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中国四大美女のひとり貂蝉

2015年1月19日


 

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貂蝉

 

中国五千年の歴史の中には、たくさんの魅力ある女性が登場しますが、中でも「中国四大美女」と呼ばれる美人たちがいます。

 

誰を入れるかは諸説ありますが、一番ポピュラーなものは、

・西施(せいし)(春秋)

・王昭君(おうしょうくん)(前漢)

貂蝉(ちょうせん)(後漢)

楊貴妃(ようきひ)(唐)

の四人となっています。

 

楊貴妃

 

このうちの三人、西施・王昭君・楊貴妃は実在の人物です。しかし、三国志のヒロイン、貂蝉だけは架空の人物なのです。そんなのありなのか、とも驚きますが、それだけ、『三国志演義』のヒロインである貂蝉が、人気があるといことを示しているのでしょう。

 

小野小町

 

考えてみれば日本の小野小町だって、いまいちどんな人なのかよくわからない女性ですよね。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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美女連環の計

貂蝉

養父王允の願いで、貂蝉は二つの兵法を用います。これを合わせて、「美女連環の計」といいます。まずその一、「兵法美人の計」です。これは、兵法三十六計の第三十一計にあたる戦術です。美人を献上し、色仕掛けを用いて、敵の戦意を喪失させ、敵の弱ったところを叩く策です。

 

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董卓と呂布は離間の計にハマる

呂布 バックブリーカー

 

貂蝉は、董卓呂布の二人を色仕掛けで落としました。そしてその二、「離間の計」です。これは、二者の仲を引き裂くことにより、結びつきを解消させる心理戦です。

 

貂蝉を奪い合う董卓と呂布

 

貂蝉は、呂布の前では一緒になれないことを嘆き悲しみ、董卓の前では、呂布のことを嫌ったふりをして、二人の仲を引き裂きました。ここに美女連環の計が成立です。

 

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貂蝉その後

連幹の計 呂布 貂蝉

 

貂蝉は架空の人物だけあり、董卓亡き後のその後についても諸説あります。呂布の妾になって彼について回り、呂布の死後、消息がわからなくなったというのが『三国志演義』での記述です。そのほかには、呂布の死後、曹操にとらえられたのち、関羽に殺されるというもの、あるいは、美女連環の計を用いて報国の義を尽くしたとして関羽に称賛されるというものもあります。また、計略を成し遂げたのち、自害するという話もあります。

 

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