水滸伝はどうして70回で終わりではないのか?100回の果てに何が見えるのか?


 

 

しかしそこに

宋江、花栄(水滸伝)

 

では最終的に、水滸伝の宋江は何も成し遂げなかったのでしょうか?

 

宋江(水滸伝)

 

ただ利用され、国のために尽くしたのに、仲間たちを失い、最期は毒を飲まされて死亡。そこには悲劇しかなかったのでしょうか。ここで一歩、もう一歩だけ踏み込んで考えたいのが、水滸伝の浪漫についてです。水滸伝に浪漫があるとすれば、運命に導かれた108星が終結する、これこそ浪漫であり、70回の終幕ですね。

 

では100回は?

 

関連記事:水滸伝は創作だった?実在した?元ネタから考察する水滸伝の秘密

関連記事:張飛と性格ソックリ!水滸伝の豪傑・黒旋風、李逵と宋江の出会いとは?

 

伝説の企画 朝まで三国志 最強のワルは誰だ

朝まで三国志1

 

 

 

滅びの道

李逵(水滸伝)

 

100回は、宋江は仲間たちを説得して国に帰順、国のために戦い、その果てに始末されます。しかし最後に、その忠義は認められ、星は天に帰り、そして後に国は滅んだ。

 

夜の五丈原で悲しそうにしている孔明

 

結果を知っている人たちからすれば、滅ぶために戦っていた、滅ぶ国のために戦った人たちです。三国志演義で言うなら、諸葛亮(しょかつりょう)がそうでしょう。蜀はどうあっても滅びます。どう足掻いても滅ぶのですが、忠義のために戦い続けました。そこに、その次代の人々は浪漫を見ました。夢を見て、煌めきを感じたのではないでしょうか。

 

孔明と劉備、関羽、張飛

 

同じ時代に生まれたお話、二つの終幕に、それを感じずにはいられない筆者でした。

 

関連記事:『水滸伝』の誰が好き?晃が独断と偏見で選ぶキャラクターを考察

関連記事:【水滸伝の時代背景】徽宗朝の混乱の原因となった新法党・旧法党の争いとは何?

 

夏侯惇

 

 

 

三国志ライター センのひとりごと

三国志ライター セン

 

水滸伝と三国志演義、過程も終幕も全てが違う話が同じ時代に生まれたのは、その当時の人々がどんなものに感動したのか、その理由が込められているのではないかと思います。

 

三国志を楽しく語るライターセン様

 

正直に話すと、三国志が好きすぎて(かつ)てはさほど水滸伝には惹かれなかった筆者でした。しかし読み進めていく内に、ある種、共通する何かを読み取れるのではないかと思いました。

 

センさんのとぷんver1

 

水滸伝、まだまだ筆者はその面白さの沼の畔ですが……いずれもっともっと、沈めていけたらな、と思います。

ちゃぽーん。

 

参考文献:水滸伝

 

関連記事:本当は怖い『水滸伝』実は残酷でメンタルやられる四大奇書

関連記事:水滸伝の五虎大将軍とは誰なの?関勝・林冲・秦明・呼延灼・董平を紹介

 

【中国を代表する物語「水滸伝」を分かりやすく解説】

水滸伝入門ガイド

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
セン

セン

両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

-水滸伝
-,