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とっても皇帝になりたかった袁術

この記事の所要時間: 233


袁術 はちみつ

 

197年に袁術(えんじゅつ)は皇帝を自称しますが

諸侯から猛反発をくらい、孤立し、最終的には誰からも見放され

袁術「は、はちみつ水飲みたい……」

部下「んなもんあるか!」

というふうに残念な感じで死んでいくことになります。

 

この袁術の皇帝即位、『三国志演義』では

孫策から伝国の玉璽を渡されたことがきっかけとなっていますが

実は袁術はかなり初期のころから、「皇帝になりたい」という

気配がぷんぷんしてくる人でした。




わしも皇帝になれるかな?

袁術 伝説 ゆるキャラ

 

時はまだ董卓が政権を握っている頃にさかのぼります。

連合軍に攻め込まれた董卓は、洛陽を捨てて長安に遷都しました。

その頃、董卓に対抗するために、

漢室の血を引く劉虞(りゅうぐ)を皇帝に擁立しようという動きがありました。

 

袁紹からこの話を持ちかけられた袁術は

「わしは董卓を滅ぼすことしか考えていない!」といって

大反対をします。

 

このとき人々は、

「あいつ、もしや自分こそが、と帝位を狙っているんじゃないか?」

と噂したそうです。

 

関連記事:洛陽に続き、長安でも好き放題をした董卓

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よし、人材を集めよう

袁術とkawauso

 

揚州で勢力を蓄えていたころ、袁術は旧知の陳珪(ちんけい)に手紙を書きます。

 

秦の末期には、群雄が政権を奪い合って、力のあるものが天下を手にした。

今もそれと似たような状況だ。

わしが大事業を成し遂げるときには、ぜひとも君を腹心として迎えたい。

 

ただ手紙を書くだけならず、

袁術は陳珪の次男、陳応(ちんおう)を人質にとります。

このあたりに、袁術の人望のなさの理由があるような気がしてなりません。

 

陳珪は袁術の手紙に対し、

「今は秦末ほどひどくない状況ですから……」

と断りの返事を書きました。

 

残念ながら、天下を取るための優秀な人材集めも

困難を極めました。

 

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献帝も終わりだな。そろそろわしが……

袁紹&袁術

 

献帝が長安を追われてさまよっていたころ、

「漢王室落ちぶれたり!」

と袁術は手をたたいて喜びます。

 

ついに家臣たちに、自ら皇帝を名乗ろうと思っていると

打ち明けるのです。

 

初めはみんな、恐れ多いので下を向いて黙っていましたが

一人の男がぽつりと発言しました。

「まだ……漢室は滅亡していませんが……」

袁術はむっとしましたが、この場はその野心を引っ込めました。

 

 

天命に応えることにする

袁術くやしいいい

 

しかしその2年後、とうとう我慢できなくなりました。

袁術はついに、天命を示す瑞兆が降りた、と言いだします。

また、袁家は陳の舜帝(しゅんてい)の末裔を名乗っていたので

五行思想で火徳にあたる漢の次に来るのは、

土徳の袁家だと主張しました。

 

あくまで

「わし、みんなの期待に応えて皇帝になる」

と言ったのですが……誰もついてきませんでした。

 

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耳で聞いて覚える三国志

 

—自称皇帝の袁術をたっぷり紹介!—

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この記事を書いた人:東方明珠

キリン(東方明珠氏)はじめての三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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