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三国志演義に登場する兵器

この記事の所要時間: 234




三国志 武具 軍備

 

三国志演義は、羅漢中(ら・かんちゅう)、或いは施耐庵(し・たいあん)が、

それまでに伝わる多くの三国志関連の話を総合して書いたものです。

 

その成立時期は、元末、明初なので西暦1370年頃、

ですから、本当の三国時代(180年~265年)には登場しない

兵器も普通に出てきています。




三国志演義の著者の考え

セイリュウ刀と蛇矛 張飛

 

三国志演義を書いた人々は、歴史家ではないので、時代考証には

熱心ではなく、面白ければそれでよしという考えなので、

例えば関羽(かんう)や張飛(ちょうひ)が、400年後の

唐の時代の鎧を着ているという事も普通にある事だったりするのです。

 

それはさておき、ここでは、三国志演義に登場する兵器について、

ちょっと紹介してみましょう。




三国志演義で登場する兵器一覧

三国時代の兵器(魏軍合体ロボ) 曹操

 

①衝車(しょうしゃ):衝車とは、堅い城門を打ち破る為の攻城兵器です。

巨大な丸太の先端を磨ぎ、車輪のついた台車に乗せて、

城門に向かって突進させます。

衝車自体に火をつけて、門に突撃させ、破壊と同時に

火災を狙うというタイプのものもあります。

 

②霹靂車(へきれき・しゃ)

発石車 曹操

 

投石兵器の事で霹靂とは雷の事。

梃子の原理を応用し、長い棒の先に石や油壺をセットし、綱や、

動物の腱で造った紐を大勢で引っ張って遠くまで石を飛ばします。

官渡の戦いで曹操(そうそう)が、袁紹(えんしょう)軍の櫓を

撃破した事で有名です。

 

③雲梯車(うんてい・しゃ)梯子がついた攻城塔です。

城壁に接近させてから、梯子を降ろして、兵士を突入させる兵器で、

一番上に突入する兵士、下には、城からの攻撃に対応する

弓矢や矛を持った兵士がいて、突入する兵士を援護します。

 

三国志の時代には、城壁の高さも30メートルにも到達したので、

雲梯車の高さもこれに比例して高くなりました。

 

 

④連弩(れんど)

石弓兵強い 袁紹

 

通常の弓矢と違い、機械仕掛けで発射される矢です。

一度、装填すると次々と発射でき、15秒間に10本発射できたとも、

ぶれないので、訓練が少ない歩兵でも命中率を高める事が出来ました。

 

 

⑤虎戦車(こ・せんしゃ)

黄月英

 

諸葛亮(しょかつ・りょう)の妻、

黄夫人が発明したとされる獣形をして、口から火炎を吹く戦車です。

南蛮征伐事の猛獣除けとして開発されたとされますが、

演義上にしか登場しないフィクションと考えられています。

 

 

⑥木牛・流馬(もくぎゅう・りゅうば)

木牛

(photo by wikipedia 木牛)

 

諸葛亮が発明したとされます。

北伐で蜀軍は、長い移動距離を越えて魏に攻め込んだので、

食糧不足に常に悩まされました。

 

牛や馬を運搬に使うと飼料が大変なので、一輪車である、

木牛・流馬を考案して兵士の力で物資を運搬しようとしたのです。

兵器ではありませんが、蜀軍の戦争遂行になくてはならない

道具で兵器に準ずるものと言えるでしょう、、

 

⑦地雷(じらい)同じく諸葛亮(しょかつりょう)が発明したとされています。

地面に埋めるのではなく、導火線がついていて、ここに火をつけて

投げ込み、爆発させる爆裂弾の仕組みのようです。

諸葛亮の南蛮征伐で、矢も矛も通らない南蛮軍の藤甲が

火には弱い事を知った孔明が発明しました。

このような可燃性が高い火薬は三国志の時代には未発達で、

唐代に入らないと見られない事から、演義の創作と思われます。

 

以上は、三国志演義に登場する兵器の一部です。

中には、名前が違うだけで似たような構造の兵器も登場します。

 




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どうも、kawausoでーす、好きな食べ物はサーモンです。
歴史ライターとして、仕事をし紙の本を出して大当たりし印税で食べるのが夢です。

もちろん、食べるのはサーモンです。

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