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周瑜はどうやって時代を超越した軍師・魯粛を手に入れたの?

2015年3月30日


 

周瑜 孫策

 

孫策と周瑜は幼馴染です。

周瑜は盧江郡(ろこうぐん)の名家の出身でした。

 

董卓討伐に向かう孫堅が、家族を盧江郡に住まわせたとき、

周家が屋敷を彼らに譲ったことから、交流が始まりました。

孫策と周瑜は義兄弟の契りを結び、

のちに、共に江東平定に乗り出します。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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美形キャラといえば

周瑜

 

『正史』にまで「成人するにつれて立派な風采をそなえていった」と

記される周瑜(しゅうゆ)は、三国志の中でもおそらく五本の指に入るであろう

美形キャラです。

 

その美しさから、美周郎(びしゅうろう)と呼ばれていたそうです。

美周郎って……、日本人の耳には馴染まない呼称ですね。

 

直訳してみれば「イケメン周くん」と呼ばれていたと。そういう感じです。

みんなやめてあげて……!

 

また孫策も「秀でた容姿をそなえている」と記された周瑜に負けない

美形キャラです。

さらに二人して、美人姉妹の大喬(だいきょう)・小喬(しょうきょう)を

娶るというところが、出来すぎていますよね!

 

軍師たちの運命の出会い

魯粛

 

さて孫策と周瑜が共に江東平定のために奮闘していたころのことです。

もう一人、のちの呉の命運を変える人物と出会います。

 

周瑜の後継として呉を盛り立てていく名軍師、魯粛(ろしゅく)です。

 

周瑜が孫策と別行動していたとき、

袁術から「配下にならんか~」という誘いを受けます。

 

周瑜としたらにべもなく断りたいところですが、

いざこざを起こすのも面倒くさいのでその場を離れ、居巣県へ向かいます。

 

そこから孫策のもとへ戻ろうとするのですが、少々懐が寂しい。

そんなとき、大富豪の魯家の跡継ぎ息子の噂を耳にします。

 

その人は魯家の出木杉君……ではなく、「出来損ない」君と呼ばれていました。

家業をほっぽり出して剣や馬や弓に熱中していて、

困っている人を見ると財貨をばらまいているといいます。

 

そこで周瑜は資金と食料の援助を求めに行きました。

周瑜の話を聞いた出来損ない君魯粛は、魯家にある二つの米蔵のうち

一つを周瑜にどーんと差し出します。

 

周瑜はこのとき魯粛の並々ならぬ才覚を見抜き、交流を始めます。

 

その後魯粛のもとにも袁術から「配下にならんか~」との打診が来ます。

魯粛はそれをきっかけに周瑜のもとに身を寄せることになり、

こうして周瑜と一緒に孫策のもとへはせ参じるのです。

 

孫策にとっては魯粛の差し出した米蔵よりも、魯粛本人がなによりの

手土産になったことでしょう。

 

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この記事を書いた人:東方明珠

東方明珠 三国志

こんにちは。とうほう めいしゅです。

中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。

もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。

当時はゲームセンターに通いつめました!

まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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東方明珠

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中国は上海の雰囲気が好きなので、テレビ塔の「トンファンミンジュ」を名乗っています。もともと『水滸伝』の大ファンで、『三国志』に興味を持ったのは、アーケードゲーム「三国志大戦」がきっかけです。当時はゲームセンターに通いつめました!まだまだ中国史について勉強中ですが、精いっぱい面白いことを探してお伝えしたいと思っています。

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