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『利家とまつ~加賀百万石物語』とはどんな内容?天下人と身近に接した前田利家


 

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利家とまつ amazon

 

大河ドラマ「利家とまつ」について解説します。2002年に放映されたこのドラマは、いわゆるトレンディドラマ俳優を多数抜擢したことで話題になりました。そんな物語の主人公「前田利家(まえだ としいえ
)
」とその妻「まつ」の生涯を紹介した内容を、配役らと共に確認します。(なお本文中に登場する役者は敬称略)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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2002年のNHK大河ドラマは加賀百万石がテーマ

 

 

利家とまつ~加賀百万石物語〜は、2002年のNHK大河ドラマで、1月6日から12月15日までの間に放送された作品です。大河ドラマとしては41作目。内容は江戸時代に加賀百万石と言われた加賀藩の祖・前田利家(まえだとしいえ)とその妻・まつの物語です。主演の利家役は唐沢寿明からさわとしあき)、まつ役を松嶋菜々子(まつしまななこ)により演じられました。

 

作品としては利家とまつのふたりが出会って結婚し、やがて戦国大名として信長、秀吉の時代を生き抜き、最終的に家康から加賀藩110万石(加賀・越中・能登の3国)を拝領した人物として描かれています。そしてこのドラマは今までの大河ドラマと少し趣が異なったのがその配役。当時民放で視聴率が取れるトレンディドラマで活躍した若手俳優を数多く採用した点が大きな特徴です。唐沢・松嶋もそんな俳優のひとりでした。

 

利家とまつに登場する織田信長は反町隆史

 

さらに松嶋のリアルでの夫で、入籍直後でもあった反町隆史(そりまちたかし)も、織田信長(おだのぶなが)役で登場するなど話題沸騰。ビデオリサーチ社が調べたところ、平均視聴率が22.1%、最高視聴率が27.6%を記録しました。そして地元石川県では40.5%と驚異的な平均視聴率。地元で愛されたドラマであることがうかがえます。

 

若いころの前田利家は槍の又左衞門

前田利家

 

利家は、前田利春(まえだとしはる)(ドラマ上では菅原文太(すがわらぶんた)演じる利昌(としまさ))の四男として1529(天文7)年に尾張の荒子村(名古屋市中村区荒子)に生まれました。幼名は犬千代(いぬちよ)と言います。父・利春は織田家筆頭家老の林氏に仕えていました。利家が14歳になると信長の小姓となります。当時の利家は短気で喧嘩早い若者。「かぶき者」と呼ばれる派手な格好を好みました。

 

無断参戦して手柄を立てる前田利家

 

元服して前田又左衞門利家と名乗ります。初陣から首級をひとつあげる功績をあげました。また槍を駆使して闘ったことから「槍の又左衞門」との異名を持ちます。この功績は目を見張るものがありました。それは敵に矢で右目下を追い抜かれながらも、逆に打ち取っています。その甲斐あって信長からは親衛隊的な直属部隊「赤母衣衆(あかほろしゅう)」筆頭に抜擢されました。さらに100貫の加増をうけるなど、確実に出世して行きます。そしてそのころに「まつ」と結婚しました。

 

茶坊主で信長の寵愛を受けた拾阿弥との関係性

 

ところがそんな矢先に事件が起きます。茶坊主で信長の寵愛を受けた拾阿弥(じゅうあみ)(ドラマでは出光秀一郎(いでみつしゅういちろう)が演じる)。彼は信長の威を借る狐のような存在で、配下の武将に横柄な態度を取りつづけました。利家に対しても、まつの実父の形見とされた「佩刀の笄(こうがい)」を盗んだり、侮辱を重ねたりします。ついにたまりかねた利家が、信長の面前で拾阿弥を殺害。

ちょっとしたことでブチ切れる織田信長

 

激怒した信長により出仕を禁じられてしまいます。

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Soyokaze

Soyokaze

ライター自己紹介: 旧石器から現代史、日本、中国、西洋とどの歴史にも興味があります。 小学生のころから歴史に興味があり、歴史上の偉人伝を呼んだり、 NHKの大河ドラマを見たりして歴史に興味を持ちます。 日本のあらゆる歴史に興味を持ち、旧石器や縄文・神話の時代から戦後の日本までどの時代も対応可能。 また中国の通史を一通り読み西洋や東南アジア、南米に至るまで世界の歴史に興味があります。 最近は、行く機会の多いもののまだあまり知られていない東南アジア諸国の歴史にはまっています。 好きな歴史人物: 蘇我入鹿、明智光秀、石田三成、柳沢吉保、田沼意次(一般的に悪役になっている人たち)、溥儀、陳国峻(ベトナムの将軍)、タークシン(タイの大王) 何か一言: 勝者が歴史を書くので、歴史上悪役とされた敗者・人物は本当は悪者では無いと言ったところに興味を持っています。

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