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「義兄弟」とは?
「桃園の誓い」により三人は「義兄弟」になったわけですが、物語でよく聞く義兄弟とは何なのでしょうか?
ここでいう「義兄弟」は「血のつながりのない男が兄弟のような関係になる」ことを指します。
ただの臣下ではなく、より強固な信頼関係を築くために結んだ関係で、やすやすとこの絆を破ることはできなかったようです。「三国志」には「孫策と周瑜」「馬騰と韓遂」などの義兄弟が登場します。
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「桃園の誓い」が行われた場所はどこなのか?
「桃園の誓い」は創作ですが、三人が誓った村は実在します。それは劉備の故郷「桜桑村」という所です。現在の「涿州市桜桑村」にあたり、「桃園の誓い」が行われたと思われる場所には「三義宮」という神殿が建てられており、「桃園三結義」(桃園の誓い)の碑もあり観光名所となっています。
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三国志ライターみうらの独り言
「桃園の誓い」は創作のようですが、物語の主人公を盛り上げるには必要な演出ですよね。現在では三国志のような義兄弟の概念はほとんどありませんが、それほどの強固な信頼関係はうらやましいような気がしますね。
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