件では余りの悪辣さに驚いた人も多くいるのではないでしょうか。しかしこの一件、正史には乗っていません。にも関わらず、魏書や世語には乗っており、色々な想像を働かせるものとなっています。

 

悪の正義バットマン風 曹操

 

果たして実際にあったのか、それともなかったのか……そう考えると、呂伯奢事件自体が私たちの「疑いの心」を抱かせるものなのかもしれませんね。

 

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曹操孟徳

 

 

その他

三国志演義の作家 羅貫中

 

さて前述した曹操の一件を踏まえて、こちらのコメントに注目して見ましょう。

 

 

「もしかしたら猜疑心強いエピソードをいろいろ書き加えた羅貫中が一番猜疑心が強かったのかもしれない」

引用元:はじめての三国志TV

 

三国志(歴史)を誇張しまくる羅貫中

 

羅漢中の三国志演義において、呂伯奢一家のエピソードでの曹操の残虐さは群を抜いています。しかしこのエピソードは正史にはない……ではどうして、このエピソードが取り上げられたのか?

 

色々と考えが膨らませられる件ですね。また、

 

 

「その他に入れました。なぜなら、猜疑心は全員持ってると思うので一番は決めかねない」

「猜疑心がなければ生きていけない時代」

引用元:はじめての三国志TV

 

三国志を楽しく語るライターセン様

 

これらのコメントは秀逸でした。猜疑心は全員、誰しも持っているもの。寧ろ猜疑心が足りない、と思う英雄は誰でしょうか?今後のアンケートの参考にさせて頂きます。

 

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ながら三国志

 

 

三国志ライター センのつぶやき

三国志ライター セン

 

今回は猜疑心について、アンケートさせて頂きました。乱世において猜疑心は必要で、しかし強すぎる猜疑心もまた、自身を滅ぼしてしまう。そんなバランスの難しさを再確認させて頂いたアンケートとなりました。

 

三国志を語るセンさん

 

今回、挙げていないメンバー、紹介しきれませんでしたが色々な人物の名前も挙げられていました。

 

センさんのとぷんver2

 

となるとやはり猜疑心は多かれ少なかれ誰しもあったのか……そう思わせるアンケート結果でしたね。ちゃぷーん。

 

 

猜疑心の強い人物アンケート

 

引用元:はじめての三国志TV

 

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セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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