三国志に登場する英雄たちの中でイケメンといえば、まっさきに思い浮かべるのが「周瑜(しゅうゆ)」ですが、他にも「孫策(そんさく)」「荀彧(じゅんいく)」「呂布(りょふ)」「馬超(ばちょう)」などは容姿端麗であったと描写されています。
蜀の重臣で人気のある「趙雲(ちょううん)」はどうだったのでしょうか?今回は趙雲が最強イケメンだった3つの理由を考察していきます。
趙雲は三国志で人気な武将の一人
三国志で人気がある登場人物の条件としては「武勇に優れている:負けない」「智謀に優れている:騙されない、臨機応変な対応ができる」「忠義に篤い:裏切らない」「容姿端麗:かっこいい」があげられるでしょう。趙雲が人気である理由は、ほぼすべての条件を満たしているからだと考えられます。
三国志演義には、趙雲は高身長で骨太な偉丈夫というように記されています。映画「海猿」に主演して大人気を博した伊藤英明のようだったかもしれませんね。伊藤英明の容姿で、強く、冷静沈着で、主君のために命がけで戦う趙雲の姿を見たら誰もがファンになってしまうのではないでしょうか。
横山三国志でも趙雲は良いキャラっぷりをしている
そんな趙雲のイメージを確立したのが横山光輝さんの三国志でしょう。線の細い趙雲などは趙雲ではありません。やはり趙雲は横山三国志のようにどっしりと構えていて、頼りがいのある存在感を感じさせてほしいものです。本当の漢のかっこよさを横山三国志の趙雲は表現してくれていますね。女性ファンよりも男性ファンの方が多いのではないでしょうか。
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趙雲がイケメンの理由
ですから、イケメンという少しチャラい言葉を趙雲にはあまり使いたくないです。ただ、漢のかっこよさを体現している英雄だけに、趙雲のイメージはやはり容姿も理想的な男性像だったに違いないという先入観にはなっていますね。
趙雲は戦場でしり込みしたり、大失態をしでかしたりというシーンがまったくありません。完璧に仕事をこなす「できる男」として描かれています。それでいてでしゃばることもないのです。まさに非の打ち所がありません。そんな趙雲がイケメンでないはずがありません。これはもはや信仰にちかいかもしれませんね。
劉備に仕えていた猛将には関羽や張飛、馬超がいますが、それぞれにミスや失態、大きな敗戦の経歴があります。それが悪いということではなく、この点が趙雲と他の武将の大きな違いなのかもしれません。
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かっこいい趙雲が登場している作品例
三国志の作品でかっこ悪い趙雲を描いているものがあるのでしょうか?
私は見たことがないですね。日本の歴史で例えると、性質は異なるものの、幕末の新選組に在籍していた土方歳三のような感じですね。誰もが憧れるような有無を言わせぬかっこよさがあります。映画「レッドクリフ」でも趙雲の武勇は主役級の活躍ぶりです。中国ドラマの「趙雲伝」では色白の超イケメン俳優が主役の趙雲を演じています。曹操が主役の漫画「蒼天航路」の趙雲はもはやポルトガルの美男子のようです。
私の大好きな小説「北方謙三三国志」でもハードボイルドの趙雲の一面が見事に描かれています(ただし活躍は少なめ)。
趙雲の評価(考察)をしたろひもと理穂の独り言
趙雲が最強イケメンだった理由を総括してみましょう。
①イケメンだと描写されているから
②イケメンらしい仕事ぶりだから
③イケメンという言葉では表現しきれない「漢らしさ」を兼ね備えているから
以上の3つになりますね。
これは私の勝手な見解ですので、みなさんが趙雲についてどうお考えなのか知りたいですね。何かイケメンだという理由ありますか?イケメンかどうかなんて関係ない!っていう意見もきっとあるでしょうね。趙雲に対する視点は男性と女性で大きく異なるのではないでしょうか。
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